昭和40年男 2024年4月号 Vol.84「昭和の旅、俺たちの旅路。」(2024/3/11発売)

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人間は未来ではなく過去でできている。そして、未来のヒントは過去にある。というテーマで昭和40年男が歩いてきた昭和をタイム・トラベルする雑誌『昭和40年男』。3月11日発売号の特集は「昭和の旅、俺たちの旅路」。どこか出かけるのにも今より時間がかかり不便だった時代、でもだからこそ、遠くに足を延ばすことへの期待はとても大きく、庶民にとって“旅”は一大イベントでした。国鉄が仕掛けた「ディスカバー・ジャパン」、北海道、京都など定番だった旅先、新幹線、ブルートレイン、超大型フェリー、普通列車を乗り継いでの列車旅といった乗り物にまつわるエピソード、おみやげや駅弁の楽しみ、さらには映画やマンガ、文学、歌の世界に映し出された旅の風景など、昭和の旅にまつわる事柄を一つひとつ思いだしてみます。インタビュー記事には、旅と食の愉しみを繋げた久住昌之さん、太田和彦さんが登場。半田健人さんによる小田急ロマンスカーガイドも読み応えありです。
第二特集「俺たちの時間旅行 タイム・トラベル」は、1974年にフォーカス。インタビュー記事に登場していただいたのは、この年「甘い生活」が自身初のNo.1ヒットとなった野口五郎さん、日本のロック史に大きな足跡を残した名盤『黒船』について語るサディスティック・ミカ・バンドの小原 礼さん、巨人のV10を阻止して20年ぶりのリーグ優勝を果たした中日ドラゴンズの主軸・谷沢健一さん、超高層ビルが次々と建ち街の風景が激変していった西新宿について語る玉袋筋太郎さんなど。連載インタビューでは「俺たちのアイドル」に岡安由美子さん、「ガツンとひと言。兄貴の説教」に作詞家の森雪之丞さん、樋口毅宏さんの対談連載「神のみぞ知る」にはエッセイスト・作家の阿川佐和子さんが登場。錦織一清さん、大槻ケンヂさん、江口寿史×鈴木ダイスケ「回転ちがいのズル休み」などの連載陣も絶好調。どのページも見逃せないものになっております。ご期待ください!




70年代、ディスカバー・ジャパンの時代
「美しい日本と私」という副題を擁する、この国鉄の個人旅行者向けキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」が始まったのは1970年10月14日のことだった。このキャンペーンが日本人を魅了した理由と時代背景について鉄道写真の第一人者、南正時氏に聞いた。



俺たちが憧れたレール旅〜ブルートレイン
一度は乗ってみたいと思った列車が、70代後半に大ブームとなったブルートレインだ。列車に揺られて夜を越えていく。そこに大きなロマンを感じずにはいられなかった。



優雅で快適なクルーズ旅〜超大型フェリーさんふらわあ
1980年代の中頃まで、北海道や九州への旅にフェリーを利用する人々は多かった。なかでも豪華客船「さんふらわあ」は、海外クルーズのような優雅な船旅を楽しめる、船そのものが海に浮かぶ巨大なアミューズメントパークであった。



昭和の旅の宿ハトヤホテル
豪華絢爛。それが昭和のホテルの条件だった。束の間の安らぎを求めて訪れる宿泊客に、贅沢な時間を提供するために施された個性豊かな建築物の数々。ハトヤは、週休一日だった時代の日本人の心を異次元に誘う夢の城だった。



久住昌之が語る孤独の旅さんぽ
マンガ家、エッセイスト、ミュージシャンと、いくつもの顔をもつ久住昌之のもうひとつの顔が“旅の達人”である。長年にわたって日本中を旅した今、上手くいったことも失敗したことも、「おもしろい」と語ってくれた。



日本全国居酒屋旅の達人太田和彦
資生堂在籍時にアートディレクターとして1970~80年代にかけて鮮烈な作品を作った太田和彦には、居酒屋探訪家というもうひとつの顔がある。現在も日本全国の知られざる居酒屋の魅力を伝え続ける達人が語る居酒屋哲学と旅の流儀。



野口五郎「甘い生活」が大ヒット
稀代のヒットメーカー・筒美京平が生涯で最も多くの作品を提供した歌手が野口五郎だ。その二人が組んで初めての1位を獲得した「甘い生活」はいかにして誕生したのか。制作の舞台裏と恩師・筒美への想いを野口に聞いた。



サディスティック・ミカ・バンド『黒船』リリース
ロックに目覚めた頃にはすでに日本のロック史に燦然と輝く名盤だった『黒船』。果たしてそれはどのように生まれ、制作されたのか。サディスティック・ミカ・バンドのベーシストだった小原礼に話をうかがい、その名盤の真実に迫った。



俺たちのアイドル〜岡安由美子
才色兼備という言葉がこれほど似合う人はいない。抜群のプロポーションとエキゾチックな顔立ち、芝居も音楽も司会もカーレースもこなすマルチな才能で俺たちをときめかせてくれた岡安由美子のことだ。



ガツンとひと言。兄貴の説教〜森 雪之丞
70年代からヒット曲のクレジットでその名を目にしていた作詞家が森雪之丞。記憶に残る名前、インパクト十分の歌詞に、一体どういう人物なのだろうかと思っていた昭和40年男は多いはず。


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