昨日の当ブログでも書いたように、「ひよっこ」に使われた楽曲が時代の背景を鮮やかに映し出していたと思います。合唱指導していた雄大(井之脇海さん)が「ドイツのオーケストラは1500円もする切符だ。贅沢だ!資本家に踊らされているだけだ!」と言っていましたが、市井に暮らす普通の人々には敷居の高いクラシックから、労働運動を経由して合唱というスタイルが広がり、歌は生活の中に根付き、大衆のものになるのです。
そして、「ビートルズ」の登場です。一昨日の当ブログでムネオ叔父さん(峯田和伸さん)が戦争から帰ってきて「俺は笑って生きてっとう!」と語った回を紹介しましたが、このとき「ビートルズ」が好きなことに対しても、みね子(有村架純さん)たちに語ります。「何でもいいから大きい声を出すと、気持ちいいだろ。それに笑えてくるだろ。ビートルズが好きなのはそういうところだ。あいつらが大きな声で歌うのは遠くまで届かせたいからだ」と。

このムネオさんの言葉は、シング・アウト(大きな声で歌う)することは、大衆、特に若者が声をあげていいんだ、主張していいんだという「自由」を獲得し謳歌する時代の象徴のように感じます。まさに「ビートルズ、派手にやれ!」(←初代マネージャー、アラン・ウィリアムスさんの著作タイトル)という通り、
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自由奔放に歌いたいことを歌い、シャウトし、既成の価値観を打ち破ったビートルズこそが、「ひよっこ」(=殻をやぶる)の主題そのものではないでしょうか。なので、このムネオ叔父さんがビートルズを語るシーンは、「ひよっこ」全体の中でもポイントだったように思います。

このシーンでムネオさんはさらに「レコードになって、リヴァプールから茨城に届くなんてスゴイだろ!」とも言います。
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この、自分の中で「世界」が広がっていく高揚感、RCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」を思い出させます。     (ジャッピー!編集長)
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