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昨日、「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years」(2016 ロン・ハワード監督)を観に行きました。ビートルズ大好きの人間としては、もう前日から楽しみで先日購入したCD「ザ・ビートルズ ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル」を何度も聴いたり久々に子供のようなワクワクした気持ちでした。
ビートルズがライヴをやっていた時代を中心にしているので、リヴァプールからロンドン、そしてアメリカへ。当時はアメリカを制すれば世界一ということでその熱狂ぶりの凄まじさ。泣き叫び、過呼吸になり、失神し警備の警官たちに担がれていく女の子たち。彼女たちもあれから50年、いろいろな人生を送り、今この映像を懐かしく思っているのかなあと勝手な同志愛のようなものを感じたのでした。世界中をツアーで回ることに疲れ(最初にツアーを止めたいと言ったのはジョージ)、スタジオ・ワークに没頭していく後期ビートルズ以降はあっさりと描かれており、4人がだんだんエゴをぶつけ合ったり、仲が悪くなったりという側面にあまり触れてないのがいいですね。ジョンの「キリストより有名」発言でバッシングを受けたり、意地悪い記者の質問に答えるシーンに4人の団結力が見えました。「エルビスは独りだったけど、彼らは四人だったから周りに対して自分たちを守ることができた」というナレーションが印象的でした。
彼らのライヴ映像に映る熱狂する女の子たちはほとんど白人なんですが、当時お店や公衆トイレも「黒人用」と分離されていた映像も映されますから、コンサート会場なんかにはほとんど来れなかったのでしょう。そんな状況で差別意識の強かったジャクソンビルで「黒人を分離するなら公演は中止する」と宣言したビートルズ。こうして彼らの音楽がそれまであったいろいろな壁を打ち破っていく、そんな時代の息吹もしっかりフィルムに焼き付けてあります。そんな意味でもウーピー・ゴールドバーグのコメントはとても心に残るものでした。あと、観客の中に当時14歳のシガニー・ウィーバーを見つけた監督が現在のシガニーにインタビューすると、「ジョンが大好きだったの」と語るんですが、その表情、熟女(失礼)が本当に夢見るような目になっていました!
東京公演も出てきます。来日に反対する右翼の街宣車、赤尾敏の姿も見えます。街並みも含めて、50年前の昭和日本の記録映像としても貴重です。カメラマンの浅井慎平さんの「ポップスというと送り手が媚びるものなのに、彼らには媚びるということがなかった。自分たちがやりたいことをやっていたからあれだけ共感を呼んだんだね」というコメントも良かったです。
観客の年齢層は高く、チケット売り場では、今どきの座席指定システムに慣れてない人も多く、普段映画館に足を運んでない人がビートルズにひかれて来場している感じ。公開5日目なのにグッズが売り切れ続出なのは大人買いゆえか。劇場限定の「シェア・スタジアム公演」の30分の映像もついていて大満足! 永遠に観ていたいと思ったのでした!  (ジャッピー!編集長)

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