■特集
俺たち腹ペコ世代
誌面紹介
特集/俺たち腹ペコ世代 <序章>
『孤独のグルメ』作家・久住昌之が語る
昭和のグルメと食事事情
「それにしても、腹が減った…。」というセリフでお馴染み、松重 豊演じる井之頭五郎の繊細かつ武骨な食べっぷりに思わず食欲をそそられる『孤独のグルメ』。深夜の飯テロ番組、グルメドキュメンタリーの元祖とも言われる人気ドラマの原作者である久住昌之に、昭和の食について訊いた。
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 1>俺たちが歩んだ食文化
弁当の枠を越えた、もはや料理のひとつのジャンル
シウマイ弁当ウマウマウマー
誕生から90年間、変わらぬ美味しさを誇る「崎陽軒のシウマイ」が主役の「シウマイ弁当」は、横浜を中心に熱烈なファンをもつ。50年以上食べてきたハマっ子ギタリストの小野瀬雅生が語る!
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 1>俺たちが歩んだ食文化
俺たちの街にやってきた
美味しいアメリカ
1970年代半ば以降、ファミリーレストランやフードチェーンが全国展開され、外食のスタイルが変わっていった。そんな中でも特に、アメリカの“色”を感じさせてくれたチェーンには、ある種の強い憧れを抱いたのだった。
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 2>俺たちが囲んだ食卓
好きだった! 嫌いだった⁉
あぁ懐かしの給食アンソロジー
“個食”が定着してしまったかもしれない現代人。我々もそれを受け入れてしまっている。しかし、昭和40年男にもみんなでワイワイ同じメシをつついていた時代があった。給食こそその原風景だ。
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 2>俺たちが囲んだ食卓
おうちでゆったり
お茶の時間
駄菓子よりも上品で、洋菓子店の焼き菓子よりもずっと手軽。近所のスーパーにも並んでいた様々な“国産洋菓子”は、おやつの時間をいつもと違う特別な雰囲気にしてくれた。大人になって贅沢ができるようになっても、あの味はずっと忘れられない。
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 2>作品の中の食
俺たちを熱くし、腹ペコにした
昭和40年男的 食マンガHISTORY
昭和40年男は『週刊少年ジャンプ』の『包丁人味平』を連載開始時から読んでいた世代だけに、この種のマンガのファンは少なくないはず。今や一大ジャンルとなった“食マンガ”の創成期から現在まで、その魅力を時代の流れに沿って解説。さらに、6つのカテゴリーに関しても説明しよう。
特集/俺たち腹ペコ世代 <PART 3>作品の中の食
あっ、コレ食べたい!
料理番組でエア試食!
まだ家にはテレビが一台しかなかった時代。好むと好まざるとにかかわらず、昭和40年男は幼い頃から料理番組を観てきた。ブラウン管の向こう側に垣間見えた、まだ食べたことのないた料理に憧れた人も多いことだろう。
夢、あふれていた俺たちの時代 昭和53年
映画、テレビ、ゲーム…SFブームが巻き起こる
『スター・ウォーズ』も上陸、日本が宇宙SFに沸いた年。
映画館の大スクリーンで宇宙SFの迫力に興奮した記憶が今も残る。歌謡曲ではピンク・レディーの「UFO」が大ヒット、ゲーム機「スペースインベーダー」も発売されるなど、この年、“SF”が一躍ポピュラーなカルチャーとなった。
連載/荒海に生きるタメ年男。
中野俊成
普段、何気なく観ているテレビ番組に同世代の昭和40年男が関わっていると知ったら。少なからず親近感がわくのではないだろうか。『ポツンと一軒家』など、多くの人気番組を手掛ける放送作家・中野俊成の創作の原点に迫る。
ガツンとひと言。兄貴の説教
宮台真司
エッジが立った論を展開し、第一線の社会学者として世を見続けている兄貴。彼の鋭い社会批判的な視点はどのように生まれたのか。そして、変わらずにずっと持ち続けている想いとは? 彼の言葉に耳を傾けると、これからの人生を生き抜くための術が見えてくる!