11月15日の当ブログで、きたかたさんが書いておられるように1978年「ポリス」がファースト・アルバム「アウトランドス・ダムール」をリリースしました。僕も、このアルバム大好きでした。A面冒頭の「ネクスト・トゥ・ユー」から「ソー・ロンリー」「ロクサーヌ」と続くあたり、ゾクゾクしたのを思い出します。以後、80年代にかけの大活躍は言うまでもありません。
きたかたさんも触れていましたが、デビュー当時「ポリス」はパンク系という範疇に入れられていました。今から考えると不可解ですが、当時は「既成のロック」と違うスタイル、サウンドのバンド、ミュージシャンを「パンク」と一括りにしていたのでしょう。当時、「ニューウエイブ」という言い方もあり、「パンク」と「ニューウエイブ」の境界も曖昧だった気がします。ともかく、この時期に「パンク」というムーブメントが起こったのは、ロックが巨大なビジネスになり、その出自である「反抗の精神」を失ってしまったことへの反発だと思います。ロックのAOR化、昨日の当ブログでも取り上げた「ディスコ・ミュージック」の台頭などがあり、(「産業ロック」という言葉もありました)、カウンター・カルチャーからメイン・ストリームになってしまったロックの初心を取り戻そうという動きでしょうか。
その代表格が「セックス・ピストルズ」です。
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体制化し、停滞するロック・シーンに毒を浴びせかけるような言動とパフォーマンスで話題になりました。「アナーキー・イン・ザ・U.K.」などの曲で、王室や大手レコード会社をこきおろしたり、TVに出て放送禁止用語を連発するなどスキャンダラスな話題をまき散らしました。そして1977年10月にアルバム「勝手にしやがれ‼」を発表します。
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聴いてみると、シンプルでロックン・ロール創成期のサウンドという感じはしましたが、意外に普通というか……レコードという形にパッケージしたことで、彼らがツバをはいた「ロック」に取り込まれたといえるかもしれません。そういう意味ではレコード・デビューした時点で彼らの「パンク」は終焉を告げたのですね。「パンク」も「パンク」というジャンルとなった瞬間に商品となる運命からは逃げられないわけです。翌1978年1月には初のアメリカ・ツアー中、「セックス・ピストルズ」は解散してしまいます。
一瞬の光芒と衝撃ではありましたが、「パンク」がロックの初期衝動を思い出させたことは間違いないでしょう。次々と新しい世代のミュージシャンが登場し、80年代のロック・シーンにつながっていくのでした。 (ジャッピー!編集長)
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