2か月に一回、FM東京から放送される、村上春樹さんがD.J.をつとめる「村上RADIO」。明日の16日(日)に第6回がオンエアされますが、告知によると「ビートルズ」特集だそうです。この「村上RADIO」は毎回、オリジナル曲ではなくて他のアーティストが取り上げたちょっとひねったマニアックなカヴァーものをかけるので楽しみなのですが、明日も「ビートルズ」のレアなカヴァー・ヴァージョンが聴けるのではないかと今から楽しみであります。
また、最近「ビートルズ全213曲のカバー・ベスト10」(川瀬泰雄・著/ギターマガジン)という興味深い本が出ました。ビートルズの公式レコーディング213曲について、それぞれ他のアーティストがカヴァーしたものからベスト10を選ぶというもので、そのうちベスト3はレコード・ジャケットも紹介しレビューもついています。歌の入ったものだけじゃなく「演奏」ものも入っているとはいえ、「全213曲について」というのがスゴくて、有名曲ではないものも全て網羅しているのです。よくもまあ、これだけ集めて聴いたものだと感心します。だって、『ワイルド・ハニー・パイ』や『レヴォリューション9』とか『ハー・マジェスティ』『ユー・ノウ・マイ・ネーム』なんて曲にカヴァー・ヴァージョンがあるなんて(しかも10曲も!)思ってもいませんでした。1曲だけ、8曲しか集まらない曲(『ディグ・イット』です)があって、213曲×10のパーフェクトにならなかったのが惜しいです! 
金沢明子さんの唄った『イエロー・サブマリン音頭』が『イエロー・サブマリン』カヴァーの1位になっているのにニヤリとさせられます。他にも日本人アーティストだと、森山良子さんの『グッド・ナイト』や竹内まりやさんの『ユア・マザー・シュッド・ノウ』、原田知世さんの『フール・オン・ザ・ヒル』などが1位になっています。珍しいところでは、つのだ☆ひろさんの『プリーズ・プリーズ・ミー』も1位になっていて、これは聴いてみたことないので興味がそそられます!
全213曲ということで、ビートルズがカヴァーした曲のカヴァーという、いわば「孫カヴァー」も対象になっているのも面白いです。例えば、『チェインズ』は1位がキャロル・キングさんとなっていて「あれ、反則では?」と一瞬思ってしまうのですが、キャロル・キングは作曲者でも、『チェインズ』を最初に歌ったオリジナルはクッキーズという解釈です。『カンサス・シティ~ヘイヘイヘイ』も1位が「高中正義&リトル・リチャード」で、これも一瞬「反則?」と思ってしまうのですが、『カンサス・シティ』自体、オリジナルはウィルバート・ハリソンさん(ビルボード誌1959年5月18~25日のナンバー1)のヒット曲で、既にリトル・リチャードさんがカヴァーだったのです。それでも、ビートルズがカヴァーしたのは、「ヘイヘイヘイ」をメドレーでつないだリトル・リチャード盤なので、「リトル・リチャード」単独でなく「高中正義&リトル・リチャード」を持ってきたという所が凝っています。ちなみに2位が「バック・イン・ザ・U.S.S.R」のポール・マッカートニーさんですから、ビートルズをビートルズ・メンバーがソロでレコーディングしたものは対象に入るのですね。そして3位は我がキャロルですから、ベスト3のうちに日本人が2人というか1人と1グループからんでいるわけです。
というわけで、えっ、こんなカヴァーがあったの? とか聴いたことない意外なヴァージョンが多数紹介されていて飽きないです。明日の「村上RADIO」で、この本に出てくるヴァージョンが何曲かオンエアされるかもしれません。  (ジャッピー!編集長)
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