26日の当ブログで、1225日の深夜にTBSで放映された、「クリスマスの約束」で小田和正さんとゲストの方々の歌を堪能した話を 26日の当ブログで、1225日の深夜にTBSで放映された、27日(金)の夜10時からは「井上陽水50周年SP 名曲選19692019」を観ました。こちらはNHKです。

井上陽水さんが「アンドレ・カンドレ」という名前でデビューした1969年から50年を記念して、たっぷりと聴かせてくれました。冒頭に「メドレー」を披露しましたが、陽水さん、「コンサートでも、こういうメドレーをやると、ファンの人から、この曲、好きなのに途中で終わっちゃうの!? とか、最後まで聴きたいのに~ とか言われるんだけど、そういう願いが叶わないのが人生なんだということを知ることもいいんじゃないかなと……」と、例によっての陽水節で語っていました。といいながら、最初の曲だけはちょっと紹介しとくと…と、デビュー曲「カンドレ・マンドレ」について語りました。そういえば、この曲、ラジオで聴いたことはありましたが、歌っている陽水さんの姿を映像で観るのは、『女番長 野良猫ロック』(1970 長谷部安春監督)の劇中で歌っているのを観て以来であります。(これについては当ブログ20171025日「『女番長 野良猫ロック』、モップスと井上陽水さん」に書いてありますのでお読みください)

そして、次から次へと繰り出される名曲群。テレビなので、画面に歌詞が字幕で出るので、聴きながらその字面を見ていると、本当に陽水さんの書く詞の世界の独特な魅力をあらためて感じさせられました。「氷の世界」の、♪僕のTVは寒さで画期的な色になり とても醜いあの娘をグッと魅力的な娘にして消えた~ なんてところの感覚、初めて聴いたときに驚かされましたが、その後、時を経るにしたがって、ますます一つ一つの日本語が研ぎ澄まされていくように感じます。「ジェラシー」の、♪はまゆりが咲いているところを見ると どうやら僕らは海に来ているらしい ハンドバッグの留め金がはずれて化粧が散らばる 波がそれを海の底へ引き込む~ なんてのも聴きながら映像が浮かびつつ、どこか幻想的な味わいも醸し出すところがスゴイと思います。

番組では、陽水さんの歌の合間に5人のゲストが登場して「井上陽水」を語るのですが、奥田民夫さんが曲をつけた「アジアの純真」の意味よりも言葉遊び的な単語の並びなど、奥田さんも脱帽していました。「渚にまつわるエトセトラ」の♪カニ食べ行こう~はにかんで行こう~ について、「陽水さんという人は本当にカニが好きで、毎日でも食べるような人で、どんだけカニ好きなんだい!」という暴露?話も面白かったです。また、宇多田ヒカルさんが陽水さんの「歌詞」について、「どーん!と大きな建物を建築するんじゃなくて、細かい組み細工のように言葉を組み合わせている感じがします。私もそっちのタイプなので……」というようなことを言っていたのが印象に残りました。本当に、一見ミスフィットかもと思われる意外な言葉を持ってきたり、その発想と感性、陽水さんの頭の中を覗いてみたいぐらいです。

最初にゲストとして登場した松任谷由実さんが、「陽水も私も、作る曲の世界がセンチメンタルやメランコリックという点で共通すると思うけど、センチメンタルというのは贅沢な感情なんですよね。本当に貧しくて食うや食わずだったりの社会だったらセンチメンタルなんて感情は起らないわけだから」という自己も含めての批評、なるほどと思いました。また、「陽水も私も複数回、ブームになったという点が共通するわね」ともおっしゃっていました。続けて、「私はこらえ性がないから同じスイングを続けられないですぐ変えちゃうんだけど、陽水は動かないわね、ずっと揺るがない」と語り、たしかに長年こうして生き残ることは、進化する点に加えて普遍性のようなものがバランスよくあることが大事なのかもしれません。

番組は「とまどうペリカン」、「海へ来なさい」といった僕の好きな曲も歌ってくれて、大変満足しました。「結詞」で幕を閉じる構成もよかったです。それにしても50年、こうして第一線でいることはやっぱりすごいことですね。(当ブログ201910月3日「井上陽水さんデビューから50年 手書きのうれいの年表」もご参照ください)

(ジャッピー!編集長)

 

書きましたが、

27日(金)の夜10時からは「井上陽水50周年SP 名曲選19692019」を観ました。こちらはNHKです。

井上陽水さんが「アンドレ・カンドレ」という名前でデビューした1969年から50年を記念して、たっぷりと聴かせてくれました。冒頭に「メドレー」を披露しましたが、陽水さん、「コンサートでも、こういうメドレーをやると、ファンの人から、この曲、好きなのに途中で終わっちゃうの!? とか、最後まで聴きたいのに~ とか言われるんだけど、そういう願いが叶わないのが人生なんだということを知ることもいいんじゃないかなと……」と、例によっての陽水節で語っていました。といいながら、最初の曲だけはちょっと紹介しとくと…と、デビュー曲「カンドレ・マンドレ」について語りました。そういえば、この曲、ラジオで聴いたことはありましたが、歌っている陽水さんの姿を映像で観るのは、『女番長 野良猫ロック』(1970 長谷部安春監督)の劇中で歌っているのを観て以来であります。(これについては当ブログ20171025日「『女番長 野良猫ロック』、モップスと井上陽水さん」に書いてありますのでお読みください)

そして、次から次へと繰り出される名曲群。テレビなので、画面に歌詞が字幕で出るので、聴きながらその字面を見ていると、本当に陽水さんの書く詞の世界の独特な魅力をあらためて感じさせられました。「氷の世界」の、♪僕のTVは寒さで画期的な色になり とても醜いあの娘をグッと魅力的な娘にして消えた~ なんてところの感覚、初めて聴いたときに驚かされましたが、その後、時を経るにしたがって、ますます一つ一つの日本語が研ぎ澄まされていくように感じます。「ジェラシー」の、♪はまゆりが咲いているところを見ると どうやら僕らは海に来ているらしい ハンドバッグの留め金がはずれて化粧が散らばる 波がそれを海の底へ引き込む~ なんてのも聴きながら映像が浮かびつつ、どこか幻想的な味わいも醸し出すところがスゴイと思います。

番組では、陽水さんの歌の合間に5人のゲストが登場して「井上陽水」を語るのですが、奥田民夫さんが曲をつけた「アジアの純真」の意味よりも言葉遊び的な単語の並びなど、奥田さんも脱帽していました。「渚にまつわるエトセトラ」の♪カニ食べ行こう~はにかんで行こう~ について、「陽水さんという人は本当にカニが好きで、毎日でも食べるような人で、どんだけカニ好きなんだい!」という暴露?話も面白かったです。また、宇多田ヒカルさんが陽水さんの「歌詞」について、「どーん!と大きな建物を建築するんじゃなくて、細かい組み細工のように言葉を組み合わせている感じがします。私もそっちのタイプなので……」というようなことを言っていたのが印象に残りました。本当に、一見ミスフィットかもと思われる意外な言葉を持ってきたり、その発想と感性、陽水さんの頭の中を覗いてみたいぐらいです。

最初にゲストとして登場した松任谷由実さんが、「陽水も私も、作る曲の世界がセンチメンタルやメランコリックという点で共通すると思うけど、センチメンタルというのは贅沢な感情なんですよね。本当に貧しくて食うや食わずだったりの社会だったらセンチメンタルなんて感情は起らないわけだから」という自己も含めての批評も印象に残りました。また、「陽水も私も複数回、ブームになったという点が共通するわね」ともおっしゃっていました。続けて、「私はこらえ性がないから同じスイングを続けられないですぐ変えちゃうんだけど、陽水は動かないわね、ずっと揺るがない」と語り、たしかに長年こうして生き残ることは、進化する点に加えて普遍性のようなものがバランスよくあることが大事なのかもしれません。

番組は「とまどうペリカン」、「海へ来なさい」といった僕の好きな曲も歌ってくれて、大変満足しました。「結詞」で幕を閉じる構成もよかったです。それにしても50年、こうして第一線でいることはやっぱりすごいことですね。(当ブログ201910月3日「井上陽水さんデビューから50年 手書きのうれいの年表」もご参照ください)

(ジャッピー!編集長)

 

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