昨日の当ブログで、タイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2018 ナタウッド・プーンピリヤ監督)のことを書きました。昨日もちょっと触れましたが、途中、ヒロインのリンがクラスメートの「カンニング」に力を貸していることがバレてしまいますが、その切っ掛けはリンと同じ奨学生で優秀なバンクが「カンニング」に気づき先生に言いつけるからです。
この場面を観たとき、僕の「昭和脳」は「飛び出せ!青春」のある回を即座に思い出してしまいました。その回は河野先生(村野武範さん)のクラスのひとりがテストのときに「カンニング」を実行します。協力するのは柴田(頭師佳孝さん)と山本(保積ペペさん)という劣等生コンビですが、ともかく3人がチームになって「カンニング」をします。「飛び出せ!青春」を観ておられた方はもうお分かりでしょう。足で床を一回踏み鳴らし、机を2回たたく「ドン、チャッ、チャッ」というのが合図の作戦です。この「カンニング」に気づくのが中尾(武岡淳一さん)です。中尾くんは、どうして劣等生ぞろいの「太陽学園」にいるのか分からないんですがクラス随一の(というか唯一の)秀才で、河野先生に「あいつらがカンニングをやっている」と告げます。この所が「バッド・ジーニアス」を観て思い出されたのです。
告発を受けた河野先生は「損をするのはカンニングをした本人だ」と言ってその連中を咎めません。河野先生にしたら、「カンニング」している連中が自分でその愚かさに気づかないといけないという信念から放置したのですが、中尾君は頭にきます。おまけに「カンニング」の首謀者が県のお偉いさんの息子だったかで、河野先生はえこひいきをしている!とクラス中が一斉に「カンニング」を始めてしまう……という話でした。個人的には、青木英美さんが太腿にカンペを貼ってスカートをチラリとまくるシーンが脳裡に焼き付いていますが……。最後はもちろん誤解も解け、「お咎めがあるからやらない」んじゃなく、自分で恥ずかしいことをやってると思わないとダメなんだということを首謀者の生徒に気づかせます。
この有力者を親に持つ「カンニング」首謀者を演じたのが水谷豊さんで一回だけのゲストでした。(転校しちゃったのかな? その後クラスから消えています) 「飛び出せ!青春」の河野先生のクラスはレギュラー・メンバーですが時々ゲストも入って火野正平さんなんかも出てました。足の悪い屈折した役で、ダブりで上の学年から降りてくるんだったかな。「兵藤さん」と周りから「さん」づけでした。多くの役者が出たわけですが、今、現在も第一線で活躍しているのは水谷豊さんです。テレビの「相棒」は長年続いている大ヒットドラマだし、水谷さんは映画監督にも進出。「TAP THE LAST SHOW」(2017 水谷豊監督)に続いて、今年も「轢き逃げ」(2019 水谷豊監督)で脚本・監督と大活躍です。「太陽学園」生徒の一番出世ですね。 (ジャッピー!編集長)
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