先日、俳句の雑誌を買いました。僕は俳句をたしなむわけではないのですが、当ブログでお馴染みハピイ氏橋さんのロング・インタビューが載っているので即買いです。
ハピイさんには、不肖ジャッピー!編集長の僕も「11号」でインタビューをしておりますので、前にお聞きした話もあるのですが、今回は「オッさんはピンクを観ながら頓死した 新宿昭和館の日常を語る」というタイトルで4人の聞き手の方々とのお話の中から浮かび上がる昭和の名画座の有り様はやはり面白いです。お話の中で「映画は長くとも1時間半ですね。最近の映画はちょっと長すぎる」というのには僕も大きく頷くところです。やっぱり、人間が集中してスクリーンに向き合える時間ってありますよね、生理的に。また、ハピイさんが描いた「新宿昭和館通信」やポスターがいくつか掲載されていますから是非ご覧ください。
さて、このハピイさんのインタビューが掲載されているのは、「塵風」という西田書店発行の俳句雑誌の第7号(2018年小暑号)で、特集は「映画館」。6a0120a696c718970c022ad35c42cf200c
他にも執筆者の方々がそれぞれ思い出の映画館について書いておられ読みごたえのある一冊でした。
中でも、堤靖芳さんが綴った記録を引用した「私の映画日誌 1971~1974」には懐かしい映画館の名前が続々と出て来て、しばし感傷に浸ってしまいました。ここに登場する銀座並木座、名画座時代のテアトル新宿、有楽シネマ、池袋日勝文化、飯田橋佳作座、銀座文化、大塚名画座、渋谷全線座、新宿ローヤル、高田馬場パール座、京王名画座、テアトル東京、後楽園シネマ……僕にもそれぞれ色んな思い出があります。ああ、何と幸せな時代だったろう!僕はもしかしたら、映画というより映画館が好きなのかもしれません。
とりわけ、いろんな街に名画座があったは今から思うと夢のようです。絶対観たい、観逃したくない映画がかかっているときには遠い映画館に行ったものです。僕は方向音痴なもので、初めての街に出掛けるときには上映時間よりだいぶ早めに家を出るようにしていたので、時には早く着きすぎちゃうこともありました。そんな時は周辺をブラブラ歩くのも楽しく、名画座と街歩きは僕の中ではワンセットになっていました。
ですから、次々に名画座がなくなったということは、僕にとってはその名画座があった街にも行かなくなったということなのです。亀有、大井町、三軒茶屋、三鷹、五反田、自由が丘……などは映画館が無くなってからは一度も行ったことがありません。今も僕は映画をビデオやDVDで観ることは全くないので、すっかり行動範囲が狭くなりました。池袋、新宿、渋谷、高田馬場、阿佐ヶ谷、たまにサービスデイなどに有楽町といった感じです。「遠征」も行かなくなりました。せいぜいが北千住の「ブルースタジオ」ぐらいまでです。決まった映画館しか行かないのでスケジューリングは楽ですが、時々知らない街で映画を観てぶらりしたい気持ちにかられます。何か、俳句でもひねりたくなってきました。(ジャッピー!編集長)
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