ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

2019年01月

「即席」の時代がやってきた!

朝ドラ「まんぷく」、今週やっと「ラーメン」にたどり着きました。日清食品の創業者・安藤百福さんをモデルにしているドラマと聞いていたので、いつ頃「ラーメン」の話になるかと思っていましたが、後半に差し掛かってようやくです。塩とか健康食品作りなどずいぶん回り道しましたが、萬平(長谷川博己さん)が新しいものを考え出し工夫しようという性格や経緯があってこその「インスタント・ラーメン」の発明だったわけです。
「チキンラーメン」は1958年に発売され、瞬く間にヒット商品となりました。当然、次々に後発商品が売り出され、CMでガンガン宣伝されました。♪ブタ、ブタ、コブタ~の「エースコックのワンタンメン」、「日清坊や」をキャラクターにした「出前一丁」は天知総子さんの唄う ♪あ~らよ、出前一丁~(←当ブログ1月17日「追悼・天地総子さん」を参照)、藤岡琢也さんが出演していた「サッポロ一番」♪サッポロ一番~味噌ラーメン……など、皆さん、すぐに口ずさめることができると思います。もちろん僕もそうです。いかに子どもだった頃に刷り込まれたメロディーの記憶がこびりつくものか実感します。ちなみに僕の家ではもっぱら「チャルメラ」を食べていました。うちの家族の口には味がいちばん合っていたのです。あのイラストに描かれた屋台のラーメンおじさんの吹くチャルメラの音が哀愁がありましたねえ。あと、「オバケのQ太郎」の「小池さん」もラーメン普及に一役買ったような気もします。
今日の「まんぷく」では、おばあちゃん(松坂慶子さん)が「即席ラーメン」というネーミングを考え出しましたが、以後「即席~」というのが続々出てきたなあ。「渡辺のジュースの素」というのもありました。薄ーく作って何杯も飲んだり、粉のまま舐めてむせたりもしました。あと、ある日、親が留守して腹が減った僕は戸棚をあさって見つけた「即席しるこ」を「モナカ」だと思って齧りついたらえらく不味かった……なんてことがありました。お湯をかけて溶かす前の「即席しるこ」はマジ不味かった! 
とにかく、いろんな「即席」食品が登場した1960年代、きっと体に良くないものもあったと思いますが、無性にあのチープな味が懐かしくなります。  (ジャッピー!編集長)
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「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観てほしい

昨日の当ブログで書いたように、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(2018 前田哲監督)は大宅賞も受賞したノンフィクションの原作をうまくさばいた脚本とキャスティングで成功していました。主人公の鹿野靖明さんを演じた大泉洋さんは、病気が進行して次第に衰弱していくので撮影に入ってから10キロもの減量をしたそうです。たしかに映画の後半はずいぶん頬がこけていたように見えました。また、極度の近眼だった鹿野さんがかけていたのと同じ、度の強い眼鏡をかけるためにわざと視力を落とすコンタクトレンズをつけた上で眼鏡をかけたそうです。そういったビジュアル面での努力もありますが、やはり大泉洋さんという役者の陽性なキャラクターがうまく「鹿野さん」という役に合致したのだと思います。鹿野さんを身近で見続けた原作の渡辺一史さんも「大泉さんの何事にも丸裸で必死で、どこか憎めない人物であるという点ではまさに瓜二つでした」と言っているぐらいです。
最近、こんなことを言っている人がいました。「ガスト」でモーニングを食べている時、近くにいた見知らぬ若い男ひとりと女性二人の話が、聴くともなく聞こえてきたのです。満員電車の「あるある」みたいなことを喋っていて、「携帯いじってる人にやめろ!と怒鳴っている人がいたよ」「こわ~い」「ペースメーカーをつけていたみたい」「あ、じゃ言うか。でも、ペースメーカーつけてるんなら満員電車なんて乗らなきゃいいのに」という会話でした。もう完全に「ペースメーカー」つけている人は普通の生活しようなんて思うなという言い方でした。チラッと見ると、真面目そうな青年でしたが、ふっとそういった「差別意識」が出てしまったのです。こういう人はけっこういるのではないでしょうか。勿論、自分だって知らない間にそういった言い方をしてしまっているかもしれません。
ちょうどこの映画を観たばかりだったので、劇中、鹿野さんが「僕たちは普通に生活がしたいんだ」と言う場面を思い出しました。退院は無理だと言う医者に対して「先生だって仕事が終われば家に帰るだろ。僕だって同じですよ。家に帰って生活したいだけです」と言うのです。本当に当たり前のことをしたいのです。それに手助けが必要だから手助けをする。「やってあげてる」でもないし、「やってもらっている」ということでもない、そういうことがごく普通に自然に受け入れられる世の中になるといいなと思います。この映画、「ガスト」にいた青年たちのような人にも観てほしいですね。
えっ、自民党の杉田某に見せたらどうかって? 「生産性がない」とか言って撤回もしない人に見せても無駄でしょう。そもそも「心の知能指数」が低いのだから何も感じないんじゃないですかね。
(ジャッピー!編集長)
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「こんな夜更けにバナナかよ」の映画化にアッパレ!

「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(2018 前田哲監督)を観ました。だいぶ前になりますが、渡辺一史さんの書かれた「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(北海道新聞社。現在、文春文庫)を読んで大変感銘を受けたので、あの圧倒的な原作を「どう、映画にするのだろう?」と公開前から興味があったのです。正直なところ、ノンフィクションに限らず、原作を読んでいると映画にガッカリすることも多いので心配な気持ちもありましたが……、観て感心しました。お見事!と言いたくなりました。
原作は、24時間介護が必要な鹿野さんが病院ではなく「家で」暮らすという自立の道に奮闘する上で立ちはだかる色々な問題を提起しながら、周りに集まったボランティアの人たちの声を集めています。この鹿野さんに関わったボランティアはのべ500人といわれ、原作で取り上げているのも、その中の主だった人だけなんですが、それでも10人以上の方々に取材しています。そしてこの部分の深掘りが「介護」「福祉」といったことはもちろん、「人が生きる」という根源的なテーマを浮かび上がらせます。著者の渡辺さんもボランティアとして「鹿野邸」に出入りして自分を見つめるように、それぞれの人が「他者」との関わりから「自分」を考えていく様が明らかになっていくのです。
映画の成功は、これらの幾人かのボランティアを複合して、田中くん(三浦春馬さん)と美咲さん(高畑充希さん)の二人を創り出し、軸にしたところにあると思います。映画の限られた尺の中でこの二人に絞り、青春映画の側面もあります。ボランティアをやるうちに三浦さんは一時自信を失い、何となく始めた高畑さんはハマっていくという対照的な心の動きという構成にしたのが上手い!と思いました。それで、原作のエッセンスはしっかりと掬い取られているし、ユーモアもあって楽しめる作品になっていました。
何より、鹿野さん役に大泉洋さんを起用したのが「当たり!」です。我儘だけど、周囲に愛される鹿野さんのキャラクターにピッタリでした。「探偵はBARにいる」シリーズ(2011~2017 橋本一監督、3作目は吉田照幸監督)、「恋は雨上がりのように」(2018 永井聡監督)、「焼肉ドラゴン」(2018 鄭義信監督)と大泉さんの出られる映画、どれも良いなあ。あと、鹿野さんのお母さんを演じた綾戸智恵さんの起用といい、キャスティングが素晴らしかったです。病院から自宅に戻るのを反対され、高畑さんが「鹿ボラをなめんなよ!」というシーンにはグッときました! 女医役の原田美枝子さんの台詞「あんた、いい家族もったね」といいたくなりました。  (ジャッピー!編集長)
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「飛び出せ!青春」の「太陽学園」一番出世した生徒は水谷豊さん?

昨日の当ブログで、タイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2018 ナタウッド・プーンピリヤ監督)のことを書きました。昨日もちょっと触れましたが、途中、ヒロインのリンがクラスメートの「カンニング」に力を貸していることがバレてしまいますが、その切っ掛けはリンと同じ奨学生で優秀なバンクが「カンニング」に気づき先生に言いつけるからです。
この場面を観たとき、僕の「昭和脳」は「飛び出せ!青春」のある回を即座に思い出してしまいました。その回は河野先生(村野武範さん)のクラスのひとりがテストのときに「カンニング」を実行します。協力するのは柴田(頭師佳孝さん)と山本(保積ペペさん)という劣等生コンビですが、ともかく3人がチームになって「カンニング」をします。「飛び出せ!青春」を観ておられた方はもうお分かりでしょう。足で床を一回踏み鳴らし、机を2回たたく「ドン、チャッ、チャッ」というのが合図の作戦です。この「カンニング」に気づくのが中尾(武岡淳一さん)です。中尾くんは、どうして劣等生ぞろいの「太陽学園」にいるのか分からないんですがクラス随一の(というか唯一の)秀才で、河野先生に「あいつらがカンニングをやっている」と告げます。この所が「バッド・ジーニアス」を観て思い出されたのです。
告発を受けた河野先生は「損をするのはカンニングをした本人だ」と言ってその連中を咎めません。河野先生にしたら、「カンニング」している連中が自分でその愚かさに気づかないといけないという信念から放置したのですが、中尾君は頭にきます。おまけに「カンニング」の首謀者が県のお偉いさんの息子だったかで、河野先生はえこひいきをしている!とクラス中が一斉に「カンニング」を始めてしまう……という話でした。個人的には、青木英美さんが太腿にカンペを貼ってスカートをチラリとまくるシーンが脳裡に焼き付いていますが……。最後はもちろん誤解も解け、「お咎めがあるからやらない」んじゃなく、自分で恥ずかしいことをやってると思わないとダメなんだということを首謀者の生徒に気づかせます。
この有力者を親に持つ「カンニング」首謀者を演じたのが水谷豊さんで一回だけのゲストでした。(転校しちゃったのかな? その後クラスから消えています) 「飛び出せ!青春」の河野先生のクラスはレギュラー・メンバーですが時々ゲストも入って火野正平さんなんかも出てました。足の悪い屈折した役で、ダブりで上の学年から降りてくるんだったかな。「兵藤さん」と周りから「さん」づけでした。多くの役者が出たわけですが、今、現在も第一線で活躍しているのは水谷豊さんです。テレビの「相棒」は長年続いている大ヒットドラマだし、水谷さんは映画監督にも進出。「TAP THE LAST SHOW」(2017 水谷豊監督)に続いて、今年も「轢き逃げ」(2019 水谷豊監督)で脚本・監督と大活躍です。「太陽学園」生徒の一番出世ですね。 (ジャッピー!編集長)
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お見事!「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

1月19日(土)20日(日)の2日間、「大学入試センター試験」が行われました。東京はよくこの時期に大雪が降る印象がありますが今年は快晴でした。地域によっては強風で電車が遅れ開始時間を遅らせたという所もあったようですが。また、新聞によると、4人の受験生が「不正行為」で失格、全科目無効となったそうです。57万人を超える志願者のうち、4人というのは少ないといっていいのか、あるいは見つからない不正者がもっといるのでしょうか……。
たまたま、最近「カンニング」を題材にした映画を観ました。タイ映画の「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2018 ナタウッド・プーンピリヤ監督)です。友だちに勧められて観たのですが面白かった! ヒロインの女子高生・リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジンさん)は超優秀な生徒で「奨学生」として私立高校に編入します。そこは金持ちの子どもが通う学校で、出来の悪いドラ息子なども通っています。そんなリッチな一人、パットのカンニングを手助けし報酬をもらったことから、リンはそれを「ビジネス」のように広めます。
最初は、消しゴムに答えの番号を書いて後ろの席に送るという牧歌的なカンニングだったのが、リンがエア・ピアノで曲のフレーズを弾く指の動きを周囲が見るという一種の「サイン」を送るスタイルになります。(基本的にマークシートの4択形式なので成り立つ作戦です)教師の方も同時間に2種類のテストを用意するなど「カンニング」防止策を立てますが、さあどうする!? といったスリルもありますが、学校内のテストであるこの辺は序の口。大学入試に直結する世界規模のテストが実施される国によって「時差」が生じることに目をつけて、リンと、やはり貧しいながら「奨学生」で通っている秀才・バンクの二人がわざわざシドニーまで行って受験、その答えを本国にスマホで送信するという作戦を立てます。スマホの持ち込み禁止の厳重な会場、果たしてどうやって成功させるか、国をまたいでの「カンニング」、チームを組んでのプロジェクト、もうほとんど「オーシャンズ11」(2001 スティーブン・ソダーバグ監督)の世界です。そして、会場を出たリンが試験官に追われ、街から地下鉄へと追われる場面は本当にハラハラさせられました。
見事なエンタテインメント作品になっている一方、経済格差に基づく「教育機会の不平等」、学歴偏重などタイ社会(あるいは世界的)が抱える問題も浮かび上がってきます。劇中、リンの「仕事」が発覚し、校長が「学校は学ぶ所で、お金を稼ぐ所ではありません!」と叱責すると、リンが「学校だって同じでしょ。賄賂をもらっているじゃないの!」と言い返すのが印象的でした。教育の名の下に金儲けしている総理のお友だちなんかの顔が浮かびますね。
「カンニング」は悪いことですが、そんな社会の中で懸命に自分の頭と行動力で自立しようとするヒロイン像が魅力的で(ちょっと蒼井優さんに似ていました)青春映画の側面もあります。 2016年に公開された傑作「すれ違いのダイアリーズ」(2014 ニティワット・タラトーン監督)といい、この作品といい、今、タイ映画が本当に面白いのです。  (ジャッピー!編集長)
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1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
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昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
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