今日で「平成」も終わり。「令和」になると、「昭和」は二つ前の時代になるわけですから、昔、僕なんかが子どもの頃、「明治」の人がえらく古い人に思えたのと同じで、「昭和人」というとえらく昔の人種という風に見られるのでしょうか。何だか、急に歳をとったように感じてしまいます。
思えば、「平成」は何だかアッという間で、自分の中では「新しい」時代という感じなのですが、30年4か月ぐらいあったから、それなりの長さがあったわけですねえ。
僕は「平成元年」(1989年)、どんな映画を観ていたか、マイ記録を振り返ってみます。たくさん観ることが主眼だったので「名画座」通いをしていたので、「文芸坐」「文芸坐2」「新宿昭和館」なんかはもうレギュラー・メンバーでした。お金がなかったので封切作品は数は減りますが、どこで観ていたかというと、東武東上線沿線に住む者として、当然ながら「池袋」がホームグラウンドになっていました。よく行ったのが、駅から豊島区役所方面に明治通りを進む左側にあった、「池袋スカラ座」「池袋日勝」「日勝文化」「日勝地下」です。ここの跡地は現在「ヤマダ電機」が建っていますが、その一大型家電量販店ビルの一角にストリップの「ミカド劇場」がまだ残っていて、何だか盲腸のようです。「その男、凶暴につき」(1989 北野武監督)は8月25日に「日勝文化」で観ています。お世辞にもキレイな映画館とは言えませんでしたが、たけし監督デビュー作のバイオレンスなムードに何だかよく合っていたなあ。
その並び、手前にあった「池袋東急」もよく行った映画館です。ここはビルに建て替えた後も最上階(7階かな?)に入って営業を続けていましたが、今はもう閉館しています。ここでは「黒い雨」(1989 今村昌平監督)とか「メジャーリーグ」(1989 デビッド・ワード監督)、「バットマン」(1989 ティム・バートン監督)なんてのもここで観ました。今や舛添要一さん似になってしまったマイケル・キートンさん版です。サンシャイン通りにあった「池袋東宝」「池袋ジョイシネマ1」「池袋ジョイシネマ2」は、よく招待券が当たり行きました。「裸の銃を持つ男」(1989 デヴィッド・ズッカー監督)で大笑いし、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(1989 チャールズ・クライトン監督)、宮本輝さん原作の「花の降る午後」(1989 大森一樹監督)なども観ました。ここは現在「HUMAXシネマ」となって6館(だったかな?)と増えています。その向い側にあった「テアトルダイヤ」では、筒井康隆さん原作の「文学賞殺人事件 大いなる助走」(1989 鈴木則文監督)を観たなあ。佐藤浩市さんはまだ若手俳優でした。
シネコンの走りといっていい「シネマサンシャイン」(ここは以前は「池袋東映」でした)では、「ダイ・ハード」(1989 ジョン・マクティアナン監督)に興奮しました。この映画、僕は名画座でも追いかけてこの年に3回も観たのです。そして、平成元年だったこの年の7月9日、「シネマサンシャイン1番館」にて、まさに「愛と平成の色男」(1989 森田芳光監督)を観たのでした。このときは石田純一さんが東尾修投手の娘さんと結婚するなんて誰も(いや、本人も)思っていなかったでしょう。併映は「バカヤロー!2 幸せになりたい。」(1989 成田裕介監督他)でした。30年経ち、映画館も消えたり、違う風景になったり、いろんな映画が通りすぎていきました。そして、「平成」も幕をおろします。 (ジャッピー!編集長)
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