昨年末、保釈中にレバノンに逃亡したカルロス・ゴーンが、先日、記者会見をしました。それにしてもよく喋る男だねえ。まるで新商品のプレゼンテーションみたいに身振り手振り全開で、ドヤ顔で自己正当化の弁明をまくし立てていました。しかし、参加メディアはゴーンが選別しているわけですから、一方的に自分の主張だけをたれ流すだけでまともな会見とはいえませんね。「人質司法」に問題があるとは言われていますが、結局は日本の裁判で「有罪」になるのが怖かったということです。自分でも、明らかに不正があると思っているのでしょう。この逃亡プロジェクトには何十億円も費やして、元グリーンベレー隊員とか、その道のプロを雇ったといいますし、保釈金の15億円は没収となりますが、ゴーンにとってははした金みたいなもんでしょう。結局は「金」の力イコール自分の正義というわけですね。日本を愛しているとか言ってましたが、ゴーンにとっては日本は単純に金の「狩場」でしかないでしょう。今回の逃亡も完全にナメているということでしょうね。

脱出方法については説明をしませんでしたが、これは「違法行為」というイメージを覆いかくすイメージ戦略でしょうね。何でも、楽器ケースの中に入って、プライベート機の検査が甘いという隙をついて出国したそうです。ニュース番組ではレポーターが同型の楽器ケースに実際に入ったりしていました、ご苦労様です。

こういうケースに入って逃げる、といえば思い出すのは『一条さゆり 濡れた欲情』(1972 神代辰巳監督)です。日活ロマンポルノ初期の作品で、キネマ旬報ベストテンにも入り、神代辰巳監督の名が一気に知られることとなった名作です。主演の伊佐山ひろ子さんがキネマ旬報女優賞を獲得したことも話題になりました。この中で、一条さゆりさん(ご本人です)引退興行の日、ストリップ劇場に警察の手入れが入り、一条さんらが連行されてしまいますが、伊佐山ひろ子さん演じる若手踊子・はるみは衣装トランクに入って難を逃れます。ところが、オシッコが我慢できなくなり、漏らしてしまいます。トランクからオシッコが漏れて、刑事に見つかり、坂道を転がり落ちたトランクは車と激突、はるみは捕まってしまう……という場面が大変印象に残りました。反骨のヴァイタリティとスラップスティック調が綯い交ぜになっていましたね。

ゴーンも楽器ケースに入って隠れているときに小便もらして、見つかったら大笑いだったけどなあ。空港のロビーをゴロゴロ転がっていって、何かにぶつかって開き、小便にまみれたセレブが衆人の前に現れ大恥をかくなんて最高です。是非、そんな感じで映画化してもらいたい……なんて思っていたら、ゴーンは自分の逃亡劇を映画化する意向があるとかっていう噂があるそうです。どこまでも「金の亡者」ですね。

当ブログでも20181211日「冷血会長ゴーンを演じるなら誰が?」で、ゴーンを演じるならどの俳優がいいかなんて書いています。僕は、玉川伊佐男さんなんてそっくりと思いますが、残念ながら亡くなっていますから、こうなったらゴーン自身がゴーンを演じるのもありか。そうなると、また法外なギャラを要求するか。こいつは目に入るものはすべて「金」、「金」でしか考えられない思考回路をお持ちのようだからなあ。  (ジャッピー!編集長)

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