ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

村上春樹さんと吉田拓郎さん、秋の夜長のラジオ

一昨日の当ブログに書きましたが、21日(日)19時、FM東京「村上RADIO」で、村上春樹さんが冒頭、アレサ・フランクリンさんの逝去にふれ、アレサさん唄う「マイ・ウェイ」をかけてくれました。8月5日に放送された「村上RADIO」の第1回でもチラッとかけていましたが、今回はフルでした。
この初回の放送、小説の中におびただしい音楽、曲名をあげる村上さんがどんな選曲をするか楽しみでラジオをつけました。村上さんは「いつも i-pod で音楽を聴きながら走っている」と、7台もの i-pod を満杯にしていることを話されました。その中から「棚からひとつかみ」ならぬ「 i-pod からひとつかみ」という感じで選んだ曲をかけられました。カヴァー・ヴァージョンがお好きとのことで、多くがカヴァー曲で、聴いたことのないマニアックなものもあり、さすがという感じでした。アレサさんの「マイ・ウェイ」ももちろんフランク・シナトラさんのカヴァー曲です。(僕は「アレサ・フランクリン レア&アンリリースド・レコーディングス」という2枚組のレア・トラックを集めたCDを持っているので、これは聴いたことがありました)2回とも村上さんの落ち着いた声が聴きやすく、リラックスできる番組でした。

僕が欠かさず聴いているラジオ番組に吉田拓郎さんがD.J.をつとめる「ラジオでナイト」(ニッポン放送・日曜23:30~)があり、「村上RADIO」第2回と同じ21日の放送では、かねてからリスナー投票を集めていた「吉田拓郎が他の人に提供した曲ベスト10」の発表がありました。僕はこれも大変楽しみにしていました。結果は(以下、敬称略)、10位「ああ青春」(トランザム)、9位「歌ってよ夕陽の歌を」(森山良子)、8位「ああ、グッと」(近藤真彦)、7位「襟裳岬」(森進一)、6位「メランコリー」(梓みちよ)、5位「いつか街で会ったなら」(中村雅俊)、4位「我が良き友よ」(かまやつひろし)、3位「たどり着いたらいつも雨降り」(モップス)、2位「風になりたい」(川村ゆうこ)、1位「やさしい悪魔」(キャンディーズ)でした。僕はこの中でマッチの曲だけ知らなかったのですが、他の曲は即座に口ずさめます。本当に拓郎さんというのはすごいメロディー・メイカーであるとあらためて思いました。僕が知らなかったマッチの「ああ、グッと」は多くのリスナーも知らなかったようで毎回の放送の中間経過では票が伸びなかったのですが、拓郎さんがお気に入りなのか番組内でかけたり猛プッシュ、見事8位に入り拓郎さんも満足そうでした。
この日曜日は「カヴァー曲」と「他の人への提供曲」をラジオで楽しんだ秋の夜でした。
(ジャッピー!編集長)
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アレサさんのカヴァー曲にみる「希望」へのメッセージ

昨日の当ブログで書きましたが、僕はエリック・クラプトンさんが1曲レコーディングに参加しているのというので友人が貸してくれた「レディ・ソウル」(1968年リリース)を聴いてアレサ・フランクリンのパワフルな歌唱にノックアウトされました。そして、続けて「レディ・ソウル」前後のアルバムも聴きました。必殺の「リスペクト」で始まる「貴方だけを愛して」(1967年リリース)、41oUF7kj8nL._CR0,3,500,500_UX175


何と「サティスファクション」のカヴァーで始まる「アレサ・アライヴズ」(1967年リリース)、61DSXbq9FUL._SX355_
「シンク」で始まる「アレサ・ナウ」(1968年リリース)
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とガツンとやられるA面1曲目を配していて「レディ・ソウル」を含めたこの4枚は本当によく聴きました。
「サティスファクション」もそうですが、アレサさんはカヴァーに白人のロックを取り上げることも多く、昨日も当ブログで紹介した「レディ・ソウル」に入っている「ナチュラル・ウーマン」「グルーヴィン」、「アレサ・アライヴズ」には「96粒の涙」(オリジナルは「?&ミステリアンズ」のナンバー1ヒット)、1970年リリースのアルバム「ジス・ガール」では「エリナー・リグビー」「レット・イット・ビー」といったビートルズ・ナンバー、ザ・バンドの「ザ・ウェイト」も取り上げています。ダウンロードdisuga-ru
アルバム・タイトル曲もバート・バカラックさんの「ジス・ガイ」の歌詞を変えたものです。こうしたカヴァーは白人の音楽ファンも取り込もうというレコード会社の戦略、あるいは1960年代後半という時代的な空気ももちろんあったと思いますが、同時にそういった人種の壁を越えようというアレサさんの思いがあったと感じるのです。というのは、これらのアルバムには黒人としてのメッセージ性の強い楽曲も入っていて、例えば「貴方だけを愛して」のB面ラストではサム・クックさんの「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(←クックさんがボブ・ディランさんの「風に吹かれて」に触発されて作った曲)を唄っていますし、
昨日書いたように僕が聴いて感涙した「ピープル・ゲット・レディ」はカーティス・メイフィールドさんが「公民権運動」をモチーフに書いた曲のカヴァーで「信念を持って乗りこめば約束の地に行ける。しかし、希望を失った人を乗せる場所はない」という内容です。
「リスペクト」のように、男社会に対するアンチのような内容に変えた曲も含めて、アレサさんには社会的なテーマが内包されている曲は多いですが、アレサさんの歌唱は決して「愚痴っぽくならず」、黒人であること、女性であることを肯定的に受け止め、生きることを訴えかけていたように思えるのです。黒人も白人もなく、自分らしく生きることを礼賛しているような。だから、多くの人の心を揺さぶったのでしょう。バラク・オバマ前大統領は、アレサさんの葬儀で「歌声を通して、アレサは何億人もの立場が弱い人、虐げられた人、そして少しだけ愛が欲しい人に力を与え、鼓舞したのです」と弔辞を述べられました。まさにその通りです!
   (ジャッピー!編集長)
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クラプトンさん経由、衝撃の「レディ・ソウル」

昨日の当ブログでアレサ・フランクリンさんのことを映画にからめて書きました。
それよりも前、僕がアレサ・フランクリンさんのレコードを初めて聴いたのはエリック・クラプトンさん経由でした。僕の友人にすごいエリック・クラプトンさんのファンがいて、僕も信者にしようと思ったのか、頼みもしないのに「ヤードバーズ」「クリーム」「ブラインド・フェイス」「デレク&ドミノス」などのアルバムをカセットに録って貸してくれて、翌日学校で会うとすぐ「良かっただろ!」と同意を求めてくるのでした。おかげで僕もクラプトンさんを一通り聴いて好むようになりました。この友人・K君がある日僕に「ザ・ビートルズ」(ホワイト・アルバム)を譲ってくれと頼んできました。僕はビートルズのファンでレコードを揃えていたのですが、ジョージ・ハリソンさんの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」にクラプトンさんがギターで参加しているという理由で、K君は欲しがったのです。ホワイト・アルバムは二枚組なので、さすがに1曲のためにお小遣いをはたくことが出来なかったのでしょう。(僕もお金を貯めて買ったので手放しませんでした) とにかく、それぐらい、K君は少しでもクラプトンさんが演奏に関わっている曲も集めていたので、本当にクラプトン狂というかマニアの域に達していたと思います。そのK君に「これにもクラプトンがギター弾いているのが1曲入っているんだ」と貸してもらったのが、アレサさんの「レディ・ソウル」でした。ダウンロードredey

1967年「リスペクト」で全米1位のヒットを飛ばし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの時期にリリースされ、まさにズバリのタイトルを冠したアルバムということは、僕はその時点では知りませんでした。しかし、聴いてみてガツーンとやられました。とにかく、声。楽器に負けない声があるんだというのが、まずもって衝撃でした。A面1曲目の「チェイン・オブ・フールズ」を聴いて一気に引き込まれましたのですが、今考えると「グルーヴ」感というやつですね、当時はそんな言葉も知りませんでしたが。そして、3曲目の「ピープル・ゲット・レディ」、これがスゴかった!  この熱唱に何が何だか自分でも分からないのですが感動がこみあげてくるのでした。人の肉声に突き動かされることがあるのだ……ということを初めて知ったように思います。とにかく、そんな感じでクラプトンさんがブルージーなギターを奏でる「グッド・トゥ・ミー」(B面2曲目)に至る前に、すっかりアレサさんに魅せられてしまったのでした。

それ以来、何百回このアルバムを聴いたか分かりません。また、このアルバムにはキャロル・キングさんの「ナチュラル・ウーマン」、ラスカルズの「グルーヴィン」という、ロック好きだった僕も「知っている」曲がカヴァーされているのですが、そのアレサさん流の歌唱も印象的でした。今さっき、FM東京で村上春樹さんがD.J.をつとめた「村上RADIO」を聴いていたら、カヴァー好きの村上さんが、「アレサ・フランクリンという人は既成の曲を脱構築しいったんバラバラにしてから自分のものとして歌うすごい才能の人」と評していました。全く同感です。(ジャッピー!編集長)
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追悼・アレサ・フランクリンさん 「ブルース・ブラザース」と「マルコムX」

一昨日の当ブログで書きましたが、アメリカの人気歌手、テイラー・スウィフトさんが民主党支持を表明しました。「肌の色やジェンダー、誰を愛するかに関わらず、すべての米国人のために闘ってじゅれない人には投票しない」と述べ、また「この2年間で起きた出来事で意識が大きく変わった」と言ってますから、明らかにトランプ大統領への批判です。
民主党の熱烈な支持者といえば、今年8月16日に76歳で亡くなったアレサ・フランクリンさんもそうでした。
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アレサさんの1985年のヒット曲「フリーウェイ・オブ・ラヴ」にちなんでピンクのキャデラックが何台も集まった葬儀にはビル・クリントンさん、バラク・オバマさん、二人の元大統領が弔辞を読みましたから、まさに国民的歌手といっていいでしょう。
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アレサさんはこのお二人に加え、ジミー・カーターさんと三人の大統領就任式で歌っているのです。
アレサ・フランクリンさんは僕も大好きなシンガーだったので、訃報を聞いてから毎日のように彼女のCDを聴いていますが、映画も思い出されます。何と言っても「ブルース・ブラザース」(1980 ジョン・ランディス監督)! クイーン・オブ・ソウルが食堂のおかみさんという意表をつく登場、そしてパワフルに「シンク」を唄い、ブルース・ブラザーズの二人がアレサさんのバックで踊るシーン!
 他にも大物ゲスト(レイ・チャールズさん、ジェイムス・ブラウンさんなど)も登場するこの映画でもとびきりのシーンでしたね。ここは、ダンナ役のマット・マーフィさんがバンドに戻ろうとするのを引きとめる場面なので、「シンク」の歌詞もピッタリでした。「シンク」は、勝手なことをしようとするバカな男に「よく考えなさい!」と一喝する唄ですから。
そして、約20年後の続篇「ブルース・ブラザース2000」(1998 ジョン・ランディス監督)には、すっかり出世?した同役で再び登場、今度は代表曲「リスペクト」を歌唱します。「リスペクト」は元々オーティス・レディングさんの曲で「働いて帰ってきた俺を少しは労ってくれ」という亭主目線の歌詞でしたが、それをアレサさんは「女が家を守るのを当たり前と思って感謝もしない男たち、ちょっとは敬意を払いなさい!」という内容に改変、1967年に全米1位を獲得した大ヒット曲です。そう、この「ブルース・ブラザース」2篇でアレサさんが披露したのは、まさに「抑圧された存在」であった女性を解放し、勇気を与えるナンバーで、これはアレサさんのキャリアに通底するメッセージだったのです。
ですから、60年代の黒人解放運動家を描いた「マルコムX」(1992 スパイク・リー)にアレサさんの「 サムディ・ウィル・オール・ビー・フリー」が使われるのはもう必然といっていいでしょう。
この映画を観たとき、ラストにこの曲が流れてきた感動も忘れられません。素晴らしい歌唱で感動を与えてくれたアレサ・フランクリンさんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、「ブルース・ブラザース」2篇でアレサさんの亭主を演じたブルース・ギタリストのマット・マーフィーさんも今年の6月に88歳で亡くなりました。合わせてご冥福をお祈りいたします。今頃、天国でまた息の合ったかけあいをやっているかもしれません。
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 (ジャッピー!編集長)
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自分の主張を持つ俳優とカラッポなタレント議員

昨日の当ブログで書いたように、韓国全土に広がった民主化運動を扱った「1987、ある闘いの真実」(2017 チャン・ジュナン監督)はスター俳優が自ら役に名乗りをあげるなどしてスポンサーがつき製作できたというし、同じく韓国映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017 チャン・フン監督)も「光州事件」を題材にしメッセージをこめながら娯楽映画としても楽しめる見事な作品でした。僕は5月頃に観たのですが、ソン・ガンホさんの演技は今も記憶に強く残っています。こういった映画が日本ではできないですね。昨日も書いたように、日本では俳優もあたりさわりのない言葉しか言わないし、映画もテレビも「権力」の顔色を窺い委縮してしまっている感じです。本当に薄気味悪い国になったと感じます。
「日本アカデミー賞」の授賞式で、受賞者が政治的な発言なんかしたら即「放送事故」で画面や音声が途切れるんじゃないですかね。そして、政権からお叱りを受けて放送免許を剥奪されてしまうかもしれません。これは冗談でなく、じゅうぶんにありえることです。その「日本アカデミー賞」がお手本にしたアメリカの「アカデミー賞」などでは、しばしば政治的立場を明らかにする発言があります。
2017年のゴールデン・グローブ賞授賞式ではメリル・ストリープさんが「生涯功労賞」を受けたときにのスピーチは忘れられません。
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https://www.gizmodo.jp/2017/01/meryl-streeps-golden-globes-speech.html
ストリープさんは「アカデミー賞」最多ノミネート記録21回(受賞は主演賞2回、助演賞1回)、ゴールデン・グローブ賞も29回ノミネートで8回受賞(もちろん最多記録)という大女優です。この少し前にトランプ大統領が障がい者の記者の真似をしてからかうという下劣な行為をしたことについて痛烈に批判したのです。「他人への侮辱はさらなる侮辱を呼びます。暴力は暴力を煽動するのです。権力者がその立場を利用して他人をいたぶると、それは私たち全員の敗北です」というスピーチがとても心に残りました。「発言力のある権力者がこういうことをすると全員の生活に浸透してしまうのです。こういうことをしていいんだとある意味、他の人にも許可を与えてしまうのです」ということも言っていました。今、思えばこの言葉、トランプだけでなくアベ晋ゾウにも当てはまりますねえ。スポーツ界のパワハラ、企業がデータを改ざん・捏造、こういったことが横行するのは国のトップがズルしてウソついて恫喝してということをやっているからでしょう。腐った権力者が日本をそういう空気にしていると思います。
俳優や歌手はいっさい政治的発言をするべきでないという意見もあると思いますが、それなら知名度だけで芸能人を立候補させる方がよっぽどえげつない気がします。最近も沖縄出身なのに何にも沖縄の抱える問題も知らず立候補、当選したら不倫で騒がすみたいなタレント議員がいましたね。そんなのに比べたら、しっかり自分の意見、主張を持って発言する歌手、俳優の方がずっといいです。
メリル・ストリープさんのスピーチ、「心が砕けたらそこから芸術を作りましょう」と締めたのも印象的でした。  (ジャッピー!編集長)

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きたさん
1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
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昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
独自の目線で昭和の面白さを掘り起こすイラストレーター
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