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9月23日から池袋・新文芸坐で「追悼・西城秀樹 ヒデキ、フォーエバー!」という上映会をやっていて(本日まで)、僕は24日、「ブロウアップ ヒデキ」(1975 田中康義監督)を観に行ってきました。これは、1975年の夏に行われた西城秀樹さんの全国縦断ツアーの模様を収めたドキュメントで、コンサートの模様はもちろん、大掛かりなセットを建てる様子(特に富士の野外会場のクレーンを使った会場がすごい!)、スタッフさんの仕事、ツアーの合間に見せる秀樹さんのプライベートな表情もすくいあげています。
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僕が出かけた24日の夜の回は「発声、手拍子、ペンライトOK」の応援上映という観客参加のもので、この手の上映は初めての経験でした。観客は98%ぐらいが女性。かつての秀樹ファンでしょう、僕と同年代の熟女の方々がほとんど。いつもは男性客が多くて男子トイレに列ができる新文芸坐ですが、この日ばかりは女性トイレの方に長い列ができておりました。ロビーで掲示されたポスターにカメラを向ける人、物販されているブロマイドを選んでいる人、そしてBGMで流れる秀樹さんのヒット曲に合わせて口ずさんでいる人などもいて、いつもと違う休憩時間の雰囲気でした。中には、地方から来てホテルをとって通いつめるという人もいたようです。
上映が始まる前に文芸坐スタッフHさんが前説で登場、「ウォーミングアップしましょう!」と場内に流れた「情熱の嵐」に合わせて秀樹さんのエア・アクション、場内から♪君が望むなら~「ヒデキ!」のコールを引き出し、「皆さん、これでノドが開きましたね! ではお楽しみください!」と、すんなり応援上映に入りやすい雰囲気を作る心遣いを見せてくれました。そして始まった「ブロウアップ ヒデキ」、秀樹さんの熱唱に合わせてペンライトが振られ、「ヒデキ!」と声がかかり、大いに盛り上がりました。僕の斜め前の席にいた60代ぐらいの女性、地味な服装で大人しそうな方でしたが映画の終り近くになって「ヒデキ、ありがとう!」と大きな声を出していたのが印象的でした。
映画に記録されたツアーの大観衆の熱狂、当時の秀樹ファンの女の子たちにもあれから43年の歳月が流れ、それぞれの人生を送ってきたわけです。秀樹さんにも栄光だけでなく、闘病の苦しい時期があったように同じ歳月が流れた女の子たちにも色々なことがあったでしょう。仕事、結婚、子育て、あるいは不倫、離婚、挫折、闘病……喜び、悲しみ、様々なことがあったでしょう。大人になって生活を築くのは大変なことです。今こうして同じスクリーンを見つめている人たちが懸命に生きてきた……そんなことを考えると何だか言いようのない感慨に襲われてしまって、僕も手拍子をしながら思わず落涙して
しまいました。ここに集った見知らぬ女性たちに、よくぞ、それぞれの人生を生き抜いてという気持ちを持ちました。
ロビーでは、お互い連絡先を交換したりする光景も見れました。久々に再会した秀樹ファン同士もいたでしょうし、ここで知り合いになって新たな繋がりを作った人もいたでしょう。家でDVDを観ているだけではできない連帯感、あらためて「映画館で映画を観ること」の素晴らしさを感じた一夜でした。
(ジャッピー!編集長)

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