昭和50年男 2023年5月号 Vol.022「オレたちの"逸品"」(2023/4/11発売)

¥880
税込み

昭和50年男が青春を過ごした1980~90年代は、企業がしのぎを削って毎日のように新製品を生み出し、テレビや雑誌はそのコマーシャルであふれていた。無論、玉石混淆ではあったが、ウブなオレたちはそれらの多くが放つ眩い光を浴びた途端にたちまち所有欲でがんじがらめになり、寝ても覚めてもソイツのことで頭がいっぱいになった。嗚呼、なんと魅力的なモノに満ちた幸せな時代だったことだろう…。
今号は、あの頃にオレたちが持っていた・集めた・欲しかった数々のモノ=“逸品”と、それらに捧げた愛情に着目する。“逸品”の定義やそのモノの価値は人それぞれ。そして、モノとそれを所有する者との間には、素敵なストーリーが絶対にあるのだ。ゲーム・ホビー・マンガ・音楽・ライフの5つのカテゴリーで展開される、コレクターや愛好家、関係者の方々のモノ語りをご堪能あれ。


誌面紹介


趣味のこだわりも名人級
高橋利幸の嗜み道

当時のファミコン少年必携グッズといえば、なんといっても“高橋名人グッズ”。オレたちの少年時代を“真っ黄色”に染めた、数々のレアアイテムを今回特別に名人ご本人からご紹介いただきましょう!



爆走野郎の心意気、キャビンに光り輝く
デコトラで突っ走るプラモ街道

満艦飾の電灯を光らせながら、夜の街道を爆走する男一匹・渡り鳥。それが昭和50年男たちの憧れの的「デコトラ」だ。本物のトラックには手が届かなくてもプラモなら作れる! オレたちの夢を叶えてくれた青島文化教材社に直撃した。



もしも、超人が実在したら…?
『キン肉マン』に魅せられた男

もしも、超人が実在したら…?そんな興味と好奇心から生まれたCCPのMuscular Collectionシリーズ。キン肉マンやフィギュアへの異常なほどの愛とこだわりを注入し続けた、リアルで精巧なフィギュアは、もはや芸術品! キン肉マンに魅せられた男、CCP代表の延藤なおき氏に、あふれる愛とこだわりを聞く。



パッパラー河合のあの時のあのギターStory

爆風スランプのギタリストにして、ポケットビスケッツのプロデュースでも知られるパッパラー河合。ステージを所狭しと駆けめぐり、笑顔で汗だくになりながら、楽しそうにギターを弾く男。数々の伝説を残してきたギタリストはどんなギター遍歴を歩んできたのか?コレクションと共にその歴史をひもとく。



デッカチャンがハマった
ちっちゃいけれど深い8cmCD沼

J-POP全盛期である80年代末~90年代、オレたちの青春のBGMを鳴らした、短冊型ジャケットの8cmシングルCD。そんな短冊CDを今もコレクションし続け、実に3000枚を所有するデッカチャンに“オレの逸品”を聞いてみた。



履いて、洗って、手に取り眺める
ミト流スニーカーライフ

そのコレクション250足以上、仕事場と別に保管用倉庫も借りるなど、スニーカー収集の虜になってしまったクラムボンのミト。アーティストでありクリエイターである彼ならでは、そのつき合い方もユニークで格別だった。



コイツと一緒に風になる…
彼の愛しすぎるオートバイ

免許を取得して以降、常にオートバイがあった。生活のなかで感じてしまう物足りなさをコイツが補ってくれることで、生きることに彩りが増す。そんな彼らにとって、なくてはならない存在が、今は…。



ガールイズマイン
山田邦子

バスガイドネタとモノマネを武器に、芸能界デビューしてから42年。1980年代後半から90 年代前半にはテレビのレギュラー番組を週に十数本抱えていたこともある。還暦を過ぎてもますます元気な〝邦ちゃん〞は、昨年の『M‐1グランプリ』でも審査員として異彩を放っていた。気になるその原動力とは?



伝説のバラエティ番組を生んだ、ダメダメ(?)社員
あのTプロデューサーに聞く 電波少年に至るまで

アポなしロケ、ヒッチハイクの旅、懸賞生活といった“どうかしてる”数々の企画で幾多の伝説を生んだ『電波少年』シリーズ。総合演出を務めた“Tプロデューサー”こと、土屋敏男に“電波少年に至るまで”を聞く。



塩谷瞬が歩んだヒーローの20年間
ハリケンジャーという奇跡

今年20周年を迎えた『忍風戦隊ハリケンジャー』が、10年ぶりの完全新作として発表される。ハリケンレッドで役者人生を始めた塩谷瞬がオリジナルスタッフの集結を〝奇跡〞と称するその真意は…。