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昭和40年男 2024年2月号 Vol.83「アナログで再生する俺たちの音楽」(2024/1/11発売)

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人間は未来ではなく過去でできている。そして、未来のヒントは過去にある。というテーマで昭和40年男が歩いてきた昭和をタイム・トラベルする雑誌『昭和40年男』。1月11日発売号の特集は「アナログで再生(PLAY)する俺たちの音楽」。昭和40年男が音楽への関心を深め、リスナーとして感性を肥やしていった時期、そこで音楽を鳴らしていたのは、レコードプレーヤー、ミニコンポ、ラジカセ、ポータブルカセットプレーヤーといった“アナログ”な機器でした。その頃はあたりまえだと思っていたものでしたが、時代を経てみると、ハードのチョイスにもさまざまなバリエーションがあったうえに、ミニコンポやラジカセのツマミをいじる楽しさ、レコードやカセットをプレイヤーにセットする時のワクワク感などリスニング行為以上の楽しみがたくさんあって、どんな音楽を聴いているのか、といったこと以上に自分のスタイルというものがありました。今回の特集では、アナログ時代(対象読者の感覚として70年代後半〜80年代半ば頃まで)の機器、ソフト、記録メディアにスポットを当て、あの時の気分の高まりと記憶を呼び覚ます内容を目指します。
第二特集「俺たちの時間旅行 タイム・トラベル」は、1988年にフォーカス。スタジオジブリの大ヒット長編アニメ映画『となりのトトロ』を声優としての目線で日髙のり子さんに、尾崎豊の“復活ライブ”となった東京ドーム公演「LIVE CORE」のエピソードをアートディレクターの田島照久さんに語っていただいている他、「ノルウェイの森」に続く村上春樹のベストセラー「ダンス・ダンス・ダンス」や、この年から発売された8cmCDシングルについての記事も。連載インタビューの「俺たちのアイドル」には、レベッカで一世を風靡し、ソロとしてもライフスタイルに根付いた魅力的な音楽を生み出し続けているNOKKOさんが登場。錦織一清さん、大槻ケンヂさんなどの連載陣も絶好調です。どのページも見逃せないものになっております。ご期待ください!



アナログで再生(PLAY)する俺たちの音楽
俺たちはいつもレコードのことを考えてきた──ウソではない。昭和40年男の人生はレコードのまわりを歩いているに過ぎないのだ。人生の第4コーナーに差しかかろうとしている今、あの頃のレコードに針を落としてみる。



レコードの達人・田中伊佐資、レコードを語る
塩化ビニールの盤がターンテーブルの上で回るのを目を凝らして見ていた少年時代。針を落とした瞬間のあの期待と不安は今も忘れることができない。昭和40年男はなぜレコードに魅せられたのか、先輩のレコードマイスターに魔法の正体を聞いた。



俺たちがいちばん親しんできたカセットテープの未来はつづく
サブスク時代に人気が再燃したレコードと共にカセットテープも今、盛り上がりをみせている。そのリバイバルブームのキーマンになっているのが、東京・中目黒にあるカセットテープ専門店「waltz」のオーナー・角田太郎さんだ。



ラジカセマイスター・松崎順一
子供の頃、初めて手に入れた“自分だけ”のオーディオはラジカセだった。それは、音楽を聴くだけじゃなく、いろんな楽しさが詰まった“魔法の道具”。ラジカセブームの仕掛け人・デザインアンダーグラウンド主宰の松崎順一さんに聞く。



俺たちのアイドル・NOKKO
レベッカのボーカルとして、恐ろしいまでのハイテンションでステージを駆け回っていた80年代。その時のNOKKOの印象を強烈に記憶している昭和40年男も多いだろう。あれから35年以上の年月を経た彼女に、あの頃と今を聞く。



ミュージック&カフェ レコードが聴ける店・ブランディン
素敵な場所、心地よい空間、美味しいコーヒー…。神奈川県・茅ヶ崎にある「ミュージック・ライブラリー&カフェ ブランディン」は、元レコードマンで、現在も音楽評論やディスクジョッキーとして活動する宮治淳一さんのお店。



村上春樹『ダンスダンスダンス』発売
初期の村上春樹作品における主人公“僕”の物語、その完結編となったのが1988年に刊行された『ダンス・ダンス・ダンス』。大ベストセラー『ノルウェイの森』に続く本作で村上春樹が主張したものは何だったのか!?



尾崎 豊、東京ドーム公演「LIVE CORE」開催
1988年9月12日、尾崎豊は東京ドームのステージに立つ。覚せい剤取締法違反による逮捕、難産の末に生まれたアルバム『街路樹』…。大人になってゆくなかでもがいていた尾崎がこの夜、5万6000人の前で見せた現在地。



ジャイアント馬場、ラッシャー木村が"義兄弟コンビ"結成
かつて“金網デスマッチの鬼”と呼ばれたラッシャー木村。全日本プロレスでの現役後年はマイクパファーマンスでおおいに沸かし、「お前のことをアニキって呼ばせてくれよ!」の声をきっかけに結成したジャイアント馬場との“義兄弟コンビ”で人気を博した。



ガツンとひと言。兄貴の説教・中村ゆうじ
コメディアン、タレント、俳優、そしてパントマイマー。いくつもの顔をもつ才人にして怪人・中村ゆうじ。長年にわたってお茶の間に笑顔を振りまきつつも、ステージで狂気を発散してきた多面的パーソナリティに迫る。