エンゼルスの大谷翔平選手が、6月13日のレイズ戦で「サイクルヒット」を達成しました。メジャーリーグで日本人初です。左投手が苦手と言われてきましたが、それも見事に克服、どんどん進化している感じですね。多くのバッターが海を渡っていますが誰も成し得なかった「サイクルヒット」、あのイチロー選手もあと一歩までいったことは何度もありましたが達成できなかった(イチロー選手の場合は「三塁打」以上に「ホームラン」がネック)のを、メジャー移籍2年目で達成ですから、スゴイ! 今年は手術の影響でシーズン出場は出遅れましたが、バッターに専念しているので相当、数字を残しそうです。
「サイクルヒット」で思い出したのは、1983年、広島カープの山本浩二さんが達成したときです。阪神タイガース戦でした。何でよく覚えているかというと、サードの掛布雅之選手が「ゆるい」タッチをしたからです。山本浩二選手はこの日、ヒット、二塁打、ホームランを打っていて(順番は失念)、残すは「三塁打」だけとなっていました。「サイクルヒット」で一番難しいのはこの「三塁打」であることは言うまでもありません。特に、このとき(1983年)の山本浩二さんは選手としては晩年です。ホームランは30本以上打っていましたが、若い頃は毎年二けた盗塁を決めていた走力も衰えていました。「三塁打」も2、3年なかったと記憶しています。
そして、終盤、これが最終となる打席が回って来て、ライナーで右中間を破ります。山本浩二さんは当然、二塁を回ります。そしてボールが返ってきて、タイミングは「アウト!」という感じでした。しかし、タイガースの三塁を守っていた掛布選手は何だか、ふわーっとした動きでタッチをして「セーフ」になったのです。返球を受けてバシッと走者にタッチするところを、明らかに山本選手の「サイクルヒット」をアシストするようなプレイでした。「プロ野球ニュース」の映像で観たのですが、このプレイの後、掛布選手は山本選手の方に顔を向けてニヤニヤしていました。僕は、それまで掛布選手は好きな方でしたが、この試合ですっかり嫌いな選手になってしまいました。たしか、大差がついていた試合だったと思いますが、それでも全力でプレイを見せるのが「プロ」だと思います。オープン戦でもオールスター戦のようなお祭りでもないんです。公式戦で、敵の手助けをするなんてのはある意味、八百長というか、敗退行為じゃあないかと感じましたね。当時、この掛布選手による「サイクルヒット」補助は話題になり、野球ファンから多くの批判があったと記憶しています。
思えば、このあたりから球界の「仲良し」グループ的なムードが高まってきたような感じがします。他球団の人と自主トレしたり、アドバイスしたり……自分のチームの選手だってライバルだからピリピリていた時代には考えられません。(当ブログ2017年8月10日「江本さんと晩年の米田さん」ご参照ください) 国際大会でナショナル・チーム「侍ジャパン」なんてやっていることもあって、ますます「仲良し」化が進んでしまったように感じます。やはりオリンピックとかは「アマ」でチームを組む方がいいんじゃないかなと思います。 (ジャッピー!編集長)
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