ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

1968年のスパイダース

スパイダースの映画で、「ヘルプ! 4人はアイドル」(1965 リチャード・レスター監督)に
似ているといえば、「ザ・スパイダースのバリ島珍道中」(1968 西川克己監督)もそうです。
SID0019843_fhds

「ザ・スパイダースの大進撃」(1968 中平康監督)はスパイダースが日本国内の演奏旅行中に事件に巻き込まれるという設定でしたが、こちらは世界演奏旅行と一段、グレードアップというか、グローバル化しております。で、こちらの作品では、何とプルトニウム(!)を香港に密輸しようとする某国のスパイが税関を通過するために、スパイダースが演奏旅行に持っていくアンプの中にしこむというものです。「大進撃」のダイヤをタンバリンに仕込むのと基本的に同じです。それをめぐってドタバタが展開されるのも同じなので、混同してしまいます。というか、混同してしまいました。実は、昨日書いた「大進撃」の2人組の悪玉・内田良平さんと高品格さんのコンビはこっち、「バリ島珍道中」の方に出ていたのでした。もう記憶がミックスチャーしてしまいました。
何しろ、僕はこれらを2本立てで観ていたのです。(今は無き大井武蔵野館、約23年前に観たっきり。) 覚えているのは、杉本エマさん扮するビキニの美女がなぜか関西弁だったのと、都合よくバリに永住している日本人女性がいたこと。ラストは強烈なので、鮮明に覚えています。スパイダースが「もう悪者に追われるのは嫌だ!」と言って、プルトニウムを処分しようとあちこち行ったあげく、バリ島の寺院の庭に埋めちゃうんです。(さすがに埋めるところはセット撮影だったようですが……)それで、「この平和なバリ島でプルトニウムも静かに眠り続けるだろう」なんて能天気なこと言って、ポカーンとしているバリ島民の前でスパイダースが「真珠の涙」を唄ってめでたし、めでたしで終わるのです! 今だったら絶対ありえない、抗議が殺到して上映禁止になりそうな結末。しかし、放射能の心配なんて何もしない、この程度の知識と安全神話だったから原発をニョキニョキ建てちゃったんですね、きっと。
ラストの「真珠の涙」以外にも「ヘイ・ボーイ」や「サマー・ガール」などスパイダースの曲が色々聴けますが、冒頭のタイトルロールのシーンでゴーゴー風に踊る女の子のシルエットにかぶさる「赤いドレスの女の子」がノリのいい曲で印象的です。シングル「真珠の涙」のB面ですが、これらの曲を含んだ「明治百年 すぱいだーす七年」というアルバムは彼らの6枚目にして初の全曲メンバーが作曲を手掛けた意欲作です! 凌雲閣をモチーフにしたジャケットも素晴らしい。井上堯之1曲、大野克夫4曲(1曲はモダンジャズ風のインスト曲)、井上順1曲、かまやつひろし7曲がその内訳で、「真珠の涙」「赤いドレスの女の子」はともにムッシュ作曲です。そういえば、1968年という年は明治100年ということがずいぶん言われた年でした。明治維新の志士たちのようにGSというジャンルを定着させたパイオニアであるとの自負から作られたアルバムであると、「明治百年 すぱいだーす七年」のライナーノーツに書いてあります。    (ジャッピー!編集長)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

スパイダースの曲がたっぷり聴ける映画

ダウンロード (20)
ザ・スパイダースはGSブームの真っ只中、主演映画を撮っていますが、そこにもビートルズの影響がうかがえます。日活でヒット曲の映画化、「夕陽が泣いている」(1967 森永健次郎監督)のあと、4本の主演映画を撮っていますが、2作目、「ザ・スパイダースの大進撃」(1968 中平康監督)などは、明らかに「ヘルプ! 4人はアイドル」(1965 リチャード・レスター監督)を意識したような作品です。
「ヘルプ! 4人はアイドル」は、リンゴの指にはめられたいわくつきの指輪をめぐって追いかけられるストーリーでしたが、、「ザ・スパイダースの大進撃」の方は、密輸団が高価なダイヤを堺正章さんのタンバリンに仕込んで、それと知らないスパイダースの面々が色々あぶない目にあったりするというものです。たしか、脚本には倉本聰先生が入っていたと思います。このタンバリンを狙っている悪者が2グループいて、ひとつが真理アンヌさんをボスにした国際密輸団です。スパイダースがあちこち公演に行くたびに、どの会場にもいるので、スパイダースはアンヌさんを熱心なファンと勘違いしたりします。ダイヤを横取りしようとするもう1組は、内田良平さんと高品格さんという一目でギャングとわかるコンビなんですが、笑えるのは、アンヌさんの一味が登場すると、バックにシタールか何かインドっぽい曲が流れ、日本人ギャングが現れると、間の抜けた尺八の音が聞こえてくるのです。何というわかりやすさ!
アンヌさんの手下で、黒メガネをかけている殺し屋の草薙幸二郎さんはなぜかいつも牛乳(懐かしのテトラ・パックなのです!)を飲んでいたり、小ネタも楽しいドタバタ喜劇です。もちろん、曲の方もスパイダースは各地を公演している設定ですから、演奏シーンはたっぷり観られます!「夕陽が泣いている」「風が泣いている」「バンバンバン」「メラ・メラ」「いつまでもどこまでも」「あの時君は若かった」……と、ベスト盤的にヒット曲が聴けます。おまけに、同じプロダクションで、当初はスパイダースの弟分として売り出されていたテンプターズも登場、「忘れ得ぬ君」「今日を生きよう」が聴けます。ヴィレッジ・シンガーズも「バラ色の雲」を披露するので、GSファンには嬉しい映画です。
また、スパイダースの演奏シーンでマチャアキがステージで歌っていると、観客席におばあさんに扮した堺駿二さんがいて、「まったく今の若いもんは髪を女みたいに伸ばして、親の顔が見たいよ!」なんて毒づくので爆笑です。
そんなマチャアキも今年70歳。来たる8日には青山のブルーノートで「70th バースデー・アニバーサリー・セレブレーション」と題したライブを行うそうです。料金は5万円……ふところに余裕がある方は是非どうぞ。
(ジャッピー!編集長)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

GSエキサイティング① 日本のバンドブームの幕開けはGSだった

スパイダースindex

1966年ビートルズが来日した。
ダウンロード (8)

そしてそのウエーブはこの年1966年ごろからうねり出した。
僕は小学校5年生だった。翌年、テレビではザ・モンキーズショーが始まった。
モンキーーズindex

バンドメンバーが興すドタバタバラエティーだが、楽曲のすばらしさは子供心にも刺さった。
ビートルズ来日の年の秋ごろから日本でもそんなバンドスタイルのグループがTVのブラウン管に登場してきた。
グループサウンズだった。
お揃いのコスチュームに当時としては長い髪。今までにないアクティブな兄貴達の登場に
カッコいいなぁ~と思っていたのでした。
これから、暫くこのグループサウンズを僕なりの目線でピックアップしてゆきたいと思う。
まずはじめに登場するのは、GSブームの魁となった「ザ・スパイダース」。
スパイダースindex

このバンドは解散後の各メンバーの活躍をみてもスーパーバンドだったことがよくわかる。
ビートルズ来日以前から活躍していたこのバンド、1966年には「夕日が泣いている」の大ヒットを飛ばしている。
GSここに在りと日本中に知らしめたバンドだった。
ザ・スパイダースの楽曲はブリティッシュビートロックの匂いがプンプンする。
ムッシュかまやつさんのセンスの良い曲。田辺昭知さんのタイトなドラム、大野克夫さんのキーボード、井上孝之さんのギター、これだけでもすごいグルーブだと思う。また大野さんの楽曲才能は後の「時のすぎゆくままに」などので輝いている。井上孝之さんは後に井上孝之バンドとして、ジュリーやショーケンのサウンドを固めている。
このPOPなバンドのデビュー曲「フリフリ」(作詞作曲かまやつひろし)


ちゃんちゃこ41 きたかたよしろう

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

カストロと座頭市

先月25日、キューバの前・国家評議会議長、フィデル・カストロ氏が亡くなりました。90歳。聞くところによると、CIAからは600回以上も暗殺を企てられたといいますから、大往生といっていい(盟友・チェ・ゲバラは1967年、ボリビアで処刑、39歳)と思いますが、キューバ国民の悲しみは深く、国全体が9日間喪に服していたそうです。
生前、親日家で知られたカストロ氏は、映画が好きで、中でも「座頭市」がお気に入りだったそうです。大国・アメリカに立ち向かい、決して屈しなかった自身を、多くの敵に囲まれてもバッサバッサと斬り倒す座頭市の姿に重ね合わせたのかもしれませんね。シリーズの中でどの作品が一番好きだったか、聞いてみたかったですね。
「座頭市」シリーズの中で、共産主義指導者が登場するのは、第16作「座頭市牢破り」(1967 山本薩夫監督)です。当然、山本薩夫さんなわけです。国の根本は「農」であるとお百姓さんたちに説く大原秋穂というリーダーを鈴木瑞穂さんが演じています。そう、この人物は、世界で初めて農民を協同組合に組織した大原幽学をモデルにしています。山本監督は後に「天保水滸伝・大原幽学」(1976 山本薩夫)という作品も撮っておられます。(こちらは平幹二朗さんが幽学を演じています)
「座頭市牢破り」では、悪玉(三國連太郎さん)が「大原秋穂は百姓たちをそそのかして幕府の反する尊皇派だ」とデマをチクって、江戸に護送されます。ラストは市が西村晃など役人を斬って救い出します。秋穂が「市さん、とうとう大地に血を吸わせちまったねえ」と言うと、市が「ええ、でも大地にとって、先生は必要なお方だ。いつまでもお達者で」というのが印象的です。
三國さんが扮する悪玉が、「座頭市」シリーズの中でも屈指のワルといっていいぐらい本当に悪い奴です。はじめは、お百姓さんたちの味方のようなふりして、百姓に借金の取り立てをしていたぶる親分(遠藤辰雄さん)を市に斬らせたりします。しかし、市が兇状旅から戻ってくると、エンタツ親分というライバルがいなくなった後、同じようにお百姓を虐めているのでした。三國親分のやり口は、うまい事を言ってお百姓にバクチをさせ、借金のカタに田畑を奪い、自分は十手も握っているから文句も言わせない、というものです。
あ、そういえば、一昨日、「カジノ法案」が衆院内閣委員会であっさり可決したけど、これって……
(ジャッピー!編集長)

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

リボンの騎士のモデルとなった女優

先日発表された「ベスト・ドレッサー賞」の政治部門で、小池百合子都知事が受賞されました。2回目だそうです。それはそうとして、小池さん、昨年からハロウィンのときに仮装するらしく、昨年は「魔法使いサリー」の恰好で「魔法使いユリー」と言って悦にいってたけど、今年は「リボンの騎士」のサファイア姫のコスチュームでした。いや、何とも……コメントは差し控えます。
手塚治虫先生の少女漫画「リボンの騎士」のヒロイン、サファイアのモデルとなったのは、淡島千景さんであります。手塚先生が宝塚歌劇がお好きで、よく観に行っていたというのは有名ですが、中でも淡島千景さんの大ファンで「淡島千景というのは大体女役なんだけど、一度だけ男役をやったんです。それがとっても魅力的で、男になったり女になったりするのが面白いんじゃないかな、と思ってサファイアを考えたんです」と、語っておられます。
王位継承権が男子に限られるため、王子として育てられた王女、という物語である「リボンの騎士」の最初の掲載は1953年ですから、戦中から占領期にかけて月組のトップスターとして活躍した淡島さんを見ていたのでしょう。たしかに、サファイアの丸い顔、大きな瞳、ウェーブした前髪のかかった額、後頭部の髪がクルクルとしたヘアスタイルは当時の淡島さんの「プードルヘアー」によく似ています。
1950年に宝塚歌劇団を退社したあと、松竹に入社した淡島さんは映画女優の道を歩み始め、名監督たちに起用されますが、中でも淡島さんの名前を不動のものにした作品に「夫婦善哉」(1955 豊田四郎監督)があります。森繫久彌さん演じる船場のドラ息子・柳吉とくされ縁のヤトナ芸者・蝶子役は淡島さんにぴったりでした。宝塚出身ということもあって、淡島さんのことを関西の人と思っている人も多いようですが、淡島さんは東京は日本橋の生まれ。「夫婦善哉」のときも、関西弁は共演の浪花千栄子さんが付きっきりで教えてくれたそうです。
関西ぽいお色気と、さっぱりした江戸っ子らしさの両面が同居しているのが淡島さんの魅力なんだろうと思います。
そんな代表作「夫婦善哉」を含む「豊田四郎監督特集」が5日(月)より、新文芸坐で始まります。全24本を上映しますので是非おいでください。
小池都知事、来年のハロウィンではどんなアニメ・キャラで登場するでしょうか。思い切って「うる星やつら」のラムちゃんとかどうでしょう。   (ジャッピー!編集長)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!
昭和お宝品評会

NEW!!お宝をご紹介いただけるメンバーを募集中です!
投稿へのコメントもお待ちしております!

きたさん
1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
ハピイ氏橋
昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
独自の目線で昭和の面白さを掘り起こすイラストレーター
記事検索
ギャラリー
  • 今も昔も国策の名のもとに……『ある町の高い煙突』
  • 今も昔も国策の名のもとに……『ある町の高い煙突』
  •  「落語家たちの戦争」8月12日12時~13時55分BSフジ放送
  • 小池一夫先生原作「エロス」と「ヴァイオレンス」
  • 横並び社会と「麻雀放浪記2020」のパンフレット
  • 横並び社会と「麻雀放浪記2020」のパンフレット
動画配信
上を向いて歩こう
関根忠郎の映画惹句術
看護婦さんの生活と信条
懐かしの昭和の物語 壱
懐かしの昭和の物語 弐
懐かしの昭和の物語 参
  • ライブドアブログ