昨日の当ブログで取り上げた、みね子(有村架純さん)たちが「50年後」を想像するシーン。そこに早苗(シシド・カフカさん)の運命の人が現れ、感動の再会を果たします。上京したばかりのとき、停まってしまったエレベーターで乗り合わせた男性です。早苗と恋に落ちたこの男性はドラマーで、アメリカに音楽修行に行くという設定で、かつて早苗さんは「25歳まで待つ」と約束していたのです。これで、早苗さんが何回もお見合いを断ってきたり、「永遠の25歳」と語っていた「謎の女性」キャラが解明されたわけです。そういえば、ビートルズ来日騒動のとき、「私はリンゴが好き」とポツンと言ったのも、そういうわけだったのかあ!と。あの時は、シシド・カフカさん自身がドラマーなので「楽屋落ち」的な台詞かなと思ったけど、ちゃんとストーリー的に回収されるようにできていたのですね。
そして、この男性(演じるのは、コレクターズの古市コータローさん。ご本人はドラマーじゃなくギタリストです)
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は、早苗さんを抱きしめ「花のサンフランシスコに行かないか」と言います。最後まで「時代」に拘った「ひよっこ」らしいエピソードです。当時のサンフランシスコには、ヴェトナム戦争にアンチを唱えた若者などが集まりました。
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彼らは自由で緩やかな連帯を求め、コミューンを作り、カウンター・カルチャーの発信地として、ヒッピー文化やサイケデリック・ロックなどが生まれました。アル・クーパーさんは、「サンフランシスコは当時、アメリカでもっとも自由な街だったね。街を行き交う人たちからもそれが感じられた」と語っていますが、
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そんな雰囲気を表しているのが1967年7月、まさに「サマー・オブ・ラブ」の真最中にヒットしたスコット・マッケンジーさん歌う「花のサンフランシスコ」です。
「ママス&パパス」のジョン・フィリップスさんが作ったこの曲、If you're going to San Francisco, be sure to wear flowers in your hair~と歌われ、僕も大好きな曲です。アメリカに渡った早苗さんからみね子に送られた写真にも、早苗さんの髪に「花」がさしてありました!
一方、茨城のみね子の実家では生産を始めた「花」がキレイに咲きます。ムネオ叔父さんは「フラワー革命だ!」と大喜び。これで、みね子に仕送りの苦労をさせなくていいと思いがつながり、「農家」、「みね子の自立」と二つの「殻をやぶる」ことになります。この終幕に、サンフランシスコの「フラワー・ムーブメント」をリンクさせた脚本の作り、まことに見事だというしかありません。kasmir 5

(ジャッピー!編集長)

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