昨日の当ブログで「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」(2017 デイヴィッド・バッテイ監督)について書きました。1960年代(昭和でいうと35年から44年です)にイギリスを席巻した若者文化の貴重な映像に、当時の中心人物の証言も多数出てきます。
その中から、昨日、ザ・フーの「ロジャー・ドールトリー」さんの言葉も紹介しましたが、映画にテロップが出たとき一瞬、違和感をおぼえました。僕を含めて多くの人は「ロジャー・ダルトリー」という表記で知る名前だと思います。長年「ダルトリー」に馴染んでいたので「ドールトリー」を見てピンとこないのです。これも昨日の当ブログで書きましたが「ツィギー」さんという表記で映画に出てきます。「ツイッギー」じゃなく「ツィギー」。他にも、この映画の中では「ルル」さんも「ルール―」と表記されていました。字幕監修をピーター・バラカンさんが担当されていますので、正確な発音に基づいた表記なのかもしれません。しかし、いきなり「ドールトリー」とか言われても……うーむ。昭和世代としてはやはり、長年親しんだ?名前で刷り込まれていますから戸惑ってしまいます。
外国人俳優の表記となると、かつて老舗映画雑誌「スクリーン」が独特でした。さきほどの「ルール―」のように「ー」で長く伸ばす表記がよくありました。「ウィノナ・ライダー」じゃなくて「ウィノーナ・ライダー」とか、「ジョン・ベル―シ」が「ジョン・ベル―シ―」となっていたり、「マーロン・ブランド」でさえ「マーロン・ブランド―」となっていましたから相当なこだわりとみえました。「ダリル・ハンナ」が「ダリル・ハナー」、「ロバート・デュバル」に至っては「ロバート・デュ―ボール」となっていては、パッとその俳優が思い浮かびません。
他にも「ケヴィン・コストナー」とか「レナード・ディカプリオ」など、どんな人気俳優にも「こだわりの」表記のスタンスを緩めることはありませんでした。出演映画のチラシとかポスターのオフィシャルな表記と違うカタカナで書くのですから、よく映画会社からクレームがつかなかったなあと思いました。僕の推測では、「マイ・ジェネレーション」のピーター・バラカンさんのようなスタッフがおられて、できるだけ正確な発音に即していたのかと思います。あるとき「ユマ・サーマン」を「ウマ・サーマン」と表記しているのを見て、映画館に「検証」に行ったことがあります。彼女が出演する映画の予告編に耳をすませてみたのです。すると、たしかに「ウマ」の方が近いのです。それで、そう推測したのですが、「ケヴィン・コストナー」はやはり「コスナー」と聞こえるので確信はありません。
そもそも違う言語を表記するのですから難しい問題です。いくら発音に近い表記といっても限界はありますしね。名前も一種の記号と考えれば、時代の推移とともに定着したものでいいと思いますが。「スクリーン」誌は今もこの独自表記を続けているのかなあ。もう何年も読んでないので、今度、図書館に行って見てみようと思います。
かつて榊原郁恵さんが「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」という曲を歌っていましたが、もし今、懐メロ番組とかで歌うとしたら、♪アル・パチーノもドロンもいいわ~と変えるでしょうか。
(ジャッピー!編集長)
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