ハッピー昭和クラブ

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話 あの映画は、あの曲はまさにそんな事だったのか!と感動再び!

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追悼・上原正三さん 「沖縄」と宇宙人という他者

今年のはじめ、1月2日に脚本家の上原正三さんが亡くなりました。82歳です。『ウルトラQ』からリアルタイムで観てきた世代としては、思い出深い作品も多く、残念でなりません。

上原正三さんは沖縄出身。とくれば、もうお分かりでしょう。円谷プロダクションの重要人物、沖縄出身の金城哲夫さんのつながりで、ウルトラシリーズの脚本を書くようになったのです。元々、映画好きだった上原さんは中央大学時代から独自に脚本を書いていました。それはやはり、沖縄の基地問題や戦争を取り扱ったものだったそうです。体を壊し、肺結核を患って一時、沖縄に帰り静養しているとき、上原さんのお母さんの茶飲み友だちである近所のおばさんが金城さんに紹介してくれたのだそうです。

金城さんが沖縄でテレビドラマを作るときに、上原さんに声をかけ、その仕上げに東京に行くときに上原さんも同行します。最初は円谷プロの企画室にいた金城さんの「ほんの手伝い」のつもりだったのが、金城さんの口利きで円谷プロに入ったのです。金城さんのアシスタントみたいな形で入りましたが、上原さんは沖縄で療養中に書いた脚本がテレビドラマの公募コンクールで佳作入選を果たします。それで、『ウルトラQ』で脚本を書くことになり、最初の作品が「宇宙指令M778」です。出てくる怪獣はボスタングです。エイのような(というか,エイそのものですが)怪獣で、海で大暴れするのですが、実は宇宙人ものです。

キール星人が地球征服のため密かに送り込んだのがボスタングで、その存在を知らせる謎の女性もまた宇宙人だったという話です。見た目は全く人間と変わらぬ姿の謎の女性は、独特の靴を履いていて、それが宇宙人である証しみたいに描かれていたのを覚えています。足だけのショットで女性の登場を表すような手法、今思えば映画ぽかったなあと思います。この良い宇宙人はルパーツ星人というのですが、たぶん、『ウルトラQ』に「○○星人」と付く宇宙人が登場したのは、この作品が初めてだったような気がします。ボスタングが海上保安庁に倒され、事件が解決した後、水木恵子さん演じる謎の女性が「あなたの隣にも宇宙人がいるかもしれませんよ」と言い、街中のそこかしこに独特の靴を履いた人がいる……という終わり方が印象的で、50年以上経った今もはっきり覚えています。大人が観るSFに足る作りだったなあと感じます。

『ウルトラQ』初登場で、「○○星人」という侵略する「他者」と平和を守る「他者」を描いた上原さん、やはりそこには、「沖縄」というものが横たわっているように思います。のちに、『帰ってきたウルトラマン』で有名な「怪獣使いと少年」にも繋がっていくのです。『ノンマルトの使者』を書いた金城哲夫さんとともに、「沖縄」は常にテーマとしてあったのだと思います。

子どもの頃から多くの作品を楽しませていただきました。上原正三さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

(ジャッピー!編集長)

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「みんなお金持ってるじゃん」浮世離れアソーの醜悪な発言

ひとつ前のブログに書いたように、この政権に居座っている連中の「庶民」との隔たり、何万光年も離れた生活感覚には絶望的になります。

当ブログ3月7日「アソー太郎の発言と『ノンマルトの使者』」に書きましたが、コロナ感染拡大を防ぐために臨時休校という政府の要請が出たとき、記者から質問されたアソウ太郎は「つまんないコト、聞くねえ」と言い、記者が「国民の関心事ですよ」となおも聞くと、今度は「上から言われて聞いてるの? 可哀想にねえ」と完全に「人をバカにしたような」態度を見せました。

先日も、こいつは現金給付か商品券配布が検討されることについて、「リーマン・ショックのときと違って、今はみんな、銀行にお金を持ってるんだ。だからお金はあるんだよ。要はそのお金が動かない、回らないのが問題だから」と言い、さらにドヤ顔で「意味分かる?」だと。あの醜悪なツラ! 本当に吐き気がします。いかにも自分以外の人はバカだと言わんばかりの言い方とドヤ顔。本当に、人間もこうなったらおしまいです。

どこを見て、「みんなお金持ってるんだから」とそのひん曲がった口が言うのだ。無貯蓄世帯の数は確実に増加しているのを知らないのか、無視しているのか。もう完全に「上」の方のある一定の層しか見ていないわけです。日々の生活費が切迫し、不足している人がいるなんて、まったく視界の外なんでしょうね。そうじゃなかったら、「消費を回せ」とか言えますかね、こんな不確実な時代に。もう、何とかして、国民の貯蓄を吐き出させたくて仕方がないんでしょうねえ。

そもそも、こうした「貯金ができる層」と「貯金できない層」という格差を拡大し、二極化したのはアホノミクス(命名・浜矩子さん)のせいじゃないか! いや、最近は浜矩子先生も「ドアホノミクス」と呼んでいますね。大企業を優遇し、非正規雇用だって「いざとなればクビを切ることのできる」企業にとっては都合のいい用員ではないか。トリクルダウンとか訳の分からないことを言って、「上級国民」だけを守って「しもじも」は置き去りでいいという考えが丸見えです。

「和牛券」とか、「お魚券」とか言い出したときは、本当に悪い冗談でも言っているんじゃないかと頭がクラクラしましたよ。「悪夢」はまさに今の政権のことだとはっきりしましたね。

一方では、アッキーは自粛ムードはどこ吹く風、芸能人なんかを集めて、高級レストランで桜を愛でながらセレブな食事を楽しんでいるわけですから、庶民や市井の人々と同じ感覚なんて望むべきもないですな。アベ晋ゾー、てめえの女房も制御できないような奴が国のリーダーってことが最大の不幸なんだよ。アッキー、お前が出てくるのは、レストランじゃなくて、森友問題の証人喚問だよ! (ジャッピー!編集長)

 

 

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『絞死刑』とアベノマスク(いや、アホノマスクか)

3月17日に亡くなった松田政男さんが出演された『絞死刑』(1968 大島渚監督)について、当ブログ3月25日に書きました。そこでも書いたように大島監督の創造社とATGの提携で製作され、予算も少ない中、大島作品常連の俳優の他に、大島監督の仲間といえる「素人」もキャスティングされました。足立正生さん、石堂淑朗さんとともに松田政男さんが抜擢されたわけですが、黒木和雄さん、長部日出雄さん、小林信彦さんなどにもオファーがあったそうですが、皆、尻込みしたらしく、松田さんに回ってきたということです。ギャラは、プロ俳優も素人陣も一律10万円だったそうで、松田さんにとっては当時の年収の半分近くでありがたかったと回想しています。

この『絞死刑』は小松川高校女子高生殺人事件に着想された映画で、犯人の李珍宇さんを劇中ではRという呼び名の少年になっています。このRの死刑が失敗するところから映画は始まります。Rは記憶を喪失し、自分が犯した罪も忘れています。その状態では死刑のやり直しも出来ないということで、その場にいた7人の男(執行する側=権力ですね)が何とか、Rの記憶を蘇らせようとします。生い立ちから思い出させようと、彼らは寸劇を始め、「いいか、君はこういう貧しい家で育った朝鮮人の少年だったんだよ」とそれぞれに役をふって、Rに見せるのです。この場面で教育部長役の渡辺文雄さんが役を割り当てたり、演出したりの涙ぐましい奮闘ぶりが笑わせます。

そして、Rが勉強はできるのに進学できない劣悪な家庭環境、貧困、差別などを「芝居」で追体験するうち、彼らの中にかすかに共感が生まれ始めます。Rが殺した女子学生の死体が「そこに見える!」と渡辺文雄さんが言うのを皮切りに、いないはずの女が見えるというのがR寄りになったことを示すのです。最初は「女が見える」と大騒ぎする渡辺さんを「何言ってるんだ」と狂人みたいに扱っていた男たちも、Rの生い立ちから犯行に至るまでを空想で追ううちに次第に見えてきます。たしか、次に「見えた」というのは教誨師の石堂さん、その次が定年間近の所長(佐藤慶さん)、4人目が松田政男さんの「検察事務官」でした。「個人的な見解ですが……見えます」と言い、「今、女はRの手を握っております」など、まだ「女が見えない」他の人たちに実況するのもブラックな笑いを生みます。

ニヒルな医務官(戸浦六宏さん)にも見え、一番、観念とか思想に無縁のついにたたき上げの保安課長(足立正生さん)にも見えてきます。しかし、小松方正さん演じる「検事」には最後まで見えません。これは、明らかに「権力」に遠かったり、「権力」に従順な順番に見えてくることを示していて、この7人の中で「権力」そのものの「検事」には最後までRの境遇や心情はまるで理解できないのです。

この「隔たり」、お肉券だとかお魚券だとか言い出したり、マスク2枚配るといったボンクラなことを決める政権にも言えますね。特に、アベ晋ゾーやアソー太郎のようなお金持ちの二世議員には「しもじも」のことなんか分かるはずもあるまい。権力は、普通の人々がどんな気持ちで暮らしているかなんてことは永遠に想像できないのだと思います。 (ジャッピー!編集長)

 

 

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ジョーン・ジェットさんがランナウェイズとの訣別を歌う

昨日の当ブログで、先月29日にコロナ感染で亡くなったアラン・メリルさんがジェイク・フッカーさんが共作した「アイ・ラヴ・ロックンロール」のことを書きました。元々、アロウズの曲でしたが、ジョーン・ジェット&ブラックハーツによってカヴァーされ、1982年大ヒット。僕も同名のアルバムを持っています。ジャケット写真は黒髪にアイラインもバッチリのジョーンさんが正面をグッと見ているもので、その「眼力」がかなり圧があります。一言でいって、「姐御」という感じ。もし目の前におられたら「何か文句あんの?」と言われているようでちょっとビビッてしまいます。

「ランナウェイズ」は、下着姿(コルセットというんですかね)で演奏するなど、ある種「お色気路線」な部分でセンセーショナルな人気を集めていました。当時を思い出しても、ちょっと「キワもの」という印象は否めませんでした。昨日の当ブログでも書きましたが、ジョーン・ジェットさんは「ランナウェイズ」時代に既に「アイ・ラヴ・ロックンロール」を聴いて気に入り、レコーディングを狙っていたそうですが、他のメンバーに反対されたというエピソードもありますし、そういった「女の子」を売りにしたランナウェイズの路線に不満があったのかもしれません。だから、この「アイ・ラヴ・ロックンロール」のジャケット写真のような「強面」の射抜くような視線にあらわれているような気がします。「あたしは、そこらのチャラチャラしたガールズ・ロックとは違うんだよ! 勘違いしないでおくれ」という意気込みが感じられます。

このアルバムはA面1曲目が「アイ・ラヴ・ロックンロール」なんですが、その次の2曲目が「ランナウェイ」という曲なんです。原題は(I’m gonna)Run Away です。この曲の歌詞の内容が、「もうたくさん バカらしくなってきた 何をしても心が落ち着かない どうしてもうまくいかない」と始まるのです。男と別れるという内容の詞ですが、どうも「ランナウェイズ」との訣別を暗喩しているように思えます。そのあとも歌詞は「昔は友だちだった でも今は敵 関係が元に戻らないなら いっそ終わりにした方がいい あたし以外の新しい相手をさがしなよ」と歌われますから間違いないでしょう。かつての仲間たちと袂をわかち「あたしは二度と戻ってこない」と宣言しているように思えます。曲もスピード感があり、ノリのいいロックナンバーで僕のお気に入りです。

ずっとのちに『ランナウェイズ』(2010 フローリア・シジスモンティ監督)という伝記?映画が作られました。僕も珍しく前売り券まで買って観に行きました。中心メンバーのヴォーカル、シェリー・カーリーさんにダコタ・ファニングさんが扮し、下着姿で歌うなど熱演するなど、懐かしさもあり楽しめました。ちなみに、この映画の製作者の一人にジョーン・ジェットさんの名前を見つけたときは、ジョーンさんもようやく「ランナウェイズ」時代を客観視できるようになったのかなと思ったものです。「ランナウェイ」も歌詞の最後は「かつて誰より愛したあなたが 今はあたしの心を痛める」とありましたから、やはりロックを志した仲間たちへの思いは特別なものがあったのでしょう。 (ジャッピー!編集長)

 

 

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志村けんさんと伊藤沙莉さんのコンビの快作『探偵佐平60歳』

皆さん、ひとつ前の当ブログで書いた、ラジオ番組「新米記者・松本穂香です」を聴きましたか? 僕はラジオの前でちょっとドキドキしながら聴きました。松本穂香さんが初めてパーソナリティをつとめるので、ちゃんとできるのかとまるで父親のような気持ちでラジオに耳を傾けていました。
しかし、そんな心配は杞憂でした。「緊張している」と言っていたものの、しっかり、番組をすすめておりました。タイトル通り、松本さんが記者になってゲストを取材するという形の番組で、第1回のゲストが伊藤沙莉さんだったのも良かったと思います。伊藤さんのオープンなキャラクターが松本さんの緊張も解いたと思うし、同世代ながら、子役時代からキャリアも長い伊藤さんの話への反応も良かったです。
これからやってみたいことという質問に「コント」と答えた伊藤沙莉さん。そういえば、昨日、NHKで夕方に、志村けんさん追悼で再放映された「となりのシムラ」にも伊藤さん、出ていましたね。この「となりのシムラ」は「バカ殿」などと違って、日常の中のふとした場面を切り取ってくすっと笑えるコントで、ちょっと枯れた味の志村さんも味わえるので、ああ、これからこういうタイプのコントも深めていけたのになあ……とあらためて残念に思えたものです。
そして、志村さんと伊藤沙莉さんがNHKで共演したといえば『探偵佐平60歳』が面白かったです! 一昨年(2018年)のお正月にたまたま観たのですが、志村さん扮する冴えない私立探偵との助手でしっかり者の伊藤沙莉さんのコンビがとてもよく、「これはシリーズにしてほしい!」と思ったものでした。伊藤さんが松本さんの質問に「コント」と答えたのは、こういった志村さんとのコンビで作ったものが念頭にあったのではないでしょうか。
この『探偵佐平60歳』、今日、やはり志村さん追悼で放映されるそうですが、NHK-BSプレミアムなので、BSに入っていない僕は観れません……。この後すぐ、14時30分からの放送だそうですので、観れる環境がある方にはおススメです。 (ジャッピー!編集長)
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1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー。デビュー40周年を経て昭和の素敵な時代の歌や出来事を再発見
ジャッピー!編集長
映画雑誌「ジャッピー!」を主宰する編集長
映画や昭和歌謡に底知れぬ造詣を示す昭和博士
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昭和のあれやこれやをイラストにして解説。
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