昨日の当ブログで書きましたが、僕はエリック・クラプトンさんが1曲レコーディングに参加しているのというので友人が貸してくれた「レディ・ソウル」(1968年リリース)を聴いてアレサ・フランクリンのパワフルな歌唱にノックアウトされました。そして、続けて「レディ・ソウル」前後のアルバムも聴きました。必殺の「リスペクト」で始まる「貴方だけを愛して」(1967年リリース)、41oUF7kj8nL._CR0,3,500,500_UX175


何と「サティスファクション」のカヴァーで始まる「アレサ・アライヴズ」(1967年リリース)、61DSXbq9FUL._SX355_
「シンク」で始まる「アレサ・ナウ」(1968年リリース)
ダウンロードaresa
とガツンとやられるA面1曲目を配していて「レディ・ソウル」を含めたこの4枚は本当によく聴きました。
「サティスファクション」もそうですが、アレサさんはカヴァーに白人のロックを取り上げることも多く、昨日も当ブログで紹介した「レディ・ソウル」に入っている「ナチュラル・ウーマン」「グルーヴィン」、「アレサ・アライヴズ」には「96粒の涙」(オリジナルは「?&ミステリアンズ」のナンバー1ヒット)、1970年リリースのアルバム「ジス・ガール」では「エリナー・リグビー」「レット・イット・ビー」といったビートルズ・ナンバー、ザ・バンドの「ザ・ウェイト」も取り上げています。ダウンロードdisuga-ru
アルバム・タイトル曲もバート・バカラックさんの「ジス・ガイ」の歌詞を変えたものです。こうしたカヴァーは白人の音楽ファンも取り込もうというレコード会社の戦略、あるいは1960年代後半という時代的な空気ももちろんあったと思いますが、同時にそういった人種の壁を越えようというアレサさんの思いがあったと感じるのです。というのは、これらのアルバムには黒人としてのメッセージ性の強い楽曲も入っていて、例えば「貴方だけを愛して」のB面ラストではサム・クックさんの「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(←クックさんがボブ・ディランさんの「風に吹かれて」に触発されて作った曲)を唄っていますし、
昨日書いたように僕が聴いて感涙した「ピープル・ゲット・レディ」はカーティス・メイフィールドさんが「公民権運動」をモチーフに書いた曲のカヴァーで「信念を持って乗りこめば約束の地に行ける。しかし、希望を失った人を乗せる場所はない」という内容です。
「リスペクト」のように、男社会に対するアンチのような内容に変えた曲も含めて、アレサさんには社会的なテーマが内包されている曲は多いですが、アレサさんの歌唱は決して「愚痴っぽくならず」、黒人であること、女性であることを肯定的に受け止め、生きることを訴えかけていたように思えるのです。黒人も白人もなく、自分らしく生きることを礼賛しているような。だから、多くの人の心を揺さぶったのでしょう。バラク・オバマ前大統領は、アレサさんの葬儀で「歌声を通して、アレサは何億人もの立場が弱い人、虐げられた人、そして少しだけ愛が欲しい人に力を与え、鼓舞したのです」と弔辞を述べられました。まさにその通りです!
   (ジャッピー!編集長)
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