ひとつ前の当ブログで、『仮面病棟』(2020 木村ひさし監督)の中で高嶋政伸さん演じるトンデモ院長の悪行を紹介しましたが、この院長、身元不明の患者から臓器を勝手に取り出し、VIP患者に移植しているのことを全く悪いことと思わず「正義だ!」という極悪ドクターですが、さらに「フタすれば誰にも分からないんだ!」と言い放ちます。このときの醜悪な顔! 高嶋政伸さん、こういう役をやらせたら絶品です。(←褒めています)

「フタすれば誰にも分からないんだ!」、ああ、これもまさにアベ晋ゾー率いる暗黒政権の基本的思考と重なりますね。追及されてもマトモに答えず詭弁、というかウソばかり言ってごまかし、公文書黒塗り(自衛隊日報問題)→公文書改ざん(森友問題)→公文書廃棄(桜を見る会招待者名簿)、そしてついには「議事録を作らない」で全国一斉休校だってよ! 財務省の改ざんが発覚したときに「これからはこういうことがないように公文書の管理を……」云々(「うんぬん」ですよ、アベ君)と言ってたのは「改ざん」が起こらないように「公文書そのものを作らない」ってことだったんか~い! 全くどこまで劣化しているのか。これでは、これから先、こういったパンデミックが起こったときに何から学ぶんだい。場当たり的に「戒厳令」を発すには都合がいいってことか。

「フタ」ということでいえば、今週発売された「週刊文春3月26日号」に「森友問題で自殺した財務省職員、赤木俊夫さんの遺書」が掲載されました。その記事に、赤木俊夫さんが亡くなったあと、近畿財務局のクスノキとかいう上司が自宅にやって来て「遺書があるなら見せてほしい」と奥さんに言ったとありました。自分もからんで自殺に追い込んだというのに(いや、だからこそか)、それに「フタ」しようと動いたのでしょう。その他にも、アソ―大臣が弔問について「遺族が来てほしくないということだったので伺ってない」といつの間にか奥さんも知らぬ間になっていたこととか、亡くなった方への冒涜ともいえるようなことが平然と行われていたことが綴られていました。まったく酷い話です。

そして、アベもアソ―も「この問題は決着がついている」と、再調査はしないという意向を述べています。アソ―に至っては「赤木さんの手記を読んでもいない」ときたから呆れます。人ひとりの命を何とも思っていない連中がのうのうとのさばる世の中、本当に腐れ切っています。

赤木さんの自殺があった2年前の3月、当ブログでもこの件を取り上げて書いています。(2018年3月11日「今も『悪い奴ほどよく眠る』のか?」、3月12日「権力は手段を選ばない」ご参照ください)そのときに、『悪い奴ほどよく眠る』(1960 黒澤明監督)を引き合いに出しましたが、このまま、何の調査もされず、赤木さんの死が無駄になるようなことになったら、まさに『悪い奴ほどよく眠る』のラスト、加藤武さんのように「何もかも醜悪だ! これでいいのか!」と叫びたくなります。

(ジャッピー!編集長)

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