昨日の当ブログで、今年のパ・リーグMVPを獲得した西武ライオンズの森友哉選手について書きました。僕が西武ドームで高卒1年目の森友哉選手のホームランを見たときはDH(指名打者)で出ていたことを書きました。炭谷銀仁朗選手と言う正捕手がいましたし、打力を活かすため、森選手はしばらくDHや右翼手として出場している時期がありました。ベテランで大阪桐蔭高校の先輩でもある「おかわり君」こと中村剛也選手が「オレがサードで出ているのに、若いお前がDHって何なんだよ」と冗談交じりに森選手に言っていたのを見たことを覚えています。

今年のセ・リーグ新人王のヤクルト・スワローズ村上宗隆選手も高校時代(九州学院高)は捕手でした。しかし、高校時代52本のホームランを放った打力を買われ、最初から内野手転向を前提に入団しました。この辺、日本人の長距離打者を必要とするチーム事情もあったでしょうが、村上選手は三塁手となりました。高卒1年目の2018年はじっくりファームで鍛えられ、シーズン終盤に1軍にあがると、初打席初本塁打を放ちます。大物の片りんを見せますが、日本ハム・清宮幸太郎選手は7本塁打を放っていますから、1年目は水をあけられました。

今、清宮幸太郎選手の名前をあげたのは、実は村上宗隆選手は2017年秋のドラフト会議で清宮幸太郎選手をクジで外したヤクルトの「はずれ1位」だったのです。7球団が競合し、日本ハムが「当たり」を引き、外した6球団のうち、ヤクルト、巨人、楽天が村上選手を指名したのです。再びの抽選でヤクルトが引き当て「ドラフト1位」で入団となったのです。当然、清宮選手を意識したでしょう。だけど、2年目の今季は36本塁打、96打点(高卒2年目以内におけるシーズン本塁打記録、および打点記録)、をあげて、清宮選手を大きく引き離したのでした。

となると、今の時点でヤクルトが清宮幸太郎選手のクジを外したことは「当たり」なわけです。だから、「はずれ1位」という表現はあてはまらないわけです。僕もこの文章で書いてしまいましたが「はずれ1位」なんて言い方は良くないかもしれませんね。逆に外したことで、そこに新たな「縁」と出会えたことを喜ばないといけないでしょう。あるいは、「はずれ1位」という立場が、なにくそ!という反骨心を生み出すかもしれません。クジで外れたあとに指名した選手がけっこう主力になっているケースはあります。代表的な例は、村上選手と同じヤクルト・スワローズの山田哲人選手。トリプルスリーを3度も達成した押しも押されぬ球界のスーパースターです。その山田選手も実は、元・ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手の「はずれ1位」でした。正確に言えば、さらに塩見貴洋投手も楽天と競合しクジを外したので「外れ外れ1位」です。もし、斎藤佑樹投手を当てていたら、結果的に目もあてられないことになっていたわけです。(前いた職場に熱烈なヤクルト・ファンがいて、そのドラフトで斎藤投手をクジで外したとき、すごく喜んでいました)誰にも未来は分かりません。 そういえば、今年セ・リーグMVPに輝いたジャイアンツの坂本勇人選手も堂上直倫選手のクジに外れての「はずれ1位」でしたね。それが今やジャイアンツの看板選手です。

古いところでは、西武ライオンズに入った渡辺久信投手だって、「はずれ1位」でした。たしか、ヤクルトが当たりクジを引いた高野光投手を競合したと記憶しています。高野投手も活躍しましたが、引退後、自殺してしまいました。一方、渡辺久信投手はエースに成長し、優勝にも貢献。台湾球界も経験し苦労もしましたが、古巣に帰って監督もつとめ、今やGMにまで上り詰めました。たとえ「はずれ1位」でも、そこで生まれた「縁」を大事にして、あとは自分次第。運を引き寄せるにはどこに行っても努力をすることにはかわりないのです。今年もドラフトで「はずれ1位」の選手が生まれましたが、この中からスター選手が誕生するのを期待したいです。

(ジャッピー!編集長)

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