ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

2017年09月

ひよっこのテーマ?「見上げてごらん夜の星を」作詞 永六輔

ジャッピー編集長と同じで、ひよっこ最終週になって、ハッピー昭和クラブメンバーとしては
ほんと、ちょっぴり寂しいですね~。8b278ed61ae6c63806ff2491765f9f22

この、連ドラはいつものドラマのストーリーとは一線を画してましたね。ある少女が、テーマや目標をもって成し遂げてゆくサクセスストーリーという路線かなと思っていたらそうではなかった。
みね子が主人公ではありますが、昭和の高度成長時代の象徴のような東京オリンピックあたりから、GSやミニスカートといった若者文化の開花時期までの東京庶民の生き様を見事にポジティブに浮き彫りにしていると思うのです。戦争を体験した時代の人々からみね子のようなベビーブーマーの人々まで、その時代の老いも若きも、楽しく前向きに日々の生活を送っている姿が、いきいきと、面白く、明るく描かれていると思うのです。
挿入歌で沢山の好きな歌が流れましたが、特に印象的に残っているのは、乙女寮の乙女?達が最後に合唱をした「見上げてごらん夜の星を」を歌うシーンです。
ダウンロードmiagete
まさに、♪小さな星の、小さな光が、ささやかな幸せを、歌ってる♪が「ひよっこ」のテーマではないかな?って思うのです。永六輔さんの優しさが歌詞にこもっていると思います。いずみたくさんの忘れられないロマンティックなメロディー、、、僕の大好きな曲の一つです。
ちゃんちゃこ42 きたかたよしろう

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

「ひよっこ」 戦争の記憶がまだ残っていた昭和

朝の連ドラ「ひよっこ」がとうとう最終週になってしまいました。僕は今からもう「ひよっこ」ロスに陥っているような感じです。登場人物それぞれの造形がうまくできていて、応援したくなる気持ちになるドラマでした。つまり感情移入ということなんですが、これはやはり自分も生きていた「昭和」の時代が背景にあるから思い入れもひとしおになるのでしょう。「あの頃」を一所懸命に生きた市井の人への同志感というか、共感が登場人物への距離を近くしたのだと思います。
印象に残ったシーンはいくつもありますが、中でもムネオ叔父さん(峯田和伸さん)がビートルズ公演のために上京して、みね子や「すずふり亭」やアパートの人たちに戦争の話をした場面は心に残っています。
6a89b_1223_e68283eb_d5fce283
ムネオさんは召集され、インパール作戦に動員されます。戦局は悪化し、周囲はバタバタと死んでいく状況で、山の中を飲まず食わずで彷徨っていたムネオさんは敵兵に出くわします。もうだめだと思ったムネオさんですが、自分と同じくらいの年齢のイギリス兵はニコッと笑って去っていったのです。「戦争」という状況だから「敵」になってしまったけれど、自分も相手も同じ若者で、国に帰れば家族があって、暮らしがあって……ということに気づくのです。いつもヘラヘラ笑っていて能天気に見えたムネオ叔父さんの底抜けの明るさは、この体験から生まれていました。「拾った命だから笑って生きよう」と決意したのです。そして、ただ一度遭遇した名も知らぬイギリス兵に対して「俺は生きてっとう! お前も生きて笑ってっか!」というメッセージなのです。
先週の回で、愛子(和久井映見さん)が佐々木蔵之介さんと二人で話すシーンで、戦死した婚約者への思いを吐露するのもそうですが、
images (84)
この「ひよっこ」の時代(東京オリンピックから昭和40年代始め)、多くの人の人生を変えてしまった「戦争」はまだ大きな影を投げかけていたのです。そんな戦争の傷跡に耐えながら前向きに生き、復興し、経済成長を果たした「昭和」は、「もう戦争はしない」という「平和」の誓いがあったからこそです。そんな戦後日本を反故にしようとしているアベ独裁者に「ひよっこ」を見てたのかと言いたいです。あ、でも彼には普通の人、一人一人の生活に対する想像力なんかないかもしれませんね。「こんな人たち」と言うような人物ですから。  (ジャッピー!編集長)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

対話を大事にする「メッセージ」、しかし現実は……

昨日の当ブログで取り上げた「ノンマルトの使者」以外にも、傑作揃いの「ウルトラセブン」は、本当にSFドラマとしても高いレベルだったと思います。
最近観た映画で、久々に本格SFだなあと思ったのは「メッセージ」(2016 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)です。突如、地球に謎の物体が現れます。世界の12か所に出現した、その楕円形の物体は攻撃してくるわけでもなく、ただ浮かんでいるだけで、何のために飛来したのか分かりません。この静かに「物体」が浮かぶヴィジュアルがまるでマグリットの絵画のようで強く印象に残ります。DBHhORTV0AAj_M4


この物体の中にいる生命体と交信をするため、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムスさん)が軍の依頼を受けて「物体」に派遣されます。このイカに似ている生命体が吐き出す墨(?)が形作る円形の模様が文字をルイーズたちが解読していくのですが、さらにルイーズが到達する世界観には哲学的な深みがあり、見事な作品で、原作を読んでみたいなという気持ちになりました。
この映画の中で、生命体とコミュニケーションをとるのに一から地球語(ここでは英語)を教えるのでえらく時間と手間がかかるのですが、「物体」が飛来した各国はしびれを切らして、「物体」への武力行使にうって出ようとします。それをアメリカが(というか、ルイーズが)ストップをかけて何とか生命体と粘り強く交信を続けます。皮肉なことに、現実のアメリカとは真逆なわけです。ダウンロードt
そして、トランプ大統領に追随して、日本の首相も「対話ではなく圧力が必要」と世界中の人の前で言い切りました。こんな乱暴なスピーチをした人がいたでしょうか。もうアメリカの核攻撃を容認し、米軍とともに戦うと宣言したようなものです。この独裁者は日本をどうしたいのでしょうか。もしかしたら、早くミサイルを撃ってこいぐらいに思っているんですかね。それをきっかけに日本も自衛権を行使して参戦できると考えているのかもしれません。一方では、この危機を煽って支持率を上昇させようという魂胆もあるのでしょう。「丁寧に説明する」という約束はどこへやら、自分の都合で解散権を振りかざすなど、もうデタラメです。マスコミももう「アベ一強」という言い方はやめて、「アベ独裁」と書くべきでしょう。  (ジャッピー!編集長)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

地球人こそが侵略者「ノンマルトの使者」

土屋嘉男さんは、「日本宇宙旅行協会」というグループに入っていました。まだ人工衛星すら飛んでいない時代でしたから、SFや宇宙好きな人たちが遊び心で作ったものです。メンバーには円谷英二さん、本多猪四郎監督はもちろん、「ゴジラのプロデューサー」田中友幸さんや、東宝の重役・藤本真澄さんや森岩雄さんまで引き込んだそうです。その他、徳川夢声さんや三島由紀夫さんなども入っていたそうです。なるほど三島由紀夫さんが1962年に書いた小説に「美しい星」という、「自分たちは宇宙人」と言い出す家族を描いたものがありました。149066786382686209177
(今年、リリー・フランキーさん主演で映画化されました。なかなか面白かったです)
「宇宙旅行」は夢だった土屋さんですが、「火星や月の土地を売り出す」なんてことには反対だったといいます。土屋さんに言わせれば、「僕は宇宙人がいると思っているから、勝手にその土地を売買するなんて良くない」というわけです。宇宙人「ミステリアン」統領を演じた「地球防衛軍」(1957 本多猪四郎監督)でも、地球の土地を貸せと要求し、地球側から拒否されるシーンでは「人の土地を勝手に売買しているくせに……」とアドリブで言って、映画館でもウケていたそうです。
このエピソードで思い出すのは「ウルトラセブン」の第42話「ノンマルトの使者」の回です。名作揃いの「ウルトラセブン」の中でも有名な傑作ですからご存知の人も多いと思います。海底を開発しようとする人類に対して、謎の少年が「海の底は本当の地球人であるノンマルトのものだ」と警告を発します。当たり前のように暮らしている地球人こそが「侵略者」であるというメッセージは本当に衝撃的で、考えさせられました。
ダウンロードnon
ノンマルトの海底都市を攻撃し壊滅させる場面では、いつも正義の側のウルトラ警備隊が破壊者にみえました。(特に、中山昭二さん扮するキリヤマ隊長の顔が悪魔のように見えたのを覚えています!)
脚本の金城哲夫さんがご自身の出身地・沖縄と本土の関係を暗喩しているといわれていますが、先住民「ノンマルト」(=マース:古代ローマの軍神から戦争の意。それにノンという否定接頭辞)というネーミングからも「非戦」「平和」への願いがこめられていると思います。それが、今や、日本は独裁政権のもと、戦争のできる国に誘導されようとしています…… (ジャッピー!編集長)




にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!

異形の愛の物語「ガス人間第1号」

クセのある役柄を演じながら、知的な雰囲気を感じさせた土屋嘉男さんは旧制山梨医科専門学校を卒業されています。だからでしょうか、「宇宙大戦争」(1959 本多猪四郎監督)では、宇宙人の基地が月にある設定ですが、この月面のシーンでは、役者たち全員がフワフワした歩き方をしています。これは「低重力だから動きはスローモーションになるはず」と土屋さんが主張して実現したシーンです。ガガーリンが初めて宇宙を飛んだのがこの2年後、月面着陸に至ってはアポロの10年も前に、ちゃんと科学的考証をしたわけです。アポロが月面探査したときに、その動きを見た土屋さん、「やっぱり俺の言うとおりだったじゃないか」と嬉しかったそうです。
ダウンロードuchu

そのようにSF、特撮映画に貢献した土屋さんの代表作は「ガス人間第1号」(1960 本多猪四郎監督)です。
ダウンロードgasu

「透明人間」(1954 小田基義監督)、「美女と液体人間」(1958 本多猪四郎監督)「電送人間」(1960 福田純監督)に続く「変身人間もの」で、この大人向けの特撮シリーズの中でも特にアダルトなテイストが濃い一本です。それは、日本舞踊の家元・藤千代(八千草薫さん)を思慕し、発表会に資金に困っている彼女のために犯行を重ねるというストーリー性が強いからです。ガス人間(土屋嘉男さん)はあっさりと正体を明かし記者会見まで開きますから、「変身人間」の謎という部分には重点が置かれていません。ひたすら、愛する女性のために尽くす男の悲劇が描かれるのです。
ガス人間は、「人間じゃない僕には法律は適用できない」と言います。それに対して、三橋達也さん演じる刑事は「人間じゃないというなら、藤千代さんを愛する資格もないじゃないか」と言われ、答えに窮してしまいます。そう、狂った科学者にガス人間にさせられてしまうという十字架を背負ってしまって、決して報われることのない愛であることを知っているのです。ただただ愛する、しかし異形の自分は愛される存在ではない……という哀切は、身分、人種、貧富、容姿……様々な「異形」に阻まれて愛の行き場を失う色々なケースに当てはまる普遍性があると思います。そういう意味で、ラストは「近松もの」の心中と同じですね。gas2_web
また、劇中「殺すことはないのでは?」という新聞記者に、警察が「ガス人間の存在が恐怖と混乱を招く以上、生かしておけないのだ」と答えるのは、「異形」の者は排除するという権力の論理がよく出ています。   (ジャッピー!編集長)



にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!
きたさん
1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
ハピイ氏橋
昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
独自の目線で昭和の面白さを掘り起こすイラストレーター
記事検索
ギャラリー
  • 80年代音楽シーンのプロローグ1978年にタイムトンネルⅡ洋楽
  • 80年代音楽シーンのプロローグ1978年にタイムトンネルⅡ洋楽
  • 80年代音楽シーンのプロローグ1978年にタイムトンネルⅡ洋楽
  • 80年代音楽シーンのプロローグ1978年にタイムトンネルⅡ洋楽
  • 沢島忠監督と渥美清さん「おかしな奴」
  • 沢島忠監督と渥美清さん「おかしな奴」
動画配信
自分史記念日倶楽部

あなたの自分史はドラマに満ち溢れています。自分の記念日にそんな自分史ドラマを映像に残してみませんか?

>>詳しくはこちら

上を向いて歩こう
関根忠郎の映画惹句術
看護婦さんの生活と信条
懐かしの昭和の物語 壱
懐かしの昭和の物語 弐
懐かしの昭和の物語 参
  • ライブドアブログ