ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

2018年02月

カーリング娘の映画「シムソンズ」

当ブログ2月16日にも書きましたが、僕が1972年「札幌オリンピック」を熱心に観ていました。なぜそんなに夢中になったかというと、1964年「東京オリンピック」で夏季種目は観ていましたが、ウインタースポーツに馴染みがなかったので興味をひかれたからです。「札幌オリンピック」で初めて知った競技がいくつもありました。「バイアスロン」など、射撃で的をはずすとペナルティでコースを1周余計に回ったりするのが学校で怒られて「校庭を走って来い!」と言われているみたいで何だか面白かったし、ボブスレーやリュージュが猛スピードで滑走していくのは、ジェットコースターにも乗れない怖がりの僕には驚異的だったり……。
それから時が流れて種目数も3倍ほどに増えた「平昌オリンピック」、昨日の当ブログで書いた「パシュート」もそうですが、あの頃は無かった競技で人気スポーツとなったのが女子チームが今夜メダルをかけて準決勝に挑む「カーリング」です。1998年「長野オリンピック」で正式種目になったわけですが、このとき日本女子は「選抜チーム」でした。しかし、それぞれのポジションの役割が重要なチーム・スポーツのため2002年「ソルトレーク五輪」からは「クラブチーム」単位で出場権を得ることになりました。(今年は「LS北見」)その「ソルトレーク」で出場したのが北海道・常呂町の「シムソンズ」で、このチームをモデルにした映画が「シムソンズ」(2006 佐藤祐市監督)です。mv35810-l

小さな町で平凡な日々を過ごしていた女子高生(加藤ローサさん)が長野五輪に出たイケメンの男子選手目当てにカーリングの試合を観に行き、たまたま誘われあれよあれよとカーリングをやることになり……という物語でした。たしか、実際に常呂町で撮影を行っていて、そのローカルな風景が「この小さい町から世界に出るチームが出たんだ」という感動を生んだ記憶があります。封切で観たきりなのでだいぶ忘れてしまいましたが、はっきり覚えているのは、チームのメンバーが集まらないで困っているとき、加藤ローサさんと星井七瀬さんが目をつけるのが、高橋真唯さん演じる農場の娘だったことです。家の手伝いで「牛舎をブラシで掃除する姿」が決まっている!と見こんで仲間に誘うのでした。たしかにあの氷をスイープしてストーンを滑らしていくのは、デッキブラシでゴシゴシ掃除するみたいだなあと思った人は多いでしょう。(僕もそうです!) このカーリング素人の3人に藤井美菜さん演じるかつてカーリングの天才少女と呼ばれた女の子を加えた「シムソンズ」がぶつかり合いながら一つになっていく良質の青春スポーツ映画でした。試合のシーンもよく出来ていて僕はこの映画でルールを覚えました。

個人的には、森下愛子さんがヒロイン・加藤さんの母親役で出ていて、あの「サード」(1978 東陽一監督)で女子高生を演じた森下愛子さんが「女子高生の母親?」と、森下さんと同世代の僕は時の流れを突きつけられたことを覚えています。   (ジャッピー!編集長)
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「パシュート」と「アルマーニ制服」

「平昌オリンピック」も終盤に入りました。昨日は「スピードスケート女子・団体追い抜き」で日本が金メダルを獲得しました。今大会で個人メダルを獲っている3選手を揃えた強豪・オランダとの決勝戦、白熱のレース、お見事でした! 日本チームは息もピッタリ、見事に「ワンライン」になっていました。チームで相当な練習を積まれたのだと思います。1972年「札幌オリンピック」のときにはなかった種目ですから、僕の世代にはあまり馴染みがないですが、3人の選手の滑走スタイル、選手間の距離感覚、先頭を走る選手が受ける風の抵抗などが左右する面白い競技だと思います。何より、個人競技というイメージのスピードスケートで、チームワークが重要な要素を占めるのが興味深いです。このパシュートという競技は最後尾の選手がゴールしたときのタイムで競うので、ただ闇雲に速い選手がどんどん先に行ってもダメなわけです。日本チームが準々決勝で先頭の高木美帆選手がちょっとスピードを落として後ろを振り返り確認する場面がありましたが、自分が速ければいいというのでなく、ついてくる人のことを考える、つまり、チームの中で遅い人に合わせて協力してレースを組み立てるというのがいいですね。この金メダルを機に日本の「お家芸」と呼べる得意種目になるといいと思います。
一方、最近ニュースで話題になっている「泰明小学校のアルマーニ制服」問題。images (37)
一式揃えると8万円にもなる制服、小学生だから身体の成長に伴い何回か買い替えることにもなるし、相当な負担です。校長は「我が校に子供を通わせている家庭なら払える金額」という言い方ですが、それこそ「払える」家庭しか見ていないわけですね、パシュートでいえば、先頭でグングン走るとしか考えていないような感じですかね。後ろで遅れる選手なんて置き去りで構わないみたいな。「公立校」なら「払えない」家庭を基準にモノを考えるのが当然ではないですかね。だいたい、この校長の言い分「銀座にある学校らしさ」というのが、地域格差を助長するような差別主義的思考ではないですか。images (38)
「遊びのときに無造作に脱ぎ捨てられていることが多く、きちんと折りたたむとか背もたれにかけるひと手間を……」とも言っていたが、それならそういう「しつけ」をすればいいだけで、アルマーニにする理由にも何にもなっていませんねえ。会見の中で「ヴィジュアル・アイデンティティ」とか「服育」とかわけの分からない言葉を並べていたが、こんな人物が「公立」の学校の校長でございって、日本は大丈夫なんでしょうか。やはり「格差」や「階級社会」になりつつあるのでしょうか。   (ジャッピー!編集長)
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「東京市街戦」と「野良猫ロック セックスハンター」

昨日の当ブログで、渡哲也さん主演の映画「東京市街戦」(1967 西村昭五郎監督)を取り上げました。焼け跡にマーケットを作ろうとしているテキ屋と、それを妨害して横取りしようとする小池朝雄さん率いる三国人グループ・青龍会(実は黒幕がいて表向きは弁護士だか何だかをしている二本柳寛さんがラスボス)との抗争を描いていますが、印象的なシーンがありました。テキ屋の親分(佐々木孝丸さん)が出かけた帰り、用心していつもと違う道を通ったのに狙撃され命を落とします。実は佐々木さんの組の子分の一人が青龍会に内通していて情報を流していたのです。その裏切者を演じていたのが藤竜也さん。子どもの頃からツルんでいた兄貴分の深江章喜さんはまさかと驚きます。そして問い詰めると藤さんは涙を流しながら「オレは日本人じゃないんだ……隠していたけどあいつらにかぎつけられて……オレは強くなりたかったんだ……アニキみたいに……」と苦しい気持ちを吐露します。おそらく幼い頃はイジメられたりしていたのでしょう、出自を隠し日本人として過ごしてきて今度は戦勝国となったいわゆる「三国人」の力に頼ったのかもしれません。そんなアイデンティティの葛藤が伝わってきます。
「新宿昭和館」でこのシーンを観た瞬間、思い出したのが「野良猫ロック セックスハンター」(1970 長谷部安春監督)です。

この映画では、米軍基地がある街を舞台に、混血児に異様なほどの憎悪を持つバロン(藤竜也さん)が率いるグループが混血児たちをリンチにかけたり追い出したりします。妹を探しにやってきた安岡力也さんはさっそくターゲットとなり残酷な仕打ちを受けます。藤さんのグループの一員である岡崎二朗さんもそれまでリンチに加わっていましたが、ある日、あまりの凄惨な光景に嫌気がさして「もういやだ」とその場から去っていきます。バロンが「どうしたんだ! 戻ってこい!」と言うと、岡崎さんは「俺もハーフなんだ」と自分の出自を告白します。混血であることを隠して「虐める」側にまわっていた自分に耐えきれなくなったのです。藤さんは驚きますが「戻ってこい」と言いますが、岡崎さんは振り返りもせず歩いていきます。ここで画面がスプリットになり、銃を構えるバロンと歩いていく岡崎さんがひとつの画面に捉えられ、とうとうバロンが岡崎さんを撃ち殺します。ここは長谷部監督の映像技術が冴えわたる名シーンになっていました。この映画の岡崎さんと「東京市街戦」の藤さん(「セックスハンター」では裏切られる方)が重なったこともあり、「東京市街戦」が記憶に残る映画になったのでした。僕が観たのは「セックスハンター」の方が先でしたが製作は「東京市街戦」の方が早いわけで、まだまだ埋もれた傑作があるのではという気持ちになりました。
「野良猫ロック セックスハンター」で藤竜也さん演じるバロンも相当に屈折したキャラクターで、そのことは当ブログ2017年3月10日に書きましたのでご参照ください。  (ジャッピー!編集長)
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名画座の愉しみ~「新宿昭和館」で大当たり!

昨日は「昭和館地下」に「不良少女魔子」(1971 蔵原惟二監督)を目当て(僕は夏純子さんのファン。あの目力が大好きなのです)
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に行ったら、のちにカルトとなる映画に出会ったという話を書きました。このように、ある作品を観に行ったら思わぬ「掘り出し物」の併映作に出会う……というのは名画座通いの醍醐味です。僕もそういう経験が何度もあります。
「新宿昭和館」が閉館する2、3年前だったと思いますが、「仁義の墓場」(1975 深作欣二監督)がかかっているので観に行きました。
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説明不要の傑作で、僕もその時点で4、5回観ていましたがまた吸い寄せられるように昭和館に足を運びました。「石川力夫」という伝説のヤクザを演じた渡哲也さんが発散する幽鬼のようなオーラに圧倒されますが、劇中、戦後の焼跡の新宿マーケットが舞台になっているので「新宿」で観るとまた一層の味わいがありました。
そのとき同時上映されていたのが「東京市街戦」(1967 西村昭五郎監督)です。同じく渡哲也さん主演作ですが、昨年亡くなった西村昭五郎監督(当ブログ2017年8月23日~25日参照)はロマンポルノという印象が強かったし、あまり期待せず観たらこれが面白かったのです! やはり焼跡が舞台で、冒頭、パンパンの女性が小池朝雄さんに惨殺されます。
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(このとき「肉体の門」(1964 鈴木清順監督)のときみたいなセットだった記憶)佐々木孝丸さん演じるテキ屋の親分がマーケットを作ろうとしています。いつも右翼の大物役が多い佐々木さんですが今回はまじめに「復興」を願う真面目な人物です。これを妨害して自分たちが牛耳ろうとする三国人グループが悪者で、小池朝雄さんがボスで暴れまわります。こんな状況に復員姿の渡さんが現れます。佐々木さんの組の工事現場で黙々と働き、最初はよそ者扱いしていた周囲から信頼を得ていきます。佐々木さんの娘(松原智恵子さん)も渡さんに惹かれていきます。そしてとうとう佐々木さんが殺され……ラストはタイトル通り、プログラム・ピクチャーにしてはけっこう派手な銃撃戦もあります。
渡さんは小池さんに殺された娼婦の弟ということになっていますが、その正体は?という展開も興味を引きます。戦時中、特殊任務に就くため戸籍を消された渡さん、「帰る場所も親兄弟も名前もなく……そんなオレでも……」と、泥にまみれ「復興」に力を貸す喜びを語ります。戦争の傷あと、そしてそこから立ち上がろうとする人々の思い、ちゃんとテーマ性も人間も描けていて良い作品でした。「仁義の墓場」に、渡さん主演で同じ「焼跡」テーマの作品を持ってくるとは、昭和館の番組担当なかなかやりますねと思いました。  (ジャッピー!編集長)
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「昭和館地下」で一期一会の映画

一昨日の当ブログ「昭和館残照2」でハピイさんが「興行成績一覧表」の写真をあげています。「昭和館地下」のものなので、ポルノやピンク映画の3本立てで「映画タイトル」に「主演女優」の名前が併記され几帳面に綴られています。細かい字ですが、目をこらして見ると、「後から前から」(1980 小原宏裕監督)の同時上映作に「上から下から」という作品があるのを発見。思わずニヤリとさせられるこの遊び心、楽しくなります。今、調べたら「上から下から」(1981 増田俊光監督)は「東活」のピンク作品。きっと、昭和館の番組編成の方もこの作品タイトルを見たときに「やった! 『後から前から』と組むのにバッチリだ」と狂喜したと思います。昔、旧文芸坐で「日本誕生」(1959 稲垣浩監督)と「日本沈没」(1973 森谷司郎監督)という二本立てがあって盛り上がったことを思い出したりしました。
「新宿昭和館」には頻繁に行っていた僕ですが、「昭和館地下」にはあまり足を運んでいませんでした。「戦後公開の日本映画」全てを観るという大それた野望を持っていた僕ですが、その無謀さ(だいたいフィルムがなく上映されないものがたくさんあるのです)に気づき、ある程度範囲を絞らざるを得ませんでした。休みの日ともなると「新宿昭和館」、あるいは「大井武蔵野館」「亀有名画座」「上板東映」そして「文芸地下」などをハシゴするので精一杯。さらに単発的に「三軒茶屋アムス」とか入るのですから大変です。この時点ですでに足が抜けなくなっていますから、ピンク映画まで観ていたら完全に身動きとれなくなってしまうのでした。
そんなわけで「昭和館地下」にはあまり行かなかったのですが、数少ない「昭和館地下」鑑賞体験で印象に残っているのが、「不良少女魔子」(1971 蔵原惟二監督)23421202_132022417460132_4268858593534541824_n
「女子大生失踪事件・熟れた匂い」(1974 荒井美三雄監督)、「青い性」(1975 小平裕監督)の3本立てです。「八月の濡れた砂」(1971 藤田敏八監督)の封切時の併映作であった「不良少女魔子」が目当てでしたが、残りの2本のインパクトが強く印象に残っています。立教大学の大場助教授の事件を題材とした「女子大生失踪事件・熟れた匂い」はその後、封印され幻の作品となり、三東ルシアさんと鹿間ケイさん主演の「青い性」もその後、なぜか上映される機会がないので、この時の鑑賞は貴重な一期一会になったのでした。
「青い性」のストーリーはほぼ忘れていますが、山本紀彦さんが出ていて、「どうせ処女じゃないんだろ」と言いながら女の子を犯す役で、その前に観ていたテレビの「気になる嫁さん」の力丸とのギャップにちょっと驚いた記憶だけ残っています。   (ジャッピー!編集長)
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1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
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