朝ドラ『なつぞら』で、先週、鈴木杏樹さんが「ライブ・アクション」を撮っているシーンがありました。「ライブ・アクション」とは、アニメを作る際に、生身の俳優に演技をさせて撮影しその動きを基に作画をするというものです。元々、ディズニーが使っていた手法です。実写映画の前に監督が「絵コンテ」を描くことがあります。その逆ですね。実写で「動く絵コンテ」を作って、それをアニメにするわけです。
『なつぞら』では『白蛇姫』となっていた、東映動画初の長篇カラー動画『白蛇伝』(1958 藪下泰司監督)の「ライブ・アクション」を佐久間良子さんがやられたことがよく知られています。佐久間良子さんは1957年に「第4期ニューフェイス」で東映入社、まだ俳優養成所で研修を受けている頃でした。やはり、当時から美貌は際立っていたのでしょうね、白蛇の精・白娘(パイニャン)の役の「ライブ・アクション」に抜擢されました。ちなみに仕える少青(シャオチン)の「ライブ・アクション」を演じたのは松島トモ子さんでした。そう思って観ると、たしかに佐久間さんと松島さんのの面影も感じます。
その後、佐久間さんは青春ものなどで主演もつとめ、スターになっていきますが、同じ藪下監督のアニメ『安寿と厨子王丸』(1961 藪下泰司監督)でも「ライブ・アクション」に参加しています(厨子王丸は北大路欣也さん)から、佐久間さんは日本アニメの創成期に大きな貢献をはたしたのです。
その『白蛇伝』が、京橋のフィルムセンターもとい「国立映画アーカイブ」で6月29日~9月1日に開催される「逝ける映画人を偲んで2017~2018」の中で「デジタル修復版」として上映されます。(上映日は「国立映画アーカイブ」のホームページで!) 音楽を担当した木下忠司さんの追悼です。(木下忠司さんについては、当ブログ2018年5月11日、12日をご参照ください) ピカピカの『白蛇伝』が観れると思うと楽しみです。 (ジャッピー!編集長)
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