朝ドラ『スカーレット』、いよいよヒロインの貴美子(戸田恵梨香さん)が陶芸の世界に近づいてストーリーも佳境に入ってきて楽しく観ています。僕は、貴美子が大阪の「荒木荘」にいたときの展開も好きでした。個性的な面々が揃う中、水野美紀さんが演じる女性新聞記者・ちや子が印象に残りました。ほとんど男性記者ばかりの中でガンガン仕事して、真っ直ぐな心根を持っている人でした。貴美子が去ったあと、涙を流しながらお茶漬けを食べるシーンが忘れられません。元々、僕は水野美紀さんが好きで、彼女がアクション女優だった頃からのファンでした。2000年5月22日にはシネリーブル池袋2で『現実の続き夢の終わり』(2000 陳以文監督)を観ています。この映画の水野美紀さん、カッコ良かったなあ!

『スカーレット』でちや子を演じる水野美紀さん、太い黒縁メガネで登場しますが、この黒縁メガネで思い出したのが『あした晴れるか』(1960 中平康監督)です。この映画で芦川いづみさん演じるフィルム会社の宣伝部社員、いかにもという幹事の色気のない黒縁メガネをかけているのです。気鋭のカメラマン(石原裕次郎さん)が「東京探検」という企画を任され、その「お目付け役」として付くのが芦川さん演じるみはる(←「見張る」のもじりのネーミングでしょうか)なんですが、仕事の「できる」才女で裕ちゃんと反発し合いながらも、企画をすすめていくうちに惹かれ合っていく……というツンデレ・ラブコメディです。こんな洒落たコメディがあったのか!と思うこと間違いなしの快作ですし、ふたりが巡る深川不動尊、佃島の渡し舟乗り場、旧赤線地帯など、昭和35年当時の東京の風景が見られるのも貴重です。

が、何といっても芦川さんのコメディエンヌぶりが最高なんです! 裕ちゃんを振り回し、舌をペロッと出すところや、酔っ払ってクダまくシーンとか、優等生の女性役の多かった芦川さんの様々な表情が見れるので、僕のような芦川いづみさんファンには幸福そのものの作品なのです。

当ブログ2016年8月11日にも書きましたが、私のアモーレは芦川いづみさんであります。「清楚」とか「可憐」といった言葉は芦川いづみさんのためにあるようなものです。その芦川いづみさんのご本「芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く」(文藝春秋)が発売されるのを記念して、池袋は新文芸坐にて「芦川いづみ映画祭」が今日12月5日から1週間、開催されます! 期間中はロビーにて「ご来場者に向けた芦川さんのメッセージ」が流されます。本日は芦川さんの18歳での映画デビュー作『東京マダムと大阪夫人』(1953 川島雄三監督)と日活移籍後の『風船』(1956 川島雄三監督)という、芦川いづみさんを見い出した川島雄三監督の2本立てです。『あした晴れるか』は来週12月9日(月)に上映ですから、おでこ全開(芦川さんご本人は「生え際の形が食パンみたいで嫌だった」とおっしゃっていますが)、メガネっ子の芦川さんに会いに来てください! (ジャッピー!編集長)

にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ にほんブログ村
おもしろいと思ったら、クリックしてください!