一昨日の当ブログで紹介した、池袋・新文芸坐にて開催中の「和田誠さん追悼上映 映画の夢をありがとう」と題した特集上映は本日14日(土)までです。是非おいでください。お客さんを歓迎するように、モギリの前のガラスの壁面には和田誠さんが描いた125枚のイラストがあります。20001212日に復活した新文芸坐、21世紀のスタートに合わせるように、20世紀の名作映画を描いたものです。一番古い作品は、時計台にぶら下がるシーンで有名な『ロイドの要心無用』(1923 フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー監督)、新しいのは『レオン』(1994 リュック・ベンソン監督)だったと思います。是非、ご覧になって名作の思い出に浸るとともに、和田誠さんを偲んでください。

和田誠さんで思い出すのは、2011年の夏に世田谷文学館で開催された「和田誠展・書物と映画」を見に行ったことです。「世田谷文学館」はよく映画に関する展覧会を企画するので時々出掛けていましたが、この特集は絶対見逃せない!と思い、8月16日(火)に出掛けたのでした。展覧会のタイトル通り、和田さんが装丁を手掛けた本が多数、展示されていて、その仕事ぶりにクラクラしたのを覚えています。「お楽しみはこれからだ」はじめ、多くの本は僕も持っているので、お馴染みの表紙、イラストなんですが、その原画や版下、細かく装丁されていく過程を見て、また新たな感慨を得たのでした。和田さんは「装丁」について「その本の味わいを読者に伝えたい。本好きな人なら書かれている内容だけでなく、中身も外見もひっくるめて本全体に愛着を持つでしょう。そのことを大切にしたいと思うんです」と語っていますが、本当にそうだと思います。「映画」に対するのと同じように、「本」に対する愛情に満ちた方だったんだなあと思います。たしかに和田さんの装丁、イラストは優しさにあふれていて、僕も思わず「ジャケ買い」してしまった本が何冊もあります。この展覧会で見た中で特に印象に残ったのは「絵本」でした。谷川俊太郎さんと組んで作った絵本など、和田さんの絵柄と色彩がとても優しく、ああ自分が子どもの頃、こういう絵本を見たかったなあと思ったものでした。

そして、「映画」に関しては、『麻雀放浪記』(1984 和田誠監督)などご自身が監督された作品の絵コンテや、台本も展示されていて貴重でした。書き込みされた文字もすごくキレイで読みやすいものだったと記憶しています。ぜひまた和田誠さんの「仕事」を網羅するような作品展を開いてほしいと思います。(ジャッピー!編集長)

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