12月なので「忠臣蔵」ものでも観ようと、『決算!忠臣蔵』(2019 中村義洋監督)を観て来ました。といっても、オーソドックスな「忠臣蔵」ではなく(何たって「討入り」のシーンがないのです)、浅野家のお家再興願いから討入りに至るまでを「かかった経費」に焦点にしたもので、画面に「残額〇〇万円」と現在に換算した金額が出るのもユニークです。予算が残り少なくなってきたのに、次々に必要なものが出て来て大石内蔵助(堤真一さん)の表情がどんどん曇っていくのが面白かったです。

そういえば、今年、夏から秋にかけてNHKで金曜日22時から放映されていた『これは経費で落ちません!』も面白い視点でした。会社の経理部勤務のOLをヒロインにして、まわってくる「領収書」から社内のいろいろなことや社員の人間関係まで見えてくるというアイデアが素晴らしいと思いました。目のつけどころがいい! いわゆるライト文芸が原作でマンガ化もされているそうなので人気があるのですね、分かる気がします。

最初、僕の好きな伊藤沙莉さんが出ているので軽い気持ちでチャンネルを合わせたのですが、このユニークな視点のドラマにすっかりハマり、金曜22時には家でテレビの前に座るようになりました。普段、映画館で時間を過ごすことが多くほとんどテレビドラマを観ていない僕にとっては珍しいことです。ヒロインの経理部員・森若沙名子に扮した多部未華子さんがまさに適役で、有能だけどちょっと奥手でカタブツというキャラクターを好演していました。几帳面で、だから

不正はスルーしない正義感を持ちながら、淡々と対処するし、奥手なせいで恋にはちょっとオロオロするところなんかもうまく演じていてとても魅力的でした。多部さんのベストアクトじゃないでしょうか。後輩役の伊藤沙莉さんに加えて、途中からは江口のり子さんもレギュラーになっていい味を見せますし、吹越満さんや「東京03」の角田晃広さんといった男優陣も良かったです。

僕も31年もの長い間、会社組織で働いていたので、出張の交通費はじめ、様々な経費を請求しました。立て替え払いが基本だったので領収書や証明書を欠かさずやってきたつもりなので迷惑かけていないと思いますが、同僚にはけっこうルーズな人もいて領収書を紛失したり、すぐに請求しないでためこんじゃう人とかいたから経理の人は大変だったろうなあ。毎日、多くの書類をチェックするんだから大変な仕事です。地味だけど、会社や組織にとっては大事な部署ですね。

しかし、「桜を見る会」やその前夜祭に関して、アベ晋ゾーは開催費用が分かるような「明細書」もないとか言ってやがりますね。常識で考えられません。小さな会社だって、せっせと明細や領収書を添付してチェックしているのに、国のトップがそんなテキトーなことしてるのか。日本中がこうやって「ズル」をすることが当たり前になったらメチャメチャになってしまうぞ。どうするつもりだ。アベ晋ゾー、この公金横領総理大臣を森若さん、告発してください!  (ジャッピー!編集長)

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