昨日の当ブログで、現在「水を買う」ことが当たり前になったのが、昔からすると信じられない……というようなことを書きました。結局、「売るモノ」を次から次へと生み出さなくてはならない資本主義の宿命のようなものに踊らされているだけじゃないかと。もう「本当に必要なもの」というのは尽きているんじゃないのかねえ。最近、「透明なコカコーラ」というのが売り出されたようですが、もう「味」とか「ゼロカロリー」とか、やれることが無くなったというわけですよね。何でも、職場とかで「無色のコーラ」だと「水」のフリして気兼ねなく飲めるからだって。そんなニッチな需要で、新商品というのが苦しいですね。定着するんでしょうか。昭和世代としては、あの黒褐色でないとコーラを飲んだ気にならないなあ。
ともかく、「水道水」を飲んでいる身からすると、やれ「ヴォルヴィック」だ「南アルプス」だとそんなに味に違いがあるのかなあと思います。世の中には「利き酒」ならぬ「利き水」できる方もおられるのかもしれませんが、普通に暮らしている分には「水」は「水」だと思います。だいたい、本当に「その水」かどうかだって分かりませんよ。そこらの水道の水を詰めているだけかもしれないし。「恋人たち」(2015 橋口亮輔監督)(←この映画については当ブログ2016年10月10日を参照)の中にも、普通の水をペットボトルに詰めて高額で売る詐欺商法が出てきました。images koibito

そういえば、昔読んだ伊丹十三さんの本(「日本世間噺大系」文春文庫)に「クソ水」という話(というか座談会)がありました。湯河原でチフス患者が出て、調べてみると水道水から菌が発見されたのですが、銀行の寮からの廃水が配水池に入り込んでいたのが原因だったのです。
驚くべきことは、それが判明するまで5年間もの間、寮の汚水(クソ水)を近隣の住民は飲んでいて、誰も気づかないどころか、「この辺の水は美味いね」と言って飲んでいたというのです。ほんのり味?がついていて美味しく感じていて、他所からのお客さんにも自慢していたそうです。さすがに体調を悪くした人も出たそうですが、一方ではまったく健康、ピンピンしている人も多かったといいますから、人間の体の浄化作用?というのもすごいものだともいえます。この伊丹さんの本には他にも市井の人の面白い話が取り上げられています。
ダウンロードitami
 (ジャッピー!編集長)
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