ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話
あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

2019年10月

『記憶にございません!』と『スミス都に行く』

昨日の当ブログでハギューダ格差助長大臣の「身の丈に合わせて」発言に触れましたが、他にもコーノ防衛相の「雨男」発言というのもありました。「私は雨男でありまして、就任してから台風が3つ来ています」だって。千葉に住んでいる人の中には、1か月の間に3回も被災した人もいるのに、よくこんなこと言えるよ、こいつもアベ晋ゾー内閣に入ってすっかり腐ってきましたね。コイズミ「セクシー」環境相もですが、よくもまあ、こんなにポンコツな連中を集めたもんです。もう二人も辞任したし。

で、アベは決まったように「任命責任は私にあり……」と言うわけですが、今まで責任をとったことがないのです。アベ政権において今日のカワイ法務大臣で10人目の辞任。それでも「責任」は口だけ。こんな奴が国のトップに立っていることがまさに国難というしかありません。

少し前に、ひどい総理大臣が登場する映画を観ました。『記憶にございません!』(2019 三谷幸喜監督)です。中井喜一さんが扮するのは独善的で言葉も乱暴、支持率も低い黒田首相です。その首相が記憶喪失になり、自分が首相だったという記憶もなくして別人のような好人物になった中井さん。ごくわずかな側近だけがこの状況を知っていて、対抗派閥や国民に知られないように何とか「首相」を通そうとするのでドタバタが起こります。

すっかり「いい人」になった黒田は、記憶喪失前とは正反対の「まっとうな」政治をしようとします。このあたり、素人の青年が地元の有力者たちに担ぎあげられ上院議員になる『スミス都に行く』(1939 フランク・キャプラ監督)を思い出させます。有力者たちは自分たちの思い通りに操ろうと思って擁立したのに、青年が「正しい」政治を貫くというストーリーです。青年役がジェームズ・スチュアートさんですからまさに適役、民主主義を謳いあげるアメリカの良心のような作品でした。三谷幸喜さんは古いアメリカ映画に造詣が深いようなので、元ネタかもしれません。

中井さんの演じる黒田の妻(石田ゆり子さん)が“活動的”でいろいろな所に顔出して「何でも通っちゃう」のは、明らかに現実の首相夫人アッキーを彷彿させるし、首相の椅子を狙う派閥争いなども描かれています。しかし、ちょっと風刺のスパイスは足りませんね。それどころか、黒田が国会で妻への愛を叫んで喝采を受けたり、黒田と距離のあった息子(濱田龍臣さん)が「僕も政治家になるよ」と言ったり、妻の兄(ROLLYさん)を官房長官に抜擢したり……何だかこれでは、「ポピュリズム」と「世襲」を礼賛しているみたいですねえ。喜劇だから、ハッピーエンドはいいにしても、何だかなあ。

現実とリンクするなら、「反骨」を貫いてほしいですね、それが「映画」というものでしょう。そういえば、この映画の公開前、アベ晋ゾーを招いてツーショットしていたな三谷監督、嬉しそうだったな。よく見てみれば、この映画、「フジテレビ」製作でした。なるほど、そういうことなんですね。 (ジャッピー!編集長)

 

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萩生田光一格差助長大臣またはアベの茶坊主

来年度に始まる「大学入学共通テスト」で導入される英語民間試験について、ハギューダ文科大臣が「自分の身の丈に合わせて勝負してもらえれば……」と発言しました。まったくとんでもない奴です! 失言どころじゃありません。「教育の機会均等」に反する暴言、冒涜です。憲法違反です。批判があったことに慌てたのか、すぐ翌日に釈明、謝罪となりました。「どのような環境下にいる受験生においても、自分の力を最大限に発揮できるよう、自分の都合に合わせて適切な機会をとらえて2回の試験を全力で頑張ってもらいたいという思いで発言した」だってよ。ただ単に「身の丈に合わせて」を「自分の都合で」に換えただけじゃないか! 問題は地域や経済環境の格差にあるというのに、それを是正するという気がサラサラないときてやがる。全くふざけたクソ野郎です。さすがはアベ晋ゾーの茶坊主ナンバー1だけのことはあります。弱い立場や恵まれない環境にいる人のことなんかこれっぽっちもないんだろうね。反省とか、謝罪の気持ちなんか1ミリもないことは顔を見れば分かります。このハギューダという男は前にも、野党の国会審議に対し「田舎のプロレス」と揶揄したこともありますから、根っからの地方差別主義者なんでしょう。本音が出たのだから、心からの謝罪なんてできるわけありませんね。

かつて、大島渚さんがデビュー作『愛と希望の街』(1959 大島渚監督)で、貧しい少年とお金持ちの少女の交流を描きました。この少年は鳩の帰巣性を利用して同じ鳩を何度も売っていたことが分かり、就職試験で落とされます。貧乏な境遇の中でそうして生きるしかなかったわけです。「鳩を撃つ」有名なラストによって、ブルジョワジーと貧乏人の決定的な断絶のメッセージがこめられますが、松竹上層部は大島監督の意に反して、勝手に『愛と希望の街』なんてノーテンキな題名をつけたのです。(当ブログ2017年5月4日「大島渚監督と鰐淵晴子さん」をお読みください) 結局、あれから60年経っても、上に立って恵まれた場所にいる者は「路上の現実」なんてものに目を配ることもなく(いや、そもそも気づこうという気もないのでしょう)、見下しているだけなのです。

「不公平」を正すのが政治の一番の役割だと思いますが、このハギューダのクズ野郎は「不公平」を放置するどころか、助長するような言葉を吐いたのです。こんな奴を上っ面の謝罪で許してはいけませんね。そもそもモリカケ問題の当事者であるハギューダをよりによって文科大臣にしたというところが、アベ晋ゾーの開き直りというか国民をナメている証拠ですな。

高校生、受験生、若者よ、あなたたちがこんなクズな大臣に教育の機会をスポイルされているのです。ハロウィーンで仮装してバカ騒ぎするよりも、このクソ大臣をディスって糾弾する声をあげてください。  (ジャッピー!編集長)

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広瀬アリスさん&すずさん姉妹と野添ひとみさん

26日の当ブログ「追悼・純アリスさん」を書きましたが、最近の人が「アリス」ときいて思い浮かべるのは広瀬アリスさんですかね。僕も、前に『銀の匙 Silver Spoon』(2014 吉田恵輔監督)で広瀬アリスさんを観たときに、その名前から純アリスさんを思い出したりしました。(それにしても、この映画を観たのがもう5年前なのかあ! 時の流れの速さがハンパない……) というのも、この映画で初めて知った広瀬アリスさんを僕はてっきりハーフの女優さんだと思い込んでいたのでした。色の白さや、眼の色も黒っぽくないので、てっきりハーフで「広瀬アリス」さんという名前なのだ、これは「純アリス」さんと同じだなあなどと思ったのでした。なので、そのとき、既に広瀬すずさんの存在は知っていましたが、すずさんの方は日本人ぽい?という印象でお二人が姉妹とも思わず、全く結び付けていませんでした。

『銀の匙 Silver Spoon』は、北海道の農業高校を舞台にした青春映画で、受験に失敗したまたま入った高校生(中島健人さん)がとまどいながらも次第に成長していくというストーリーで、とても良く出来ていて爽やかな後味を残した映画でした。中島さんが仔豚を育てるのですが、成長すれば食肉となってしまう……と葛藤するなど、人間が生きるために動物の命をいただいているというメッセージもしっかり伝わっていました。農業高校特有のカリキュラムや実習風景が見られるのも興味深く、牛の肛門に手を突っ込んだり、乗馬のシーンを広瀬アリスさんが見事にこなし、演技も自然で、僕の中で若手女優の注目株となっていました。そののち、アリスさんとすずさんが姉妹と知って驚いたのでした。そう知ってからもあまり似てないなあと思っていましたが、最近になって、「あれっ、やっぱり似ているなあ。と思うようになりました。

前の朝ドラ『なつぞら』も北海道の開拓農場で始まって、ヒロインの広瀬すずさんが乳搾りなどやっていましたから、姉妹で酪農に関わる演技をしていたわけですが、観ているうちにすずさんのちょっとした表情がアリスさんに見えるときがあったのです。たぶん、すずさんが自分の年齢以上まで演じたことと、すずさん自体も大人っぽくなってっきたこともあるのでしょう。

しかし、その「似てる」というのも、間接的だったのです。僕は前からアリスさんは野添ひとみさんに似ていると思っていたのですが、ある時『なつぞら』を観ていて、すずさんがちょっと野添ひとみさんに似ているなあと思えた瞬間がありました。やっぱり「姉妹」なんだ、似ているんだ、と、お二人を野添ひとみさんを介して似ていると気づいたのでした。

僕は『銀の匙 Silver Spoon』以来、広瀬アリスさんに注目していますが、昨年、『巫女っちゃけん。』(2018 グ・スーヨン監督)というコメディで巫女をさせられている不機嫌ヒロインを演じているのを観たときに、この人はコメディエンヌとしていい味を出しているなあと思いました。是非、そっち方面でも活躍してほしいと思っています。

(ジャッピー!編集長)

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追悼・純アリスさん 『ママはライバル』と『どっこい!大作』

今年の7月12日に女優の純アリスさんが亡くなりました。まだ66歳というのは若すぎます。最近はあまりテレビや映画でお見かけすることはありませんでしたが、残念でなりません。

純アリスさんというと、まずは『ママはライバル』を思い出す方がほとんどだと思います。1970年当時は、岡崎友紀さんが本当に大人気で次々に主演ドラマが作られていました。『おくさまは18歳』、『なんたって18歳』に続いてTBSで放映されたのが『ママはライバル』(1972年)で、高校生の岡崎友紀さんのお父さんの再婚相手が転校してきた同級生という設定で、その義理の母親!である同級生を演じたのが純アリスさんでした。だいたい、この岡崎友紀さん主演のコメディシリーズはこういったとんでもない設定がパターンになっていて、1作目の『おくさまは18歳』は高校3年生の岡崎さん(役名は高木飛鳥だったなあ!)が教師の石立鉄男さんと結婚し、新婚夫婦で同じ学校の先生と生徒という秘密の状況を周りから隠しておくる学園生活のドタバタが描かれていました。2作目の『なんたって18歳』はバスガイドのヒロインが実は大金持ちのお嬢さんというコメディでした。

そのパターンを踏襲しての『ママはライバル』ですから、セックスの匂いのないコメディでしたが、純アリスさんが、そこらにいそうなタイプの岡崎友紀さんと対照的に美少女ぶりで、若いながらも色気があったなあと思います。これならパパ(高橋悦史さん)も再婚するよと納得?した美しさでした。今は、そこらじゅうにハーフのタレントや女優がいて、テレビをつけると誰かしら出ているという感じですが、当時はハーフの美しさは際立っていました。

そして、僕が『ママはライバル』以上に印象に残っているのが、同時期にNET(現テレビ朝日)で放映していた『どっこい!大作』です。『河童の三平』などで知られる金子吉延さん主演の子ども向けドラマで、北海道で育った大作が相撲取りになろうと誓って上京、いろいろな仕事をしながら成長する話です。相撲好きだった僕は第1話に「大鵬」本人が出るというのでチャンネルを合わせたのですが、相撲ドラマにはならず、大作少年もけっこう仕事を変えたりするので、友だちとの間では「突っ込み所」が多かったです。大作少年の育った牧場を買い取った志村喬さんが大作を厳しくも見守る役でしたが、純アリスさんはその孫娘の役でした。貧しい田舎者の大作と正反対で、いかにも金持ちのお嬢さんでちょっとワガママな感じをよく出していたのを覚えています。あの『どっこい!大作』もう一度観てみたい気がします。

その頃よりちょっと後に、「週刊プレイボーイ」で純アリスさんのセミヌードのグラビアが載って、そのまとった薄物から透けたバストトップを凝視したのも思い出です。そういえば、そのときにプロフィールを見て、アリスさんがニュージーランドと日本のハーフだと知って驚いた記憶もあります。色白の純アリスさんを、当時の僕はてっきり北欧系なのかと思い込んでいたのでした。そういえば、今日はラグビー・ワールドカップ準決勝でニュージーランドが登場しますね。

「東京キッド・ブラザーズ」に入ってからも活躍され、同劇団の三浦浩一さんとご結婚、現在、息子さんがお二人、俳優となって活躍されていますね。このお二人ともアリスさんによく似ています! 70年代初めのドラマで活躍され、その美しさで魅了した純アリスさんのご冥福を心よりお祈りいたします。 (ジャッピー!編集長)

 

 

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山口百恵さんのシングル、千家和也さんから阿木燿子さんへ

1021日の当ブログで、今年6月13日に亡くなった千家和也さんのことを書きました。「バスストップ」「終着駅」「逃避行」といった駅・停車場3部作(←僕が勝手に名付けた)や「そして、神戸」といった歌詞がいかに映像的なイメージを持っているかということです。

こういった大人の歌詞を書く千家和也さん、アイドル歌手の曲の歌詞も手掛けてヒットを飛ばしています。プロですから当然ですが、その歌手のイメージに合わせた歌詞を書き、キャラクター作りをするのです。そういう意味では、アイドルを売り出す戦略として重要な役割を果たしています。千家さんは山口百恵さんの「青い果実」「禁じられた遊び」「ひと夏の経験」といった“青い性”路線で知られるわけですが、僕の一番好きな百恵さんの曲は「冬の色」です。「ひと夏の経験」の2曲あとのシングルで、リリシズム溢れる名曲です。♪あなたから許された口紅の色は~からたちの花よりも薄い匂いです~ くちづけもかわさない 清らかな恋は 人からは不自然に見えるのでしょうか~ という歌詞は、それまでの曲の「性典」的なイメージから一転、プラトニックな感じがします。しかし、僕にはそれでも別種の、どこか裡に秘めたようなエロチックな香りがするのです。何というか、「青い性」を通過して本当の色気が漂うような。そんな印象があってすごく好きな曲でした。

「冬の色」は1974年末のリリースで、このあとも千家和也さんの書いた曲が山口百恵さんのシングルとして発表されていきますが、ご存知のように、1976年には山口百恵さん阿木燿子さん&宇崎竜童さんの作られた「横須賀ストーリー」で大ヒットを飛ばし、以後、このご夫婦が百恵ちゃんの曲の主力となっていきます。ここでまた、路線変更というか、百恵ちゃんのイメージ・チェンジが成されるのです。ここでは、もう完全に大人の女性で、♪去年の人とまた比べている~(「イミテイション・ゴールド」)、♪馬鹿にしないでよ~と怒鳴ったり♪坊や、いったい何を教わってきたの(「プレイバックPARTⅡ」)と言う女性にまでなるのです。自立して、主導権を握る女性像となっていくのです。

この阿木さんの歌詞群が見事に「百恵ちゃん」を「百恵さん」に変換することに成功させましたが、一方では千家和也さんがずっと歌詞を書いていたら、大人の恋を書くのに長けた千家さんですから、また違った「大人の女性」としての山口百恵さんも見られたかも……と思ったりもします。  (ジャッピー!編集長)

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1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
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昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
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