昨日の当ブログでアレサ・フランクリンさんのことを映画にからめて書きました。
それよりも前、僕がアレサ・フランクリンさんのレコードを初めて聴いたのはエリック・クラプトンさん経由でした。僕の友人にすごいエリック・クラプトンさんのファンがいて、僕も信者にしようと思ったのか、頼みもしないのに「ヤードバーズ」「クリーム」「ブラインド・フェイス」「デレク&ドミノス」などのアルバムをカセットに録って貸してくれて、翌日学校で会うとすぐ「良かっただろ!」と同意を求めてくるのでした。おかげで僕もクラプトンさんを一通り聴いて好むようになりました。この友人・K君がある日僕に「ザ・ビートルズ」(ホワイト・アルバム)を譲ってくれと頼んできました。僕はビートルズのファンでレコードを揃えていたのですが、ジョージ・ハリソンさんの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」にクラプトンさんがギターで参加しているという理由で、K君は欲しがったのです。ホワイト・アルバムは二枚組なので、さすがに1曲のためにお小遣いをはたくことが出来なかったのでしょう。(僕もお金を貯めて買ったので手放しませんでした) とにかく、それぐらい、K君は少しでもクラプトンさんが演奏に関わっている曲も集めていたので、本当にクラプトン狂というかマニアの域に達していたと思います。そのK君に「これにもクラプトンがギター弾いているのが1曲入っているんだ」と貸してもらったのが、アレサさんの「レディ・ソウル」でした。ダウンロードredey

1967年「リスペクト」で全米1位のヒットを飛ばし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの時期にリリースされ、まさにズバリのタイトルを冠したアルバムということは、僕はその時点では知りませんでした。しかし、聴いてみてガツーンとやられました。とにかく、声。楽器に負けない声があるんだというのが、まずもって衝撃でした。A面1曲目の「チェイン・オブ・フールズ」を聴いて一気に引き込まれましたのですが、今考えると「グルーヴ」感というやつですね、当時はそんな言葉も知りませんでしたが。そして、3曲目の「ピープル・ゲット・レディ」、これがスゴかった!  この熱唱に何が何だか自分でも分からないのですが感動がこみあげてくるのでした。人の肉声に突き動かされることがあるのだ……ということを初めて知ったように思います。とにかく、そんな感じでクラプトンさんがブルージーなギターを奏でる「グッド・トゥ・ミー」(B面2曲目)に至る前に、すっかりアレサさんに魅せられてしまったのでした。

それ以来、何百回このアルバムを聴いたか分かりません。また、このアルバムにはキャロル・キングさんの「ナチュラル・ウーマン」、ラスカルズの「グルーヴィン」という、ロック好きだった僕も「知っている」曲がカヴァーされているのですが、そのアレサさん流の歌唱も印象的でした。今さっき、FM東京で村上春樹さんがD.J.をつとめた「村上RADIO」を聴いていたら、カヴァー好きの村上さんが、「アレサ・フランクリンという人は既成の曲を脱構築しいったんバラバラにしてから自分のものとして歌うすごい才能の人」と評していました。全く同感です。(ジャッピー!編集長)
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