昨日の当ブログで、亜湖さんを約30年ぶりでスクリーンで見た「明日にかける橋 1989年の想い出」(2018 太田隆文監督)という映画のことを書きました。「1989年」がもうタイムスリップもので振り返るような「過去」になっていることに時の速さを感じざるをえませんでした……。
タイムスリップものといえば、一昨日の22日(金)に日本テレビで放映していた「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」という2時間の単発ドラマを観ました。現代の女の子(土屋太鳳さん)が1975年にタイムスリップして、同い年の女の子(百田夏菜子さん)と出会って歌手を目指すというストーリーです。普段、夜にテレビドラマを観ることはほとんどないのですが、テレビ欄を見たら「全日本歌謡選手権」を舞台にしたドラマということなので興味をひかれました。(よく観ていた番組なのです) しかも、監督が佐々部清さんとあり、チャンネルを合わせました。前に当ブログ2018年5月9日で取り上げた「カーテンコール」(2005 佐々部清監督)とか、他にも「チルソクの夏」(2003 佐々部清監督)「夕凪の街、桜の国」(2007 佐々部清監督)など好きな作品が多いのです。
「全日本歌謡選手権」は1970年代の前半に放送されていたオーディション番組で、たしか月曜日の夜7時半からでした。合格点を出すと勝ち抜き、10週続けるとレコード会社と契約できる特典があるのですが、これが相当にハードルが高く、めったに10週勝ち抜く人が出ませんでした。基本的には素人もプロも参加できるのですが、実質、すでに歌手としてデビューしているが売れないでくすぶっている人が勝ち抜くことがほとんどでした。あるいはキャバレーなどで歌っているような人、そういうキャリアがないとまず勝ち抜けない厳しさでした。この番組が生んだ最大のスターは「五木ひろし」さんですが、すでにデビューして3回も芸名を変えたあとでした。
出場
審査員の批評も辛口で、特に淡谷のり子さんは本当に厳しかったのを覚えています。「あなたねえ、歌は心よ」とかバッサリと言うのでした。当時観ていて思ったのは、淡谷先生は「演歌」ぽい歌い方が好きでないようで一段と厳しくなったように思えました。他に船村徹さんや鈴木淳さんなどが審査員におりました。また平尾昌晃さん、山口洋子さんも審査員にいたので、その縁で五木さんの「よこはま・たそがれ」の作詞・作曲となったのでしょう。
そういう感じなので、例えてみれば、戦力外通告を受けたプロ野球選手が他球団で再出発するために参加する「トライアウト」みたいなものです。出場者にはもう後がないという必死さがありましたね。今回のドラマでは、土屋太鳳さん&百田夏菜子さんが「個人授業」「17歳」「太陽がくれた季節」「ひとりじゃないの」などを歌って勝ち抜いていきますが、こういった若い女の子が「全日本歌謡選手権」に出て勝ち進んだ人はあまりいなかったと思います。こういう若い歌手志望の子は同じ日本テレビの「スター誕生」の方に出ていたでしょう。まあ、ドラマ上の設定ですね。昭和歌謡好きとしては、懐かしい曲が聴けて楽しめました。 (ジャッピー!編集長)
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