【電子版のみ商品】昭和40年男総集編『昭和時間旅行 ~こころのベストテン1978-1981~』(2025/10/11発売)
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元号でいえば昭和55年。西暦が1980年代に突入した瞬間、“社会の色”が大きく変わったと感じました。昭和40年男世代が生きてきたなかで知る10年の節目でこれほどまで鮮やかな変化を感じさせた時はなかったでしょう。さまざまな技術を高みへと導きながらがむしゃらに走り続けてきたミラクルジャパンは、次々と魅惑のハードを生み出し、若者たちを中心に、そのライフスタイルの変化を促していきました。79年にソニーから発売された「ウォークマン」は、80年に入りさらに需要が高まり、81年にはより小型化された2代目が登場! 昭和40年男世代の心をがっちりとつかみ、それまでは屋内で聴くことが中心だった音楽ライフをかつてないほどに充実させてくれました。価値観の多様性が一気に花開き、市場が拡大していくなかで、こうして大人たちが送り込むキラキラとした“ナウ”に、昭和40年男世代は日々興奮しながら成長していったのです。そして高校野球界では、夏の甲子園に1年生投手として登場し大活躍した早実の荒木大輔が“大ちゃんフィーバー”を巻き起こし、永遠のアイドル・松田聖子が歌手デビューし、破竹の勢いで快進撃を見せた80年。ポップなキャラで「パックマン」が登場し、ゲームの世界にも新たなブームを生んだ年でした。一方で、12月には元ビートルズのジョン・レノンが凶弾に倒れ、帰らぬ人となるショッキングな出来事もありました。この80年をはさむ前後には、テレビドラマや映画に音楽にマンガ、新しい雑誌の創刊や話題の書籍の刊行等々…多感な時期の昭和40年男世代の後の進路や人生観などにもに大きな影響を与える出来事やブームが本当に数多くあったように思います。1970年から89年までの20年間を全5冊でお届けする「昭和時間旅行」シリーズ第3弾では、そんな大きな変革を遂げた1980年を含む1978~81年の4年間の出来事を切り取ってお届けします!

1978年 テレビドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』放送開始
中村雅俊演じる、アメリカ帰りの型破りの教師「ソーリ」と、やんちゃな生徒たちが織り成す青春群像劇は、昭和40年男世代に高校生活への大きな憧れを抱かせた。

1979年 「ガンダーラ」「銀河鉄道999」他、ゴダイゴがヒット連発
ドラマ『西遊記』のOP「モンキー・マジック」、ED「ガンダーラ」が大ヒットし、その後も「ビューティフル・ネーム」などで快進撃を見せたゴダイゴを振り返る。

1980年 ジョン・レノン、凶弾に倒れる
リアルタイムでビートルズを知らない昭和40年男世代でも、その音楽に影響を受けた人は数知れず…。ジョン・レノンの衝撃的な死に、世界中が悲しみに包まれた。

1981年 田中康夫『なんとなく、クリスタル』刊行
前年に雑誌『文藝』に発表された小説が単行本化され大きな話題となった。本のタイトルから“クリスタル族”という言葉が生まれるほどの社会現象を生むことに。