アラン・ドロンさん、ジャン=ピエール・メルヴィル監督などフランス映画の話題を書きましたが、今年フランス映画界の大女優がこの世を去りました。ジャンヌ・モローさんです。7月13日に89歳で亡くなりました。
]images (24)

「突然炎のごとく」(1961 フランソワ・トリュフォー監督)20111028_2144802
や「エヴァの匂い」(1962 ジョセフ・ロージー監督)などで演じた、男性を虜にし翻弄するような女性がピッタリで、映画を観始めた頃の僕には「太刀打ちできない大人の女性」というイメージが強く焼き付けられました。「エヴァの匂い」のように近づくと破滅に引き込まれていくようなちょっと退廃的な色気。「小悪魔」なんて言葉では追いつかない魔性を発散していましたねえ。eva05w
独特のしわがれた声もそんな雰囲気を醸し出していました。(「突然炎のごとく」では歌うシーンもありました)
モローさんといえば、あの「への字」の形をした口が特徴的です。1013280_300
この口の形が意志の強さを思わせ、男に媚びない、自立した女性という感じです。昨今の日本の若い女性は、「アヒル口」がかわいい!などと口角を上げようと励んでいるですが、何だかみんなアイドル志向なのか同じような人に見えます。女優さんにしても本当に「大人」の成熟した魅力を感じさせる人が少なくなったような気がします。モローさんの代表作「死刑台のエレベーター」(1957 ルイ・マル監督)のとき、モローさんは29歳。今の日本の同じ年代の女優と比べれば、その違いは明確です。そして、モローさんは歳をとってもシワを隠さず、映画に出続けましたが、それもまた魅力的でしたね。
ヌーヴェルヴァーグ時代から数々の映画に出演され、カンヌ国際映画祭女優賞など幾多の栄誉に輝き、世界中を魅了したジャンヌ・モローさんのご冥福を心よりお祈りいたします。(ジャッピー!編集長)

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!