ひとつ前の当ブログで書いたように、昨日は年賀状を書いていたのですが、終わって夜中、何気なくテレビをつけたら、小田和正さんの「クリスマスの約束」をやっていました。たしか昨年はやってなかったと思いますが、その前は毎年のようにこの時期に放送されていたライヴショーです。僕も何回か観たことがありますが、小田さんがステージの端から端まで走りまわって歌う姿に驚いた覚えがあります。その時点でもけっこうな年齢(60代?)だったと思いますが、この人は声の質も声量も変わらないですねえ。相当トレーニングをしているのでしょう。僕は長年、教員をしていて、一応教室内でそれなりの声を出していましたが、辞めた途端、あまり大きな声が出なくなってしまいました。

小田和正さんも今年72歳、さすがに昨日の「クリスマスの約束」では走り回ってということはなかったですが、若いミュージシャンと楽しそうに歌っていました。昨日、ついつい観てしまったのは、オープニングが「心の旅」で、♪あー、だから今夜だけは~ という歌い出しに惹かれたからです。続いて、小田さんが「同じ頃、『ふきのとう』という男性デュオがいまして……たぶん『グレープ』がヒットした影響でしょうが、当時あちこちのレコード会社に男性デュオが生まれまして……」と話し始め、「まあ、僕らもそうだったんですけどね……」と続けました。そうです、「オフコース」も最初は小田さんと鈴木康博さんの二人組でした。僕はこの頃の「オフコース」が好きで、今でもふいと「僕の贈りもの」とか「忘れ雪」なんて曲が頭の中に流れることがあります。この頃は、まさか「オフコース」が武道館でコンサートをやるとか、小田和正さんがメガ・ヒットを連発するとは思ってもいませんでした。

それはともかく、「心の旅」に続いて、「白い冬」を歌ったので、昭和人間の僕はもうテレビの前から離れることができなくなってしまいました。このショーには次々にゲスト・ミュージシャンが登場し、KANさんが「愛は勝つ」を歌ったりしました。中でも、「トライセラトップス」の和田唱さんが登場、「ムービーメドレー」として、小田和正さんと共に、映画音楽を歌ったのは嬉しい企画でした。バーブラ・ストライザンドさんが歌った「追憶のテーマ」に始まり、「トップハット」、「オー、プリティ・ウーマン」、「風のささやき」(『華麗なる賭け』の主題歌、ミシェル・ルグランさんの名曲ですね!)、「ゴーストバスターズ」、といろんな年代の映画で使われた曲が続き、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」なんて新しいものも披露されました。そして、「大脱走のテーマ」! 和田さんが登場したときに、観客に「一緒に口笛で参加してください」と、客席の人たちにメロディーを教え口笛の練習までしたのが功を奏して、満員の会場いっぱいに、あのエルマー・バーンスタイン作曲のメロディーが口笛で広がったのです。会場にいた人の中にはけっこう年配の方も多かったように見えましたから、これは嬉しかっただろうなあ! 僕も『大脱走』(1963 ジョン・スタージェス監督)におけるスティーブ・マックイーンさんの雄姿が瞼に浮かびました。『華麗なる賭け』(1968 ノーマン・ジェイソン監督)と、2曲、マックイーンさん主演作品の音楽が流れたわけですが、あの頃の映画の音楽って本当に映像を想起させる力があったなあ! 

口笛の大合奏のあと「虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボー)」を歌い、このコーナーは終わりましたが、和田唱さんは、「父に、キャンプや山登りに連れていってもらったことはないけど、映画はよく連れていってもらった」とおっしゃっていました。和田誠さんが亡くなり、彼の膨大な映画の知識や記憶が消えてしまったことを残念に思いましたが、こうして「音楽」というまた別の形で引き継がれているのは嬉しいことです。  (ジャッピー!編集長)

 

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