一昨日の当ブログで、「ポリス」がデビューから2作続けて「放送禁止」をくらった話を書きました。ファースト・シングルの「ロクサーヌ」は街に立つ娼婦のことを歌っているためにBBCからダメ出しされましたが、セカンド・シングル「キャント・スタンド・ルージング・ユー」は「自殺」を扱っているからです。
歌詞は一人称で語られていて、恋心を抱いている女の子につれなくされている辛い思いに満ちています。君に送った手紙が送り返されてきた、貸したレコードは傷だらけになっていた、とかなり冷たくされている様子が綴られ、サビでは「キャント・スタンド・ルージング・ユー」=「君を失うなんて我慢できない」と繰り返し歌われます。そして、とうとう you'll be sorry when I'm dead and this guilt will be on your head  I guess you'd call it suicide と続きます。「僕が死んだと聞いたら、君だって後悔するよ。自殺だということが君の頭に罪の意識がこびりつかせる」というわけです。
もし、人生相談なんかに来たら、「早まるなよ。そんな冷たい女のことは忘れて……」と回答したくなるような状況ですが、周りが見えなくなっているとそんなアドバイスは通じないかもしれません。
この思いつめ方、のちの大ヒット「見つめていたい」にも通じるものがありますね。1983年、ビルボードで8週連続1位を独走、「見つめていたい」の原題は、Every Breath You Take で、「君が息をするたび」という意味ですが、歌詞は「君が動くたび」「君が約束を破るたび」「君が歩くたび」……僕は君を見つめている……と、愛する人がちょっとした動きものがさず遠くから見つめているという内容です。 収録されたアルバム「シンクロニシティ」を僕も購入して聴いたとき、あ「キャント・スタンド・ルージング・ユー」と直結してる!と感じました。ちなみに、作者のスティングさんは「見つめていたい」について、「これは嫉妬の歌だ」と語っています。
この曲、実に綺麗に韻を踏んでいる(もう完璧です!)ので、僕は教師時代によく教材として使用しました。その時、生徒たちの感想は「これってストーカーみたいで怖い……」というものが多かったです。 (ジャッピー編集長)
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