今年の11月3日に、女優のソンドラ・ロックさんが亡くなりました。最近はスクリーンで見かけることがなくなっていましたが、まだ74歳、早すぎます。
ダウンロードsondora

ソンドラ・ロックさんといえば、やはりクリント・イーストウッドさん作品への出演があげられます。初めて登場したのが「アウトロー」(1976 クリント・イーストウッド監督)ですが、PrsOutlawJoseyWales03

何と言っても、続いてヒロインとして起用された「ガントレット」(1977 クリント・イーストウッド監督)です! ここからイーストウッドさんとは私生活でもパートナーとなったと伝えられますが、本当に良かったのです!
ソンドラさん演じる娼婦と、刑事(イーストウッドさん)が逃亡を続けるうちに、始めは反発しあいながらソンドラさんの心根のピュアな部分に惹かれ、心を通わせていく……というツンデレ・ロードムービーですが、これはソンドラさんに当て書きしたのかと思うほど、ソンドラさんにキャラクターがピッタリはまっていて、これじゃあイーストウッドさんならずとも惚れてしまう!という役どころでした。ダウンロードgan
特に、「このチンポコ野郎!」とか口汚くののしる一方で、ようやく逃れたモーテルの一室でソンドラさんが母親に長距離電話するシーンなんか本当に感動的でした。イーストウッドさんに「だれもかばってなんかいないわ。自分をかばっているだけよ……」と言うところなんかも、しっかり「自分」を持ち自立していて、それでいて心を許した男にはどこまでも信じてついていく……ラストの銃弾でボコボコ、穴だらけになったバス、イーストウッドさんを抱きしめ「あたいを残して死んじまったら承知しないから!」と言うソンドラさん、これぞ本当の聖女!に見えました。
とにかく、この作品を観ると、イーストウッドさんがソンドラさんに惚れきっていて熱々なんだということが伝わってきます。以後の作品に欠かさぬ存在となり、イーストウッド映画に大きな貢献をします。神代辰巳さんの映画で「女は気が強いのにかぎる。よう尽くしよる……」という科白があったのをちょっと思い出したりします。
ダウンロードgant

気は強く生意気、じゃじゃ馬なキャラクターは、「ガントレット」の次の「ブロンコ・ビリー」(1980 クリント・イーストウッド監督)でも続き、ソンドラさんのイメージは確立しましたが、ソンドラさんの映画デビュー作「愛すれど心さびしく」(1968 ロバート・エリス・ミラー監督)で多感な少女を演じた初々しさも忘れられません。
THE_HEART_IS_A_LONELY_HUNTER-2

のちにイーストウッドさんとは別れ、慰謝料問題で泥仕合となってしまいますが、ソンドラさんは監督作も何本か撮ったりしていますので、イーストウッドさんの影響は大きかったのでしょう。もっと活躍てほしかったです。(一方、90歳近いイーストウッドさんは来年も監督作があるとか。しかも今度は主演も兼ねているとか。超人です!)多くの映画で魅了してくれたソンドラ・ロックさんのご冥福を
心よりお祈りします。  (ジャッピー!編集長)

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!