ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

ご本人によるカヴァー・ポップスだ!

昨日、きたかたさんも書かれていましたが、カヴァー・ポップスから、しだいに日本オリジナルのポップスへ移行する時代に坂本九さん唄う「上を向いて歩こう」が登場しました。この曲を主題歌にした九ちゃん主演映画「上を向いて歩こう」(1962 舛田利雄監督)については、当ブログ2016年8月31日に書きましたのでご参照ください。永六輔さん+中村八大さん+坂本九さんの六・八・九トリオのこの名曲がアメリカのビルボード誌のチャート1位に輝いたのは、1963年6月15日から29日の3週です。明日15日でちょうど55年がたちます。
この1963年、他にどんな曲がトップを獲得したかというと、まず1月にトーネドースの「テルスター」がありました。前年末に打ち上げた通信衛星の名前を冠した曲で、いよいよ宇宙時代の到来という背景がありますね。2月には「ヘイ・ポーラ」(ポールとポーラ)が3週間1位を獲得しました。「ヘイ・ポーラ」は田辺靖雄さんと梓みちよさんがカヴァー(訳詞は、みナみカズみさん)していましたから、まさにカヴァー・ポップスと和製ポップスが混在していた時代です。
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そして、「スキヤキ(上を向いて歩こう)」の3曲前の1位獲得曲が、まだ13歳のリトル・ペギー・マーチさんの「アイル・フォロー・ヒム」であります。
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この3週連続1位のヒット曲に漣健児さんが訳詞をつけていますが、何と!それをリトル・ペギー・マーチさん本人が歌っています! 

先日ご紹介した2枚組CD「サザナミ ケンジ コレクション」に入っていますが、なかなかはっきりした日本語で歌唱しています。このCDには他にも、♪Lと書いたらlook at me~ と漣さんが絶妙の訳詞をつけた「ラブ」をナット・キング・コールさんが歌っていたり、ニール・セダカさんが自作の「涙の小径」を漣さんの日本語詞で歌っているヴァージョンが収録されています。ニールさんは実にうまくて、知らないで聴いたら「普通に日本人が歌っている」と思ってしまうのではないかと思います。 本家が漣さんの日本語詞を歌う……日本の音楽マーケットが注目されてきた証しでしょう。そんな時代の到来にカヴァー・ポップスは大きく貢献したわけです。     (ジャッピー!編集長)
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カバーポップスと重なる和製ポップス

1950年代末から流行ったカバーポップス時代に和製ポップスが頭角を現して、そして和製ポップスの時代へと流れてゆきまし。カバーポップスは洋楽の曲に漣健児さんの大活躍で、日本語の歌詞をつけて歌うというスタイルでした。そんな中から日本のオリジナルポップス曲に日本の歌詞で歌うというスタイルが生まれて来ました。日本人は家電商品でも車でも料理でも何でも、コピーからオリジナルに昇華してゆくのが、天才的にうまい民族だなって思います。多分外来品に対しての拒絶感というのが無くて何でも興味を抱くオープンポジティブマインドをDNAのどこかに持っているのでしょうね。
アッ話それてしまいました。和製ポップスの代表は、1961年に日本で大ヒットした「上を向いて歩こう」です。天才コンビ中村八大氏の作曲、永六輔氏作詞になるこの曲は1963年全米ビルボード誌の週間1位を獲得したことは周知のことですね。
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ザ・ピーナッツはまさに和製ポップスのクイーンでは?と僕は思います。1959年デビュー曲「可愛い花
」から、カバーポップスも沢山ヒットしていましたが、1962年オリジナルヒット曲「ふりむかないで」
のかわいいポップなメロディーなんか僕は大好きです。

この作詞作曲コンビ、岩谷時子さん、宮川泰さんで、翌年ザ・ピーナッツの代表曲「恋のバカンス」が生まれています。
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僕はこの時代感と楽曲、特に二人のハーモニー&ユニゾンが、一人のシンガーが被せて歌っているような透明感があって、もう大ファンなのです。未だにヘッドホンでたまに聴いているのです。
和製ポップスは他のシンガーの曲でも沢山あります。そしてそれがいつしか歌謡曲と呼ばれるように
なったのか?はじめから歌謡曲と呼ばれていたのか?また、今度和製ポップスのお話しで盛り上がりたいと思います。  ちゃんちゃこ42 きたかたよしろう

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懐かしい番組、懐かしい言葉

今、楽しみにしているラジオ番組が、ニッポン放送で日曜夜23時30分からの「吉田拓郎のラジオでナイト」です。1時間、拓郎さんがひとりでお喋りをしたり、リスナーからの手紙を読んだり、往年の深夜放送のような懐かしいテイストが気に入って欠かさず聴いています。その番組の中に「マイ・フェイバリット・ソング」というコーナーがあって、拓郎さんがお気に入りの曲をかけるコーナーがあります。橋幸夫さんの「潮来笠」から、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」まで様々なんですが、先日は ジミー・ジョーンズさんの「グッド・タイミング」がかかりました。
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そうです。坂本九さんがカヴァーした「ステキなタイミング」の原曲です。拓郎さんは、若い頃聴いて、何てゴキゲンで耳に残る歌だろうと気に入っていたそうです。
昨日の当ブログで紹介した2枚組CD「サザナミ ケンジ コレクション」の1枚目のトップを飾るのは、この坂本九さん唄う「ステキなタイミング」です。元々は「ビキニスタイルのお嬢さん」(←田代みどりさんのヴァージョンも有名)のB面で、ジャズ喫茶などで九ちゃんが英語で唄っていた曲だったそうです。それに漣さんが訳詞をつけたわけです。元々、九ちゃんのレパートリーだったわけですから、♪ティカ ティカ ティカ~というところのリズムはお手のもの、いいノリで唄っています。
漣さんの日本語詞は、もう独自の展開です。 ♪ 火の玉投手のドロップに バットをちょいと合わせ 逆転ホーマー打つのも いるのはタイミング~ と来ますから! 「火の玉投手」というのは当時、毎日オリオンズにいた荒巻淳投手の異名でしたが、「ドロップ」というのも当時ならではですね。ドロンと落ちるカーブ系統ですが、今の野球で耳にすることはありません。逆に、昔の人がタイム・スリップしてきて今の野球中継を聴いたら、「ツーシーム」とか「ムービング・ファスト・ボール」とか何のことかわからないでしょう。また、♪ 頑固おやじが可愛がる 箱入り娘をこっそり デートにさそうのも いるのはタイミング~ なんてのも当時のホームドラマや映画の雰囲気が感じられます。まだまだ、お父さんに威厳があって、厳しい門限があって…… 今、「箱入り娘」なんて絶滅危惧種でしょうか、めったに聞かない言葉、少なくとも今のアイドルが唄う曲には出てきません。

「ルイジアナ・ママ」の 「ビックリぎょーてん」や「あたりき しゃりき」なんてのも今じゃ死語ですね。漣さん訳詞のカヴァー・ポップスを聴くと、こんな風に、今じゃ聞かないちょっと懐かしい言葉に再会します。言葉は生きものでだなあとつくづく感じますし、こういった言葉が使われた時代の匂いや風景がよみがえってくるのも楽しいです。    (ジャッピー!編集長)
 火の玉投手
    ちょいと失敬。荒巻淳投手のイラストをかれこれ17~8年前に描いていました。
                               (ハピイ氏橋)
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漣健児さんワールドを堪能せよ!

漣健児(さざなみけんじ)さんが日本語詞をつけた「東京ビートルズ」の「抱きしめたい」は、スリー・ファンキーズも唄っていました。

こちらも1964年4月リリースですから、競作というわけです。高橋元太郎さん(のちの「うっかり八兵衛」)が脱退したあとで、当時は、長沢純さん、手塚しげおさん(「矢車剣之助」!)、高倉一志さん(のちの藤健次さん)からなるスリー・ファンキーズは、カヴァー・ポップスのアイドル・グループという感じで、他にも漣さんの訳詞曲を唄っていました。
また、ビートルズの曲ということで言えば、後期(もう青盤時代だ!)(アルバム)「ザ・ビートルズ」=いわゆる「ホワイト・アルバム」に収録)も漣さんが日本語詞をつけています。ポール・マッカートニーさんが作ったオリジナルは、デズモンドがモリーに好きだと告白して……というポールさんお得意のストーリー仕立ての楽しい曲ですが、これが、漣さんの手にかかると、♪太郎が花子をみそめ 好きになったとさ……という風になるのです。原曲のちょっと不思議なおとぎ話ぽいニュアンスが「太郎と花子」というベタなネーミングで出ているし、この意訳は必聴の価値ありです。そして、唄っているのはカーナビーツなのです!
 
考えてみれば、カーナビーツ最大の代表曲、あのアイ高野さんがステイックを突き出し、♪お前のすべてを~ と絶叫した「好きさ 好きさ 好きさ」も、ゾンビーズの曲に漣さんが日本語詞をつけたものでした。漣健児さんはカヴァー・ポップスの時代にとどまらず、GSの時代になっても輝き続けたのでした。
僕は「サザナミ ケンジ コレクション」という2枚組のCDを持っていて、全50曲が収録されているのですが、曲に合わせた見事な訳詞には感動すら覚えます。クリスマス・ソングの定番「赤鼻のトナカイ」や「ママがサンタにキスをした」なんてのも訳詞は漣さん。ポール・モーリア「恋はみずいろ」の ♪ 青い空が~お日さまにとける~ という、これしか考えられない日本語詞も漣さん。この守備範囲の広さ、クオリティの高さは本当に超人的です。

この2枚組CD、1枚目の1曲目に
、2枚目の1曲目に飯田久彦さんの「ルイジアナ・ママ」を配していますから、数多い漣さん訳詞のカヴァー・ポップスの中でも両横綱ととらえているのでしょう。僕も同感です! 「ルイジアナ・ママ」の ♪ ビックリぎょーてん 有頂天~ とか、この言葉に対する柔らかな感性、ちょっとかなう人はいません。     (ジャッピー!編集長)   
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ミート・ザ・東京ビートルズ!

カヴァー・ポップスの時代の漣健児(さざなみけんじ)さんの活躍は超人的です。あの曲もこの曲も、という感じでほとんど一手に引き受けていると言ってもいいぐらいです。漣健児=草野昌一さんの弟さん、草野浩二さんが東芝レコードのディレクターをしておられました。当時は作詞、作曲家は専属制で、新参の東芝レコードには定評ある作詞、作曲家が使えなかったという事情もあったようです。各社の争奪戦の中で、昌一さんが新興音楽出版社で「ミュージック・ライフ」の編集長だったので、いち早く海外からのテスト盤を聴かせてもらい、すぐに訳詞をしてもらう……ということで量産していったのだそうです。
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コニー・フランシス「ヴァケイション」、デル・シャノン「悲しき街角」「花咲く街角」、フォー・シーズンズ「シェリー」、リトル・リチャード「ジェニ・ジェニ」、ニール・セダカ「すてきな16才」、ボビー・ダーリン「マック・ザ・ナイフ」、エルヴィス・プレスリー「G.I.ブルース」「ロッカ・フラ・ベイビー」……と漣健児さん訳詞の曲をあげればキリがありません。そして、何とビートルズの曲の訳詞も手掛けています! 
ビートルズがアメリカのヒット・チャートに登場するのが1964年1月。本格的に世界に知られるようになったわけですが、その1964年3月には「東京ビートルズ」が結成されるのだから、当時の洋楽の取り入れ=カヴァー・ポップスの速攻ぶりはスゴイです。
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「東京ビートルズ」として急遽集められた4人のうち、2人は楽器が出来なかったといいますからその即席のほどがわかります。彼らは、シングル2枚(「抱きしめたい」+「プリーズ・プリーズ・ミー」、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」+「ツイスト・アンド・シャウト」)を出していて、AB面合わせて4曲、カヴァーしていますが全てに日本語詞をつけたのは、もちろん漣健児さんであります。
「抱きしめたい」の♪ I can't hide, I can't hide ~のところを ♪俺さ 俺さ 俺さ~ とするところなどその発想がすごすぎます。
また、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」で、♪ 買いたいときにゃ 金だしゃ買える ダイヤにミンク 何でも買える それでも買えない 真心だけは~ という所も絶妙です。

僕はこの4曲が入った復刻CDを持っていますが、たまに聴きたくなります。もっとカヴァーしてアルバム出してほしかったですね。
演奏はゆるいですが、ヴォーカルには熱が感じられ、当時としては大健闘ではないでしょうか。何といっても、のちの日本のロック系ミュージシャンみたいに(例えば桑田佳祐さんみたいに)日本語を崩すのではなく、母音も一語ずつはっきり聞こえる日本語で唄っているのがいいと思います。   (ジャッピー!編集長)
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きたさん
1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
ハピイ氏橋
昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
独自の目線で昭和の面白さを掘り起こすイラストレーター
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