昨日、9月14日、中日ドラゴンズの大野雄大投手がノーヒット・ノーランを達成しました。四球1(他にエラー1)という見事な投球です。ドラゴンズでは2013年6月達成の山井大介投手以来6年ぶりの快挙です。ノーヒット・ノーランといえば、つい先日、9月6日にホークスの千賀滉大投手が達成したばかりでしたから、(当ブログ9月9日「別所毅彦投手の完全試合を阻んだ男」参照)中7日でのノーヒット・ノーランのニュース、驚きました。

今、家でとっている毎日新聞のスポーツ欄を見ると、2000年以降のノーヒット・ノーラン達成記録が表になっていて、千賀投手の前は昨年(2018年)7月のジャイアンツの山口俊投手ですが、その前は2014年5月達成の岸孝之投手(当時はまだライオンズにいました)ですから、4年ぶりだったわけです。現代になればなるほど、打者優位とされていますし、投手は分業体制が主流で完投することでさえ珍しくなっていますから昔ほどノーヒット・ノーランが出ないのは当然と考えられますが、そうとばかりは言いきれないのが、岸投手の前の達成者が前述の山井大介投手で、その前の2012年には何と3人達成しています。現ドジャースの前田健太投手(広島)、引退した杉内俊哉投手(巨人)、現タイガースの西勇輝投手(オリックス)です。特に前田投手は4月6日、杉内投手は5月30日ですから2か月連続。この3人達成した2012年の前はというと、2006年の最年長達成のドラゴンズ山本昌投手まで遡りますから中5年、達成はなかったわけです。出ないとパタッと出なくなるけれど、2012年や今年のように続けて出る、不思議ですよね。

続けざまにノーヒット・ノーランが出たケースで記憶に残っているのが、1970年です。5月にジャイアンツの渡辺秀武投手がカープ相手に達成、続く6月に大洋ホエールズの鬼頭洋投手がヤクルト戦で達成したのです。月は違うけど3週間ぐらいしか空いてなかったと思います。何ではっきり覚えているかというと、同じセ・リーグの達成だったこともありますし、渡辺投手は体が大きいわりに気が弱く「メリーちゃん」という愛称で有名だったし、鬼頭投手も気が弱いことで知られ、素質は認められながら伸び悩んでいた左腕投手でした。当時僕は熱心にプロ野球のスクラップ・ブックを作って、さらに手作りの雑誌まで作っていて(当ブログ2018年2月26日「僕の雑誌好きの原点 手作りプロ野球ブック」をお読みください)そんな二人がプレッシャーに負けず達成したなんてことを記者きどりで夢中になって書いたのでした。

翌年1971年はもっとすごくて、8月にカープの藤本和宏投手(活躍はこの年だけでした)がノーヒット・ノーラン、その二日後!に高橋善正投手(当時、東映)が何とパーフェクト! そして9月に入ってすぐ、近鉄のエース鈴木啓示投手が自身2度目のノーヒット・ノーランを達成したのです。3週間のあいだに3回!も達成者が出たのでした。しかも、うち一つは「完全試合」。

この時期はけっこう毎年出ていた「ノーヒット・ノーラン」、80年代に入るとパタッと出なくなり、今井雄太郎投手(この人も気が弱いことで知られてましたね)がパーフェクトを達成した1978年のあと、1985年の郭泰源投手(西武)まで約7年出ませんでした。郭投手の5日後に田中幸雄投手(日本ハム)が達成、出始めると続く例となりましたが、次は1987年の近藤真一投手(中日)のご存知、新人・初登板・初先発ノーヒット・ノーランです。結局、80年代はこの3人だけ。3週間で3人出る年もあれば、10年間で3人だけということもある「ノーヒット・ノーラン」、野球の神様の気まぐれなのか、何か理由があるのか、興味は尽きません。 (ジャッピー!編集長)

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