昨日2月11日、NHK-FMで「今日は一日松本隆ソング三昧」が放送されました。僕は松本隆さんの書かれる歌詞が好きなのでこれは聴き逃がせない!と12時15分にラジオをつけ、結局、最後まで9時間聴いてしまいました! この「今日は一日○○三昧」という番組は、休日に放送されるスペシャル番組のシリーズで、ひとつのテーマ、ジャンルをぶっ通しでかける好企画です。100回以上放送していると思いますが、僕も今までに興味ある回をいくつか聴いています。印象に残っているのは「吉田拓郎三昧」「GS三昧」「昭和歌謡三昧」などですが、中でも「忌野清志郎三昧」は清志郎さんの一周忌に合わせて放送したこともあってよく覚えています。
僕が松本隆さんの書かれる歌詞に最初に出会ったのは「はっぴいえんど」です音は完全に「洋楽」なのに、歌詞は日本的で純文学的、本当に新鮮でぶっ飛びました。その後、他のアーティストの曲、アイドル歌謡曲などで「作詞・松本隆」とあるのを見つけると気になりました。今回の番組では、太田裕美さん、松田聖子さん、近藤真彦さん、Kinki kidsなどからのメッセージもあり、あらためてニューミュージックと歌謡界を往還し繋いだ功労者であったのだと思いました。番組の中で、松本さんは、聖子さんの「裸足の季節」を聴いたときにその声に魅せられ「この子に歌を書いてみたい」と思ったらオファーが来たとか、渋谷を歩いているときに斎藤由貴さんのポスターを見てピンときたとか、「僕は『引き』が強いんですよ」と語っていましたが、感性の鋭さが「人」や「時代」を見抜くのでしょうね。
番組にはゲストで鈴木茂さんが登場しましたが、やはり「はっぴいえんど」の盟友に関する話は興味深かったです。特に、大瀧詠一さんのアルバム「ア・ロング・ヴァケイション」の作詞を任された矢先、妹さんを亡くされた松本さんが「他の人に頼んでくれ」と申し出たのに、大瀧さんが「書けるようになるまで待つから。松本の歌詞じゃないとダメなんだ」と待ってくれた話は前に読んだことがありましたが、あらためて感動しました。ジャケットに永井博さんの描いたイラストのイメージから分かるように夏向きのアルバムとして7月にリリースする予定が半年延びたわけですが、それでも松本さんを待った大瀧さんとの友情が傑作アルバムを生み出したのです。
A面1曲目の「君は天然色」の中に出てくる ♪思い出はモノクローム、色をつけてくれ~は、26歳という若さで妹さんが亡くなったと聞いたとき、松本さんは「自分の周りの世界が色を失って見えた」と感じたことから書かれています。大きな喪失感の中で書かれ、大瀧さんが「ウォール・オブ・サウンド」で作り上げたこの曲はCMなどでもよく使われ、今や永遠のスタンダードになっていますね。昨日の番組では、そのエピソード紹介のあとと、番組終了近くと「君は天然色」は2回かかりました。
他にも、西城秀樹さんの歌う「聖・少女」(曲は吉田拓郎さん)、南沙織さんが歌う「哀しい妖精」(曲はジャニス・イアンさん)など懐かしい曲もかかり、松本隆ワールドにどっぷり浸かった9時間でした! (ジャッピー!編集長)
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