一昨日の大晦日の夜は「紅白歌合戦」を観ていました。今回が第70回、僕は子どもの頃から観続けているので、自分の人生と合わせてずいぶん遠くまで来たなあという感じです。前にも書きましたが、若い出場者のほとんどを知らないので、年に一回、「紅白歌合戦」のときだけ「今、流行り」の歌手やグループに接する機会になっています。

思えば、DA PUMPの「U.S.A.」という曲も一昨年(第69回)の「紅白」で初めて観たのでした。

僕のような年配者にはちょっとついていけないのは、ジャニーズ、AKB48とか、EXILEの一派がたくさん出ていて、ただでさえ、歌というより踊りが目立っていて目まぐるしいことですかね。似たようなグループばかりじゃなく、もっとヴァラエティに富んだ人選にしてほしいです。まあ、「事務所」の関係もあるんでしょうが……。

また、出場者の多くが自分の曲を何曲かつないで「スペシャル・メドレー」とかにしているのも不満ですね。「紅白スペシャル・メドレー・ヴァージョン」とか「ベストヒット・メドレー」だとか「ONE TEAMメドレー」、「OSAKAメドレー」とか。もう何がなんだか。福山雅治さんなんか「デビュー30周年直前スペシャル・メドレー」だって。「30周年」でもないのかよ! この分だと、来年は「デビュー30周年スペシャル・メドレー」で、その次の年は「デビュー30周年直後スペシャル・メドレー」になるんじゃなかろうか。

とにかく「スペシャル・メドレー」が多すぎますよ! 全出場者のうち、一組か二組にしといたらどうですか。こう、あの人もこのグループも「メドレー」じゃ、もはや「スペシャル」じゃないでしょう。それに、「メドレー」というのは、お得なようで、一曲を短くしてつないでいるからね、しょせんダイジェストというか、これも目まぐるしいのです。短い時間の中に詰め込めばいいってもんじゃないと思いますよ。ただ薄まってしまうだけ。結果、印象にも残らないのです。

要するに、何が言いたいかというと、じっくり1曲を聴かせるステージであってほしいということです。今は、昔のように「紅白」のステイタスというものがないのかもしれませんが、一世一代の舞台で思い入れたっぷりに1曲を熱唱する姿が観たいですね。かつてはそういう場面がいっぱいあったので、ああ、あのときのパフォーマンスはスゴかったなあといつまでも記憶に残っているものがいくつもあります。ちなみに、僕が一番印象に残っているのは、1969年の「紅白」で「ク・ク・ル・ク・ク・パロマ」を唄ったアイ・ジョージさんです。この歌唱はすごかったです!よく息が続くなあと驚きました。

結果的に、今回の「紅白」で強く印象に残ったのは、Superflyさんや、ゲストで登場し「浅草キッド」を歌ったビートたけしさんでした。シンプルに1曲をじっくり聴かせる。これでしょう。よく「紅白」のコンセプトに「歌の力で」とうちだされていますが、じっくり聴かせてこそ「歌の力」が立ち上がるのではないでしょうか。「メドレー」ばかりになったら、ひとつのショーとしての「起承転結」もあったもんじゃないですよ。「紅白」の担当するプロデューサー、演出家には「紅白」は「歌を聴かせる」という王道を守ってほしいなあと願います。  (ジャッピー!編集長)

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