昨日の日曜日、「船堀映画祭」に行ってきました。毎年この時期に行われる「船堀映画祭」、今年で第10回を迎えました。地元の方々の手作り感が楽しく、僕も毎回訪れています。DoUPk33V4AAzYCq
(当ブログでも、2016年11月6日「船堀映画祭に行ってきました」、2017年11月12日「船堀映画祭で中真千子さんトークショー」と書いています。ご参照ください) 天気にも恵まれ、船堀駅前の広場ではアカペラのデュオ、マジックなどの出しものもあり、1日目の土曜日に「ブルース・ブラザーズ」(1980 ジョン・ランディス監督)が上映されたこともあって、並んだ露店にはベル―シ&エイクロイドのコスプレした人もいたりでお祭り気分を楽しみました。また、今年もハピイさんのイラストによるポスターが何枚も展示され、会場に彩りを加えていました。
今回楽しみにしていたのが「血煙り高田馬場」(1937 稲垣浩・マキノ雅弘監督)の活弁上映です。ダウンロードtikemuri
弁士をつとめるのが目黒祐樹さん! 目黒さんは若い頃に、お父上とお母上(近衛十四郎さんと水川八重子さん)の共演した無声映画を鑑賞したのがきっかけで「活弁」に魅せられ、いつかは勉強しようと思っていたそうです。忙しさでなかなか出来なかったのが、ようやく10年ぐらい前に弟子入りして「弁士」の修業を始めたとのこと。「まだまだ未熟で」とおっしゃていましたが、素晴らしかった! 俳優として長いキャリアがあるとはいえ、画面に映る役者に合わせ、しかも何人もの科白をひとりで語り分ける「活動弁士」というのはまた別の難しさがあります。それをこれだけ見事にこなされるとは、相当な努力を重ねられたと思います。年齢を重ねても、新しいことに挑戦する目黒さんの姿勢に、僕を含めて会場にいた人たちに大いに勇気を与えてくれました。
弁士をつとめられた後、目黒さんのトークがありました。何年か前に仕事で津川雅彦さんとご一緒したときに、今、弁士の勉強をしていてマキノ監督の作品をやらせていただいてますと挨拶したら、津川さんが「やる時はどこにいても必ず飛んで行って観に行くよ」とおっしゃったそうです。津川さんが亡くなってしまい、間に合わなかったのが無念と涙を浮かべておられましたが、「きっと天から降りてきて会場のどこかでニコニコして観ておられると思う」とおっしゃいました。また、本作の主演・阪東妻三郎さんのご子息、田村高廣さんにもとても可愛がってもらった思い出なども語られました。
この作品の殺陣は、それまでの時代劇と違って「熱いトタン屋根の上の猫」のように飛び跳ねる感じでとマキノ監督が演出をつけ、阪妻さんもそれに応え、軽快で躍動感あふれるの立ち回りを見せたという話も紹介され、目黒さんが映画の先人たちへのリスペクトを強くお持ちなことが感じられました。DoehcI0W0AE-e34

「関東」と「関西」の活弁の違いなど、興味深い話もあり、とても充実した上映+トークショーでした。来年公開される、周防正行監督による「活弁」を題材とした映画にも目黒さんがちょこっと出られているそうですから、今から楽しみです。 (ジャッピー!編集長)
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