「全豪オープン」を制した大坂なおみ選手が、テニスの世界女子ランキングで正式に1位となりました。日本人としてはもちろん、アジア出身でも初の快挙です。カモーン! 試合後のインタビューで「今、食べたいものは?」と聞かれたなおみさん、「全米オープン」のときに続いて「カツ丼、アゲイン」と答えていました。なので、僕も今日は「カツ丼」を食べに行こうかと思っています。もっとも、僕の場合「かつや」のカツ丼の一番安いやつですが(しかも100円割引券を使って)。
「ランキング」というと思い出す映画が「殺しの烙印」(1967 鈴木清順監督)です。この映画では「殺し屋のランキング」というのがあって、その世界にいる者はその「ランキング」の1位を目指すのです。実際にそんな「ランキング」があるのか知りませんが、この映画の中では「ランキング」は絶対の価値があり、プロの殺し屋たちはまるで「スポーツ」のようにその「ランキング」にこだわり、まさに命がけで戦います。
主人公の宍戸錠さんはナンバー3に位置していて、ランキング1位は誰も顔を見たことなくて「幻のナンバー1」と呼ばれています。冒頭、錠さんが組織の命令で南原宏治さんを護衛しますが、このとき相棒をつとめる南廣さんはアル中で拳銃を握る手も震えている有り様で「ランキング」から脱落しているという設定でした。ある日、依頼された仕事でミスを犯した錠さんが組織から狙われ、ナンバー4(大和屋竺さん)やナンバー2が刺客として送り込まれますが、錠さんは撃破。ついに「幻のナンバー1」が登場します。冒頭に登場した南原宏治さんだったのです。南原さんは正体を明かして錠さんの住む部屋に現れ、共同生活をしながらお互いの命を狙うという上京になります。お互い隙を見せられないので、トイレも行けず小便は垂れ流し、ついには腕を組んで二人でトイレに行くなどルールを決めるのがますます「スポーツ」ぽいです。宅配便か何かが来て、二人が腕を組んで玄関先に出る場面は笑えます。また、南原さんが眼をあけたまま眠るという技を披露するところはプロフェッショナルの凄みも感じてしまいます。何とも荒唐無稽な闘いですが、最後は錠さんが作戦が功を奏して、ついに南原さんを倒します。対決の舞台となったボクシングのリングで錠さんが「ナンバー1は俺だ!」と叫ぶところで映画は幕を閉じます。
当時の日活社長から「ワケの分からない映画をつくる」と清順監督が一方的に解雇され、長年映画を撮れなくなる切っ掛けになった作品ですが、様々な殺しのテクニックやトーチカでの銃撃戦などハードボイルドとして見どころも多い作品です。ラストなど、「ランキング」というある種、抽象的な世界(この映画の中では、その「ランキング」にどういう特典があるのか不明)にとらわれる虚しさも感じさせます。  (ジャッピー!編集長)

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