今年の9月6日に俳優のバート・レイノルズさんが亡くなりました。burt-reynolds_ec
82歳です。頑健な体でヌードを披露したり、セックス・シンボルと言われていましたから82歳のバートさんというのは想像できませんが、誰でも歳をとるのだという当たり前のことを思い知らされました。
バート・レイノルズさんといえば、まず思い出すのは、何といっても「ロンゲスト・ヤード」(1974 ロバート・アルドリッチ監督)です。
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(←当ブログ2018年5月31日もご参照ください)バートさん自身、大学でアメフトをやっていたのでまさにハマリ役でした。ロバート・アルドリッチ監督お得意のスプリット画面を駆使した試合シーンも良かったなあ! (スプリット画面の名手は、日本では長谷部安春監督です)僕はこの映画を友だちと今はなき「渋谷全線座」に観に行きました。大きなキャパの名画座でまさに昭和の映画館という感じでした。
観た映画館の記憶とシンクロするのか、バートさんは外国人ですが僕の中では「昭和の」俳優というイメージです。まぎれもなく「スター」なんだけど、スマートというより何だか泥臭い感じ。その後もカトリーヌ・ドヌーブさんと共演の「ハッスル」(1975 ロバート・アルドリッチ監督)とか、「トランザム7000」(1977 ハル・ニーダム監督)などを観ました。しかし、1980年代後半あたりになると、バートさんのマッチョな魅力は時代に合わなくなってきたのでしょう、だんだん作品も小粒なものになっていきます。僕が最後に観たバートさん主演作は「マローン」(1987 ハーレイ・コークリス監督)で、これは「池袋ジョイシネマ」で観ましたがお客さんの入りは淋しいものでした。p9983_p_v8_aa

公開作も少なくなり、私生活でも借金で訴訟起されたり、低迷したバートさんが過去の人になりかけた頃、ポルノ業界を舞台にした「ブギ―・ナイツ」(1997 ポール・トーマス・アンダーソン監督)に出演。ポルノ映画製作者を演じたバートさん、ゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞を受賞するのです! 
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それまで最低映画を表彰する「ゴールデン・ラズベリー賞」のノミネート常連だった(1994年度には受賞)バートさん、見事に復活したのです。僕は、バートさんの出世作である「脱出」(1971 ジョン・ブアマン監督)の中で、バートさんの「機械も組織もいつかはダメになるんだ。問題は誰が自力で生き残れるかだ」という科白を思い出したのでした。
精悍な男を演じて多くの映画で楽しませてくれたバート・レイノルズさんのご冥福を心よりお祈りいたします。  (ジャッピー!編集長)
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