昨日の当ブログで、「ビー・ジーズ」がヒットチャートを席巻した「1978年の洋楽シーン」を取り上げました。この大ブームを巻き起こした「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977 1978年日本公開 ジョン・バダム監督)以降、「音楽映画」からヒット曲が生まれるというパターンが80年代に続いていきます。
もう一つ、この「サタデー・ナイト・フィーバー」旋風によって「ディスコ・サウンド」が世界的なムーブメントとなります。何しろ、この1978年には、ローリング・ストーンズ(「ミス・ユー」)やロッド・スチュワートさん(「アイム・セクシー」)といった大物スターもディスコ・サウンドを導入し、ヒットとなります。

もちろん、それ以前にも「ディスコ・サウンド」はありました。ビー・ジーズも1975年には「ジャイブ・トーキン」というディスコ調の曲でナンバー1を獲得していましたし、1976年10月9日にはベートーヴェンの交響曲第5番をディスコ・ビートでアレンジした「運命’76」(ウォルター・マーフィーとビッグ・アップル・バンド)が1位を獲得しています。この「運命’76」も映画「サタデー・ナイト・フィーバー」に使われていました。こうした流れが1978年の「ビー・ジーズ」で一気にフィーバしたわけですが、さらに輪をかけたのが「シック」です。まさに「ビー・ジーズ」がチャートを独占している(昨日の当ブログ参照)1978年2月に「ダンス・ダンス・ダンス」でトップ10に食いこんだ「シック」は1978年末には「おしゃれフリーク」が爆発的ヒット、通算6週1位についたのです。

シック」はギターのナイル・ロジャースさん、ベースのバーナード・エドワーズさん、ドラムのトニー・トンプソンさんを中心のグループですが、邦題「おしゃれフリーク」とあるように、そのサウンドはタイトなリズム、キレのあるギターのカッティングが特徴でまさに「おしゃれ」なテイスト。それまでのやや泥臭い音像があったファンクとかとは違う独特のサウンドでした。その洗練された都会的なサウンドは一躍、メイン・ストリームとなって、ナイル・ロジャースさんは次々に多くのミュージシャンに呼ばれる売れっ子プロデューサーとなります。「ブロンディ」のデボラ・ハリーさんのソロ・アルバムのプロデュースを皮切りに、ダイアナ・ロスさん「アップサイド・ダウン」(1980)、
デヴィッド・ボウイさんの「レッツ・ダンス」(1983)、マドンナさんの「ライク・ア・ヴァージン」(1984)、デュラン・デュラン「ザ・リフレックス」などナンバー1ヒットを連発し、まさに「1980年代の中心人物」となっていくのでした。ジミー・ペイジさん、ロバート・プラントさん、ジェフ・ベックさんと組んだスーパーグループ「ハニー・ドリッパーズ」の活動もありましたね。
そうしたプロデューサー活動の多忙、1996年には盟友・バーナード・エドワーズさんが来日公演中のホテルで急死ということもあり、長らくグループとしての「シック」は休止状態でしたが、今年久々にナイル・ロジャース&シックとして新譜を出されました。
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(ジャッピー!編集長)
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