昨日の当ブログで書いたように、なぜか何十年ぶりに観る映画が重なった昨年後半ですが、昭和時代に観た作品のリメイクもありました。「デス・ウィッシュ」(2018 イーライ・ロス監督)であります。タイトルは原題をそのままカタカナにしておりますが、これは「狼よさらば」(1974」マイケル・ウィナー監督)のリメイクです。「狼よさらば」はチャールズ・ブロンソンさん主演。当ブログ2018年12月26日「追悼・バート・レイノルズさん」でバートさんを外国人俳優ながら「昭和」という言い方が似合う俳優と書きましたが、ブロンソンさんもまさに「昭和」の男と言いたくなる男くさい俳優ですね。
ポール・カージーが留守中に、暴漢に襲われ妻が殺され、娘も重傷を負わされます。警察に訴えますが捜査がモタモタしていて当てになりません。そこでカージーは自ら銃を手にして街のダニどもを始末するのです。「劇団ひとり」ならぬ「自警団ひとり」です。この基本的なストーリー・ラインは「狼よさらば」と同じ。違うのはブロンソンさんは建築家だったのに対し、「デス・ウィッシュ」のウィリスさんは医師です。いずれにしろ、知的な仕事で銃や暴力とは無縁の設定です。あえていえば、医師の方が「命」の大切さを強く認識しているかなと思いますが……。
ともかく、ウィリスさん演じるカージーもすぐに銃に慣れてバンバン悪い奴らを撃ち殺していきます。「自分の身は自分で守らなければいけない」といわんばかりの展開は、やはり共和党支持者のブルース・ウィリスさんが、今こそ作る意義があると思ったのかもしれません。(昨年も「銃乱射事件」があって高校生たちが「銃社会」にNOを訴えていました) しかし、これだけバンバンと撃ちまくられるのを見せられると、逆に銃社会の怖ろしさを感じてしまう観客もいるのでは? 僕もそのひとりです) 日本映画でもよく、左翼系の監督が「反戦」の意図で戦争映画(特に、特攻隊ものとか)を作ると、何だか見方によっては「戦争を美化」しているように見えてしまったり、逆に右翼系の監督が作った映画が左翼ぽく映ったりということがよくあります。それと同じでウィリスさん(共和党)の意図に反して「銃規制」に共感する人が増えたりするかも。
そんなことを感じた「デス・ウィッシュ」、今度の13日(日)~16日(水)に池袋・新文芸坐で上映しますのでお時間ある方は是非。 (ジャッピー!編集長)
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